#21 「サイバーキラー」(原題:Kitty)(CSI:14 科学捜査班)

2015/03/09

1418096041.jpgタンジールス・ホテルのオーナーでカジノ王として有名な富豪リー・バーマンの妻オードリーが自宅で射殺される。マスコミがこの話題で騒然となる一方、近隣を車で走行中だった夫のバーマンは、車内に銃があったことと、手の発射残渣が陽性だったことを理由に、妻殺害容疑で逮捕される。
CSIはさっそくバーマン邸の鑑識を始める。家はスマートハウス仕様になっていたが、犯人はセキュリティシステムを解除して侵入、広い邸宅内を迷わずに行動していたことが判明。また、バーマンは夫婦の寝室を使っていなかったことも分かってくる。

ブラスによる取り調べを受けることとなったバーマンは、妻殺害の凶器と同じ経口の銃を所持していたこと、浮気の形跡が見られることなどについて追及を受ける。しかし、彼は犯行を否定。そこに、FBIでサイバー犯罪を担当する特別捜査官エイヴリー・ライアンが乗り込んでくる。彼女は、バーマンがインターネットを通して親しくしていた女性を追っていたのだ。その女性とは、富豪相手のセックスサイトの娼婦キティ。そしてライアンは、キティの正体をラボのメンバーの目の前で暴いて見せる。実は、彼女は実在する人間ではなくチャットボット。"ノード"と呼ばれる黒幕が作り出したバーチャルな存在だったのだ。

ライアンは捜査を迅速に進めるためフィンを助っ人に借りると、消失したとされていたバーマンのパソコンのデータを復元。セックスサイトでキティが富豪たちを誘惑し、"ギフト"と称したコンピューターウイルスを送りつけていたこと、送信先の男性が"ギフト"を開くと双方向カメラがオンになり、キティを相手にした男性自身の不名誉な姿が録画される仕組みになっていたことなどを明らかにする。その際にライアンは、バーチャルな存在であるはずのキティが顎を痛がるような仕草をしていることに着目する。

モーガンはバーマンの銃とオードリー殺害の銃の線状痕を比較し、バーマンの銃は凶器ではないと断定する。また、ニックはバーマンの車のGPSの記録を調べ、彼が犯行時刻に現場にいなかったことを確認する。要するに、バーマンは無実なのだろうか? しかしながら、彼が誰かを雇って妻を殺させた可能性はまだ排除できない。

フィンが調べを続けた結果、バーマンは動画をネタにキティから200万ドルの金を要求され、言う通りにしなければ妻子を殺すと脅迫されていたことが分かる。さらには、バーマンはビットコインで支払えというキティの指示を突っぱね、金が欲しければインダストリアル・パークへ来いと逆に自ら指示を出していたことも明らかになる。ライアンは、主導権を握ろうとするバーマンの態度に"ノード"が腹を立て、オードリーを殺害したのだろうと推察する。

ラッセルとライアンはあらためてバーマンに事情を聞くが、バーマンはインダストリアル・パークで金の引き渡しをしたことについて答えようとしない。ラッセルは、そもそも金など払うつもりはなく、キティを殺そうと銃を手にインダストリアル・パークへ行ったのではないかと彼を問い詰める。バーマンはラッセルの見立てが正しいことを認めるが、結局、金を取りに来る者はいなかったと供述。自分がネットで女遊びをしたばかりに妻が殺されたことを恥じ、真実をなかなか言い出せなかったと本音を吐露する。

無実と分かったバーマンは釈放されることとなるが、署内でキティと同じ顔の女性を偶然見つけて騒ぎ出す。また、キティと同じ顔の女性も「私の写真を流出させた人に会わせて!」と声を荒げる。実はこの女性、海兵隊員の夫を持つ主婦のスーザン・マクダウェル。テレビで自分の写真がバーマンの浮気相手として紹介されているのを見て、警察に苦情を言いにきたのだ。マスコミにキティの写真を流したのはライアン。顎を痛がる仕草から、キティにはモデルになった実在の女性がいるとにらんでの作戦だった。
やがて、ライアンがスーザンに話を聞くうち、彼女がアフガニスタンに派兵された夫と「フレンド・アジェンダ」というSNSでやり取りした写真が、犯人によって不正利用されていたことが分かってくる。さらには、「フレンド・アジェンダ」のスーザンのページに頻繁にアクセスしていた"ネビュラワン"という人物が容疑者に浮上する。

その後のグレッグの調べで、犯人は数年前にバーマン邸が売りに出された時のバーチャルツアーの動画をもとに家の作りを隅々まで把握していたことや、犬の散歩を装ってバーマン邸に近づいたことなどが判明。犯人が捨てた犬が手がかりとなり、犯人が借りたレンタカーが特定される。けれども、レンタカーはすでに乗り捨てられており、オードリー殺害の凶器の銃と200万ドル相当のダイヤが付いていたオードリーの結婚指輪の台座部分、携帯電話だけがトランクの中に残されていた。そして、その携帯電話には、オードリー殺害の様子を映した動画が......。それを見たライアンは、オードリー殺害の実行犯は"ノード"が雇ったヒットマンで、"ノード"自身は元々ベガスにいなかったのだと気付く。

ライアンは、"ネビュラワン"が以前に使用していたプロフィール写真を手がかりに彼がセントルイス在住であることを突き止め、SWATに突入させる。しかし、踏み込んだ部屋に"ネビュラワン"はおらず。隊員たちは仕掛けられていた爆弾の餌食になりそうになるが、罠に気付いたライアンの指示のおかげで何とか爆発をかわす。

こうなったら、"ネビュラワン"を誘き出すしかない。それにはスーザンの協力が必要不可欠だと考えたライアンは、彼女に記者会見を開かせて"ネビュラワン"を挑発。案の定、誘いに乗った"ネビュラワン"はスーザンの家に現れる。そこに待ち受けていたのはライアン。彼女は"ネビュラワン"すなわち"ノード"を誘導して自供を引き出してから、待機していたラッセルらに突入の合図を出す。その結果、無事"ノード"は逮捕される。

スーザンは"ノード"のせいでひどい目に遭ったが、ライアンの計らいで国内に呼び寄せられた夫と感激の再会を果たす。そして、ライアン自身は次の任務の地へ。ラッセルに見送られながら、専用ジェット機でベガスをあとにするのだった。
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【豆知識】
『スマートハウス』
1980年代にアメリカで提唱された住宅の概念。家電や設備機器をIT技術でつなぎ制御することで、住む者にさまざまなサービスを提供しようとするもの。
最近では、IT技術を利用して家庭内のエネルギー消費を最適に制御する住宅のことをスマートハウスと呼ぶこともある。

『チャットボット』
テキストや音声を使って人間相手に知的な会話ができるようシミュレートしたプログラムのこと。

【決めゼリフ】
「完全犯罪じゃない、サイバー犯罪よ」by ライアン
多くの口座から3セントずつ引き出すことで、多額の金を強奪している犯人がいると話すライアン。それを聞いたラッセルは、この犯人の手口を「完全犯罪」と表現したが、ライアンはそれを「サイバー犯罪」と訂正。この一言が今回のエピソードを締めくくった。

【ゲスト出演者】
エイヴリー・ライアン役は、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」のアリソン役でおなじみのパトリシア・アークエット。
バーマン役は、「ショーシャンクの空に」への出演や、「アリー my Love」のビリー・トーマス役などで知られるギル・ベローズ。
キティ役は、「アーミー・ワイフ」のマギー・ホール役や、「プリティ・リトル・ライアーズ」のメリッサ・ヘイスティングス役で知られるトーレイ・デヴィート。
ネビュラワン役は、「Glee」へのゲスト出演などで知られるシャイアン・ジャクソン。

【鑑賞MEMO】
新スピンオフ「CSI:サイバー(原題)」のパイロット版!
「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」と二つのスピンオフ番組を生み出した「CSI:科学捜査班」。残念ながらマイアミもニューヨークもシリーズ終了となってしまったが、これまでとは切り口を変え、サイバー犯罪の捜査に特化した新たなスピンオフ「CSI:サイバー(原題)」の製作が検討されることに! そして、その「CSI:サイバー(原題)」のパイロット版として作られたのが今回のエピソードだ。
「CSI:サイバー(原題)」の主役は、先日授賞式が行われた第87回アカデミー賞で助演女優賞を受賞、「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」でもおなじみのパトリシア・アークエット。彼女が演じるFBI特別捜査官エイヴリー・ライアンが、サイバー犯罪の容疑者"ノード"を追ってベガスにやって来るという設定だった。
「サイバー警察が扱うのは、頭の中で生まれ、ネットに潜み、現実に害をなす犯罪。暗い夜道じゃなく、ネットの闇が相手」と説明するライアンは、行動科学者としても優秀で、かなりの切れ者といった印象。しかもとってもクールでどことなくミステリアス! 非常に魅力的なキャラクターとして描かれていた。そんなライアン、現地アメリカで放送済みの「CSI:科学捜査班」シーズン15の第6話にも再登場している。しかも「CSI:サイバー(原題)」のシリーズ化もめでたく決定し、この3/4(水)にCBS局での本放送がスタート! 「CSI:科学捜査班」で再び彼女に会えること、そして「CSI:サイバー(原題)」でさらなる彼女の活躍が見られることが今から楽しみだ。
ちなみに、日本語版ではエイヴリー・ライアンの吹替を林原めぐみさんが担当している。

なお、「CSI:科学捜査班」のキャストたちは、ライアンを演じるパトリシアとの共演を大いに楽しんだ模様。ブラス役のポール・ギルフォイルは、映画「トゥルー・ロマンス」のパトリシアが大好きとのことで、撮影の最終日には自ら本人に大ファンだと伝えたそうだ。サラ役のジョージャ・フォックスもパトリシアのファンとのこと。今回のエピソードにサラの登場シーンはなかったが、メイク室でパトリシアに会うことができたと、その際の感激をインタビューで語っている。

次回はいよいよシーズン・フィナーレ! ブラスの娘エリーの身に何かが起こる!? 詳しくは来週のOAで!


pic_lumi.jpgライター:Lumi 
好きな科学捜査はDNA分析。好きなキャラクターは、ホレイショ・ケイン。CSIを見ながらでもおいしくご飯がいただけます。

コメント(14)

エイヴリー・ライアンの吹替を林原めぐみさんが担当・・・
私的には松本 梨香さんの方がしっくりいったのに・・・
違和感で集中できなかったので字幕版でトライ

来週で警部のラストでしょうか?

もう予告編だけで涙うるうるしちゃいます。

ドラマの話数と日本語タイトルが違っていますね。
正しくは、#21 サイバーキラーだと思います。

私的にはエイヴリー・ライアン(パトリシア・アークエット)の吹替えは、
林原めぐみさんの方が合っているといると思います。
今回は知的でクールそしてミステリアスな役なので、
ミディアムとは対照的なキャラクターを演じることになりますね。
ミディアムも途中から、パトリシアのかわいい系の声とは違うことに違和感を感じて、
字幕版を見るようになったので、今回の林原さんの方がパトリシアに近いと思います。
決して、松本梨香さんが嫌いという訳ではありません。
ミディアムを吹替で見ていた方は、違和感があるでしょうね。

「CSI:サイバー(原題)」の放映もWOWOWで、見られることを期待しています。

私も林原めぐみさんの声に違和感あり過ぎでした。
大人になった綾波レイみたいで、すごく気になりました。

話も今ひとつパッとしない感じで。

本放送に期待ですね。
テーマ曲は、The Who - I Can See For Miles なのでしょうね。
上手い選曲だと思いました。

そして、いよいよブラス警部!(T ^ T)
楽しみに待ちます。


ところで、今回のブログアップが随分遅かったのですが、何かあったのでしょうか。
お大事になさって下さいね。
いつも楽しみにしていますので。(^_−)−☆

パトリシアの吹き替えに違和感ありすぎ!
たしかに、ミディアムを吹き替えで見ていたからかもしれませんが、それにしても姿と声の年齢差がありすぎでは…(T0T)
コナンを思い出すし、はっきり言って良くなかった‼

パトリシアの吹き替えに違和感ありすぎ!
たしかに、ミディアムを吹き替えで見ていたからかもしれませんが、それにしても姿と声の年齢差がありすぎでは…(T0T)
コナンを思い出すし、はっきり言って良くなかった‼

林原さんの声に、違和感を感じる方が多くて驚きです。

姿と声に年齢差がありすぎとのご意見がありますが、
パトリシア・アークエット 1968年4月8日生まれ
林原 めぐみ 1967年3月30日生まれ

中の人は1才違いなんですね。

「CSI:サイバー(原題)」が放送決定となった訳ではないので、
なんとも言えませんが、本放送決定の際にはキャスティングの変更もありだと思います。

『CSI:ニューヨーク』も、『CSI:マイアミ』の第2シーズン第23話「マイアミ-NY合同捜査」では、ゲイリー・シニーズの吹き替えは、小川真司さん(クリマイのロッシ)でした。
本放送の時には、主要キャストの声優さんは変わっていました。

本放送に向けて、意見を言えば反映してもらえるかもしれませんね。

アークエットさんは、現在WOWOWで放送中のボードウォークエンパイアにも出演してますが、こちらは松本梨香さん吹替えなので、余計に違和感を感じました。

字幕版も見ました。


林原めぐみさんの吹替だと全く感情の変化がないキャラになってましたが、パトリシアは結構感情面出して演技してますね。
これはが日本語版の演出意図なのか、林原さんの力量に依るものなのかはわかりません。
クールな役を意識したのだろうと思いますが、クールなのと感情の抑揚がないのとは全く違うので。
綾波レイになっちゃうのかなぁ〜。こういう役のキャラは。
林原さん、あまり吹替経験ないですよね。


ボードウォークエンパイアも吹替&字幕共に見ましたが、パトリシアの吹替はやはり松本梨香さんの方がしっくりきます。
松本梨香さん自身、パトリシアの専属に近いくらいずっと彼女の吹替をやって来ているというのもあるのでしょうね。
呼吸が合っているし、彼女の演技をよく理解している気がします。


申し訳ないですけど、本編放送の暁には松本梨香さんの吹替で是非共お願いしたいです!!
林原さんの声では違和感あり過ぎで、見るの無理です!!

大人になった綾波レイみたいで、すごく気になりました。

声優がどうとか… 絵本と一緒にするなよ…

個人的には声色が合ってたし、迫力があって良かったです◎
行動分析とサイバー犯罪への警鐘など、現代的でクールなライアン捜査官でした◎

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