今年も1年間、『Hollywood Express』をご覧いただき、誠にありがとうございました。お陰さまで、番組も来年ついに400回を迎えます。これからも皆さんの映画鑑賞の手助けとなるような情報をどんどん発信していきますので、どうぞご期待ください。また来年からは番組配信も始まりますので、放送でご覧になれなかった方、ちょっと興味があるけど、今まで見ていなかったという方も、どんどんお試しでチェックして頂けます。もちろん無料ですので、ご友人やお知り合いの方にも是非勧めてみてください。
年末ということで、番組でも山寺さん、クリスさんが今年のベスト作品をピックアップしていました。山寺さんは『シュレックフォーエバー』と『怪盗グルーの月泥棒』を、クリス智子さんは『トイ・ストーリー3』を挙げていました。実は自分もアニメで感動しまくった『ヒックとドラゴン』が今年の超お気に入りです。先日も出たばかりのブルーレイで子どもと見ていたのですが、あまりの感動に泣いてしまいそうになり、肝心なところで中座してしまいました。実写作品では文句なしに『キック・アス』ですね。こちらもキック・アスがヒット・ガールに「家に帰ろう」という場面で何度でも涙してしまいます。劇場では大ヒット中なので、年明けから全国に拡大上映となるうれしいニュースも入ってきました。未見の方、是非ともご覧ください。この2本に限らず、今年は例年になく豊作の年だったと思います。挙げたらきりがないのですが、3Dブームは言うに及ばず、スタローンの『エクスペンダブルズ』、『ミレニアム』三部作、期待以上の出来だった『第9地区』、塚本晋也監督入魂の『鉄男 THE BULLET MAN』、原作との違いが楽しめた『告白』、映画館で見れてよかった『マチェーテ』などなど。トホホ映画もそれなりにあったものの、まあ全体的に満足できました。ブルーレイも豊作で、特典で一番素晴らしかったのは『アバター エクステンデッド・エディション』でしょう。公開時は裏側がほとんど見えなかったため、キャメロン監督のこだわりを徹底追跡した映像の数々は、本編以上の衝撃と感動をもたらしてくれました。これを見れば、元旦に放送される『アバター』もまた違って見えることでしょう。WOWOWのオンエアはもう録り過ぎて、どれがベストとか付けるレベルではないのですが、タランティーノ特集で『イングロリアス・バスターズ』の貴重な関連作をまとめて放送してくれてのが何よりうれしかったですね。
それでは来年もみんなが映画を楽しめる、よい年でありますように!(飯塚克味)