毎日、暑い日が続いています。節電とはいいますが、やり過ぎで熱中症にはならないようにしたいものです。我が家では設定28度ならOKとしているので、家でエアコンを使えない娘の友達が毎日のように大挙して押し寄せ、狭い部屋なのにすし詰め状態で涼んでから帰るというありさまです。
日本でもいよいよそんな夏本番となってきましたが、映画界も話題作、超大作が続々と公開されています。今週金曜日からは、ついに「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2」がお披露目となります。皆さん、ご存じのように今回を持ってシリーズ打ち止めとなる本作。前作はややだるい展開で、不評もささやかれましたが、今回は「ロード・オブ・ザ・リング」など先に完結した歴代ファンタジー映画に勝るとも劣らない素晴らしい出来で、胸が熱くなってしまいました。もちろんハリーやハーマイオニー、ロンといった主要メンバーの活躍も感動モノなのですが、自分が一番グッときたのが、アラン・リックマン演じるスネイプ先生でした。「謎のプリンス」ではダンブルドア前校長を殺し、ホグワーツ魔法学校の校長の座に就いた悪役キャラの背景にこんな事実があったとは!原作は未読なので、どこが違うかは分かりませんが、ちょっと原作にも挑戦したくなりました。
あと良かったのが3D効果。ジェットコースターのようなシーンや、クライマックスの大バトルなど、見せ場が満載。自分が見た劇場ではネストリ3Dという新しい方式が採用されていましたが、メガネも軽い上に、立体効果の大きいアクティブシャッター方式なので、臨場感も格別でした。もちろん最高なのはIMAXでしょうから、そちらでも見直そうかと思っています。長期にわたるシリーズなので、もう付いてこれないとあきらめモードの方もいらっしゃるでしょうが、ここはブルーレイやDVDでおさらいをして、映画館で有終の美を味わってもらいたいところです。どうしても時間が取れないなら映画サイトのあらすじをチェックするだけでも構いませんから。これは映画館で見ておかないと、本当にもったいないと思います。是非!(飯塚克味)