東関東大震災から3ヶ月が経過しましたが、まだまだ現状は厳しいです。先週末は岩手県大槌町、宮城県亘理町、福島県南相馬市でミニライブを行ってきました。その前後に渋谷C.C.Lemonホールでものまねキャラバンという支援ライブ、そしてみやぎびっきの会主催の支援ライブもあり、1週間で5つものライブを行うのは自分にとって初めての経験だったのですが、いろんな形で自分にできることをやっていこうと思っています。
それぞれのイベントで感じることはあったのですが、南相馬は原発に近いということもあって、ライブなどはあまり行われていないそうです。放射線量などもチェックして行ったのですが、いろんなことを勉強することが必要だなと思いました。情報が多すぎて混乱してしまいますが、今現状はどうなっているのか、そして何をすべきなのか、非常に難しい問題ですが、一人ひとりが勉強することが大事だと思います。分かっていると思っていたことが、分かっていなかったと気付いたりもしました。被災地でのライブでは、皆さん、「来てくれてありがとう!」と声をかけてくれ、ニコニコしてくれていますが、ギリギリの状況というのも感じました。最後、握手を交わした時にボロボロ泣きだすお父さんがいたりして、みんなそうした感情を必死にこらえているんだなと痛感しました。これは本当に大変な状況です。
東京でのイベントでは、ものまねキャラバンで今まで、一緒に出ることはないだろうと思っていた大御所の方々と共演でき、うれしく感じました。僕自身はものまね芸人ではないのですが、そんな場所に声をかけて頂いたというのは、非常にうれしかったです。緊張してトチったりもしましたが(笑)。びっきの会主催のイベントは、信じられないくらいアーチストの方々が集合し、正に奇跡のステージだったと思います。僕は一曲、小柴大造さんと歌わせて頂いたのですが、MCとしてずっとステージの袖にいました。どの曲も涙があふれそうになって、司会ができないくらいに感極まってしまいました。音楽の力を感じる、心に残るコンサートになったと思っています。あの場の想いはいろんな形で被災地に伝わっていくと信じています。
この一週間は本当にめまぐるしかったですけども、学ぶことが多かったです。でも、これをずっと続けていこうと思っています。一人ひとりができることは小さいけれど、みんなが精いっぱい、長く続けていけば、きっと希望は見えてくるはずです。