#23 「ブラス警部の運命」 (CSI:6 科学捜査班)

2007/09/23

ホテル内のカジノで発砲事件が発生。犯人は逃走し、SWATが要請される。現場に駆けつけたブラスは、人質を取って客室に立てこもる犯人との交渉役を買って出る。
その15時間前には、ジャニス・カトラーという女性が自宅で射殺される事件が起きていた。9mm弾を口の中に一発。死ぬ直前にセックスをしていたことが分かるが、精液が残っておらず相手は分からない。夫ウィリーの所在は不明だった。
やがて寝室に残された痕跡から、庭師のアルバイトをする学生ティミーがジャニスと関係を持っていたことが発覚。事情を聴かれたティミーは、浮気現場をウィリーに見つかり叩き出されたと打ち明ける。

一方、ウィリーの持ち物から娼婦のチラシが見つかり、彼の相手をしたサリーという娼婦が署に呼ばれる。ウィリーは高額のキャッシュを持っており、気前が良かったと語るサリー。彼女はウィリーからハワイ旅行に誘われていたらしく、名刺が付いた旅行会社のパンフレットを取り出す。名刺に記されていたのは「カウボーイ・ダン」という旅行会社。ウィリーはその会社の社員だった。
キャサリンはバルタンとともに「カウボーイ・ダン」に向かう。すると社長のダンと昇進したばかりの社員ロジャーが、ジャニスと同じく9mm弾で射殺されているのが見つかる。さらに、流れ弾で負傷し、机の下に隠れていたウィリーも発見される。事件の恐怖を語る彼は、妻ジャニスが殺されたことを知らされ、さらにショックを受ける。ウィリーは、たった1日で妻と上司、同僚をすべて失ったことになるのだ。犯人の目的はウィリーなのか?
ブラスは改めてウィリーから詳しく事情を聴く。彼によると、ジャニスが殺された日は家に帰っていないという。それもそのはず、昇進を確信していたウィリーは、前祝いとして娼婦を買い、カジノに大金をつぎ込んでいたのだ。しかし昇進したのは同僚のロジャー。過去に車の窃盗歴があるウィリーは、それを理由にダンが自分を昇進させなかったものと考えていた。ブラスはそれが上司と同僚を殺す動機になると考えるが、ウィリー本人は犯行を否定。事実、彼の犯行を裏付けるだけの証拠もないため、尾行をつけた上でウィリーは釈放される。
その後、旅行会社とジャニスの自宅の電話機は、両方とも1番のボタンだけに血が付いていたことがヒントとなり、何者かが「111-1111」にダイアルしてタクシーを呼んでいた可能性が強まる。さっそくタクシー会社に問い合わせると、車に乗せたのはサミーと名乗る男だったことが分かる。
サミーはウィリーの兄だった。過去にサミーとウィリーは共犯で車の窃盗事件を起こしており、初犯だったウィリーは実刑を免れたがサミーは服役。半年前に刑務所を出所したばかりだった。自分だけが実刑となったことを恨んだサミーが、弟への仕返しのために及んだ犯行とも考えられる。
そんな中、ウィリーの銃創は本人がボールペンで付けた偽装だと分かる。さらにウィリーのシャツには、何者かの血痕が付着していたことが判明。ウィリーとサミーの共犯説が浮上し、CSIはサミー捜しに全力注ぐ。そして、タクシー会社の記録から、旅行会社からカジノまで配車を手配しながら、結局姿を現さなかった人物がいたことが明らかになる。これがサミーなら、彼はカジノに向かった可能性が高い。
ウォリックはカジノの防犯カメラの映像を監視し、サミーを捜索する。しかし、ウォリックが目にしたのは、妻ティーナの姿だった。浮気を疑ったウォリックはさっそく彼女に電話をかけ、一方的に彼女を責めてしまう。
間もなく、ウィリーのシャツに付着していた血痕はジャニスのものと分かり、ウィリーが犯行に関わった可能性が濃厚になる。ウィリーは尾行を巻いて逃亡中だったが、カジノに現れ...そして発砲。人質を取って部屋に立てこもったのだ。
そして場面は再び現在へ。ブラスはウィリーとの交渉のため、丸腰で部屋に入る。すべての罪をサミーに被せる一方で、兄を思う弟を演じるウィリー。その矢先、サミーが出所後に死亡していた事実をサラが突き止める。ウィリーはその事実を知りながら、警察を騙そうとしていたのだ。無線連絡でそれを知ったブラスはSWATに突入の合図を送るが、先にウィリーが発砲。結局ウィリーは射殺されるが、ブラスも銃弾に倒れてしまう...。

【鑑賞MEMO:豆知識】
わたしは弟の番人でしょうか?
これは旧約聖書の創世記「カインとアベル物語」に出てくるセリフ。弟アベルを殺した兄カインは、「弟はどこにいるのか」と神に問われ、「知りません。わたしは弟の番人でしょうか?」と答えたとされています。
グリッソムは「『兄の番人』だから。聖書にある」と、逆説的に引用していたのですね。

【鑑賞MEMO:決めゼリフ】
「だが、たとえ事故でも人を殺したら取り返しはつかない。周りの人の目もかわる。そして...自分の心も変わってしまう」 by ブラス
今シーズン#7、#8「銃弾のカオス」で、誤って警官ベルを撃ってしまったブラス。エンディングでベルの夫人トレイシーと抱き合うシーンは、切なく感動的でしたが...。あれ以来、ブラスは重い十字架を背負っているのか。まるで自分自身のことを言っているかのようなセリフでした。

【鑑賞MEMO:キャラクター】
ブラスはどうなる!? グリッソムの過去も...
銃弾に倒れたブラス。一体今後どうなるのか!? なかなか衝撃的なエンディングでした。
そして聞き捨てならなかったのが、グリッソムにはかつてプロポーズまでしたニコールという恋人がいたという話。クラスメイトで昆虫好きだったという彼女。いったいどんな女性だったのか、もう少し詳しく知りたい気もしました。
さらにウォリック、ティーナの浮気を疑って一方的に責めてしまっていましたが、夫婦仲は大丈夫!?

 【ミニコラム】使われた曲をご紹介
ウィリーがカジノで発砲する際にフロアーに流れていた曲は、トニー・ベネットの「With Plenty Of Money And You」。トニー・ベネットと言えば、言わずと知れたアメリカ音楽界の最高峰。80歳を過ぎる今も現役で活躍しています。
アメリカの人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」のシーズン6にもゲストとして登場していましたね。いまだ衰えぬ声量とその魅力的な歌声。さすが大御所!

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