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【メトロポリタン・オペラ】5月のプレゼント!東京二期会オペラ劇場「サロメ」にご招待!

2019/06/25

【メトロポリタン・オペラ】5月のプレゼント!東京二期会オペラ劇場「サロメ」にご招待!

2019年6月5日(水)、6月9日(日) 東京文化会館 大ホール(東京都台東区)

20世紀最初に現れた、オペラ史上最大級の衝撃作「サロメ」は、オスカー・ワイルドの戯曲をもとに、預言者ヨカナーンに拒まれ、彼の首を求めるという倒錯的な欲望へと向かっていく少女を描いた濃密な人間ドラマを、リヒャルト・シュトラウスの極彩色の音楽によって語る至高のオペラです。この公演に特派員としてご招待いたしました!
今回の作品は、ハンブルク州立歌劇場との共同制作で、演出はドイツ演劇界の重鎮であるヴィリー・デッカー。ステージを大階段が埋め尽くし、その空間を出演者が走り回ります。また、読売日本交響楽団の常任指揮者に就任したばかりのドイツ人指揮者、セバスティアン・ヴァイグレが指揮をすることにも注目です。発表されてから100年以上経った今も、衝撃的かつ心揺さぶられる作品を2日に渡り、特派員の皆さんにご堪能いだきました!

公演情報
《ハンブルク州立歌劇場との共同制作公演》
東京二期会オペラ劇場
『サロメ』《新制作》 オペラ全1幕
日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
原作:オスカー・ワイルド
ドイツ語台本:ヘドヴィッヒ・ラッハマン
作曲:リヒャルト・シュトラウス
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:ヴィリー・デッカー
管弦楽:読売日本交響楽団
関連情報
『メトロポリタン・オペラ』 世界最高峰メトロポリタン歌劇場からのオペラ中継。最先端の演出と超一流の歌手による超絶技巧のコラボレーション。幕間には歌い終わったばかりの歌手のインタビューも。

番組オフィシャルサイトはこちら!>>

2019年6月5日(水)参加の特派員より感想が届きました

  • 泉様・伊藤様泉様・伊藤様

泉様の感想

毎月、WOWOWでの『メトロポリタン・オペラ』の放送を楽しみにしている私。昨晩は、幸運にも番組プレゼントで当選した東京二期会公演・リヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』を観劇しました。
日頃METの放送でも楽しんでいるオペラですが、やはり生の観劇は別物。現物で観る舞台セットに組まれた巨大階段は圧巻!さらにその巨大階段を時に駆け下り、時に駆け上がりつつ、歌い、演技する歌手たちの超人的なタフネスさと表現力!凄いものを観たものだと、一晩経って実感しているところです。
そうした舞台セットや超人的な歌手たちの力量を楽しむことと共に、オペラの楽しみ方といえば、台本・楽曲などが表現したかった主題をさぐっていくこともあるかと思いますが...さて、『サロメ』の主題は何か?やはり人間の愛し方、愛され方にあったのか?とはいえ、サロメは深淵で過激でエロチックで暴力的。日頃接するお手軽なテレビドラマやJ-POPのように、観る者、聴く者の共感を得ようとする一種のあざとさは微塵もありません。しかし、観劇後の感想は突き抜けたエロさや暴力的な描写が故の「やらかしちゃった」感がもたらす、得も言われぬ解放感、カタルシス!ともかくも「あー面白かった!」と感じさせるエンターテイメント性も抜群でした。
観劇から一夜が明けた今も、またオペラが観たい!楽しみたい!と思っています。

伊藤様の感想

今回、音楽の師匠でもある高校の同級生から誘われ、リサイタルを控えてお忙しいピアニストの奥様の代役として参加しました。会場はほぼ満席。シニアが多い中、若い女性や外国人の観客の姿も多く見られました。
オペラを生で鑑賞するのは、子供の頃『アイーダ』を観て以来でしたが、舞台袖付近に字幕も出るので、初心者にもわかりやすく、一気に『サロメ』の世界に引きこまれました。全体が階段状の舞台を軽やかに妖艶に舞い歌うサロメの魅力は言うまでもなく、喜怒哀楽を巧みに音で表現するリヒャルト・シュトラウスの偉大さにも圧倒され、休憩なしの全一幕が短く感じられました。
今回、大迫力の舞台を生で鑑賞する機会をいただき、オペラの魅力にはまってしまいそうです。また是非観に行きたいと思います。ありがとうございました。


  • 中島様・近藤様中島様・近藤様

中島様・近藤様の感想

毎回楽しみに観ているWOWOWの『メトロポリタン・オペラ』ライブビューイングの放送後、オペラ公演のプレゼントの募集があり早速応募。すると「当選しました」との連絡があり、大喜び。公演日まで待ち遠しい日々が続きました。
『サロメ』と聞いて、まずはオスカー・ワイルドの戯曲が浮かびます。このオペラはこれを下敷きに作られていますが、通常の悲劇のオペラではなく、不条理というか、狂気というか...。このオペラを自分の中でどう消化できるだろうかと考えてしまいました。注目はサロメ役の森谷真理さん、そして新しい常任指揮者を迎えた読売日本交響楽団の演奏がどうなるのかなど、期待は膨らむばかりです。
幕が開くとステージには巨大な階段と、白と少しオレンジ色の照明でシンプルなものです。ただ、この巨大な階段が斜めになっており、不安定な感じを想像させます。演奏が始まると、力強くてクリアーな演奏で、複雑な心理劇も飽きることなく物語を引っ張っていきます。
中盤からは森谷さんの力量で、サロメの狂気が舞台を埋めてゆきます。そこに演奏が加わり、舞台に厚みを感じさせてくれました。この時、思い出されたのは浄瑠璃の太夫と三味線の関係です。浄瑠璃は太夫と三味線のどちらかが合わせる訳ではなく、解かず離れずの関係で物語を語っていきます。このような関係がサロメの感情の揺らぎに現れ、私は舞台に引き込まれてゆきました。この感覚がオペラで観られたのは私にとって大収穫でした。
あっという間の時間で、開演前に頭で考えていたことは何処へやら。舞台を観る時は、その空間で行われることに身を任せ、心を開いて感じるものということに気づかせてくれました。
最後にこのような機会を与えていただいたことを感謝いたします。オペラ鑑賞の幅が広がりました。これからオペラを観る機会が増えそうです。

2019年6月9日(日)参加の特派員より感想が届きました

  • 朝賀様ご夫妻朝賀様ご夫妻

主人様の感想

『メトロポリタン・オペラ』5月のプレゼントに当選し、東京二期会の『サロメ』を鑑賞してきました。オペラが好きで、WOWOWのMETライブは欠かさず観ておりましたが、リヒャルト・シュトラウスは気軽に口ずさめるアリアが無く、ちょっと敬遠していた作曲家でした。この時期、東京でギュスターヴ・モロー展が開かれており、モローの「サロメ」が出展されていましたし、『サロメ』にも興味を持ち、プレゼントに応募しました。席からは、舞台もよく見え歌も聴きやすく楽しめました。欲を言えば、左右の字幕を見るためには首を回す必要があり、忙しかったこと位ですが、事前にストーリーを予習したこともあり、十分音楽・舞台を楽しめました。
上演となり、幕が開き、まず舞台装置に圧倒されました。今回のオペラはハンブルク州立歌劇場との共同制作公演であり、舞台装置・演出はドイツのもので、やはり違いを感じました。青白い色調の階段が上部まで組まれているだけの舞台ですが、その後の進行・演出に違和感もなく、素晴らしい舞台でした。音楽は、結構緊張感の続く楽曲でもあり、力を抜いて楽しめる音楽ではないのですが、リヒャルト・シュトラウスの音を感じました。
WOWOWのMETライブは、当然日本人以外の歌手での演奏で、毎回素晴らしい歌唱を楽しんでいますが、久しく日本人の生のオペラを聴いていませんでした。今回の二期会のオペラを鑑賞し、日本のオペラでも『サロメ』を演じ、歌い上げる力があることを認識いたしました。サロメ役の田崎尚美さんの妖艶な歌声、狂気に満ちた歌声が素晴らしかったです。主演級の方々の歌はもちろんですが、緊張感のある歌の中でユダヤ人・ナザレ人のアンサンブルは楽しめました。脇役の方の歌唱もよかったです。
やはり生のオペラはいいですね。舞台の迫力も、歌の細かな表現はテレビでの鑑賞とは全く異なります。素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。今後、日本のクラシック音楽、オペラが広まっていくことを望んでおります。

奥様の感想

この度は、夫が応募した『メトロポリタン・オペラ』のプレゼントにご招待いただき、大変嬉しく思っております。
幕が開き、まず巨大な階段の舞台が現れましたが、圧巻!東京文化会館でのオペラは何回か観たことがありますが、このような迫力の舞台は初めてです。ハンブルク州立歌劇場との共同制作ということで、舞台と演出はドイツですが、歌手の方は全て二期会の方々で、素晴らしい声・演奏を聴かせていただきました。日本の若い方々の実力は素晴らしいと思いました。それに加え、あの階段を上がり降りしながら息も切らさず歌い、階段を踏み外さず、体力も相当だと思いました。そして、次第にサロメの魅力と、おどろおどろした世界に引き込まれてしまいました。
幸運にも同時期、パナソニック汐留美術館で開催されているギュスターヴ・モロー展の「サロメ」も観に行き、リヒャルト・シュトラウスの感性と、モローの絵からのイメージなど思いめぐらすことができ、心豊かになりました。
オペラコンサートは高額で、なかなか生では行く機会が少ないので、思いもよらずこのようなプレゼントをくださいましたWOWOWに感謝いたします。


  • 岩村様ご夫妻岩村様ご夫妻

ご主人様の感想

二期会オペラ劇場『サロメ』に招待していただきました。雨模様の肌寒い日でしたが、千秋楽の日だったせいか、東京文化会館は熱気に包まれていました。ハンブルク州立歌劇場との共同制作で、ヴィリー・デッカーによる新演出、演奏は読売日本交響楽団、2019年シーズンから同楽団の常任指揮者となったばかりのセバスティアン・ヴァイグレの指揮でした。
舞台は角度が異なる2つの傾斜を組み合わせた大階段が全面に広がり、その傾斜の違いは、この物語が互いに交わることのないすれ違いの愛の物語であることを象徴しているかのようで、人物同士の距離感も立体的に感じさせてくれました。ヘロデとサロメ、ヘロディアスとヘロデ、サロメとヨカナーン、そしてサロメとヘロディアス、その愛は決して実ることなく、この大階段の上ですれ違っていくのです。角度をつけた照明も、真っ白な衣装と好対照の深い陰影を生み出して、愛情と狂気に満ち溢れた人物像を浮き立たせていました。
ヘロデ役の片寄純也さんと、ヘロディアス役の清水華澄さんの歌唱は退廃と欲望に満ちた感情のほとばしりを丁寧に歌い、硬質だが確信に満ちたヨカナーン役の萩原 潤さんの深みのある歌唱と、愛情と感情に揺れ動くサロメ役の田崎尚美さんの艶やかな歌唱が対照的で、胸に迫ってきました。名場面の「7つのヴェールの踊り」では、階段の角度の違いをうまく使った妖艶なサロメの舞が繰り広げられ、オーケストラも表情豊かに寄り添って、愛情と死の予感に満ちた緊張感のある場面となりました。
二期会は4月にはマスネの『エロディア―ド』を上演し、「二つのサロメ」として、この2つの世紀末オペラを盛り上げ、興味を増す取り上げ方をしてくれています。ちょうど、都内でギュスターヴ・モローの「出現」を中心とした美術展が開催されていることも相俟って、とてもタイムリーで楽しめる企画となりました。ご招待ありがとうございました。

奥様の感想

6月9日、東京文化会館で東京二期会の『サロメ』を観劇しました。幕が開くと、石の神殿を連想させる舞台上部まで続く長い階段にまず驚きました。登場人物たちは、その長い大きな階段を上ったり下ったりしながら、演技をするのです。演者たちは演じながら足元にも気を付けなければならず、大変だと思いますが、とても面白い舞台構成でした。
次に驚いたのが、登場人物の男性も女性も多くが剃髪だったことです。オペラの王女や王妃といえば、長い豊かな髪というのが定番だと思っていたので、これにも驚きました。
酔ったヘロデ王がサロメに踊りを所望し、「踊ってくれればなんでもやる」と言いながら、踊り終えたサロメが、銀の皿にのせたヨカナーンの首を要求すると、他のものにするよう説得を試みるが、サロメの決意は揺らがないところは、サロメの決意の強さと、約束をしておきながら、いざとなると怖気づいているヘロデ王が対照的でした。
『サロメ』については、あらすじの概要を知っているだけでしたが、今回、幸運にも観劇の機会に恵まれました。ありがとうございました。

特派員の皆様、ありがとうございました!

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