#22「ママたちの試練」(グレイズ・アナトミー12)

2016/12/01

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ソフィアの単独監護権をめぐり、アリゾナとカリーは法廷で争うことに。メレディスら病院の同僚たちが次々と証言台に立つ中、以前来院した14歳の妊婦ジェニーが転んで腹を切ったとして母親タラとともに再来院。羊水が漏れていたため、アリゾナの代理の婦人科医ルッソが子宮底を閉じる処置を施す。しかし翌日、まだ羊水が漏れていることが分かり、ルッソは緊急帝王切開を行うと主張。それに反対するアレックスと対立し......。

●アリゾナ&カリーの審判初日
ソフィアの単独監護権を争うアリゾナとカリー。調停では合意に至らず、いよいよ法廷で争うこととなり、審判の初日、病院の同僚たちが次々と証言台に立ちます。最初はオーウェン。カリーと退役軍人向けの無料義足プロジェクトに従事したことに触れ、カリーの人柄を褒めます。続いてアンドリュー。アリゾナと同居中の彼は、ソフィアがいる生活が自分にとって癒やしになっていると語ります。そしてペニー。ソフィアと出会ってまだ数カ月とはいうものの、彼女を愛しているし、彼女のこともよく知っていると証言。けれども、ソフィアの学年を言い間違えてしまい、関係の浅さを指摘されてしまいます。そして、この日の最後の証人はベイリー。整形外科と胎児外科ではどちらが予定外の仕事が多いかという問いに対して、慎重に言明を避けるベイリーでしたが、カリーの弁護側はアリゾナのほうが圧倒的に緊急手術が多いことを証拠資料で証明。アリゾナの仕事が育児に影響したであろうことを強調し、この日の審判は終了となります。

その夜。恋より仕事を選んだステファニーは、正しい判断だったとジョーに慰められるものの、カイルへの未練たらたらでお酒を飲みながら愚痴りまくり(笑)。カリーとアリゾナの争いを見て自分たちは争うのはやめようと決めたエイプリルとジャクソンは、今後の育児プランについて穏やかに話し合います。一方で審判の当事者であるカリーは、「何をやってもダメな気がする」と母親として至らない自分を責め、その思いをメレディスに吐露。「マークもそう言ってた。カリーとアリゾナが完璧に育児をしていたのが悔しかったみたい」とメレディスが返すと、「この状況をマークが知ったらきっと嫌がる」と言い、後悔をにじませるのでした。

●アリゾナ&カリーの審判二日目
審判二日目。メレディスはカリー側の証人としてシングルマザー同士支え合ってきたことを証言。アリゾナの弁護側はそれを逆手に取り、シアトルを離れると今より子育てが難しくなるはずだと指摘します。続いて証言台に立ったのは、アリゾナ側の証人のリチャード。反対尋問でアリゾナとのバー通いを指摘され、アリゾナは相当回数育児を放棄していた可能性があるとされてしまいます。そして、カリー側の冷酷な攻め方にアリゾナが憤慨する中、いよいよカリー本人が証言台へ。「死んでもおかしくないような交通事故を乗り越えられたのは、お腹にソフィアがいたから。今私が生きているのは"母親"だから」と涙ながらに訴えます。対するアリゾナは、歪められた真実を自ら証言台で正そうと決意。ソフィアはカリーとマークの子どもだとカリー側の弁護士に指摘されると、「自分は進んで母親になる道を選んだ。それは人生最良の選択だった」と力強く反論。その際、アリゾナの携帯電話には何度も着信が。それは、病院からの緊急連絡で......。

●妊婦ジェニーに緊急事態発生! アリゾナは審判より彼女の治療を優先!
アリゾナ&カリーの審判の初日には、以前来院した14歳の妊婦ジェニーが皿洗いの最中に転んで腹を切ったとして母親のタラとともに再来院。アリゾナは、代理の産婦人科医ルッソにあとを任せて法廷へ。ジェニーは羊水が漏れていたため、ルッソはパッチで子宮底を閉じる処置をします。
翌日のアリゾナ&カリーの審判の二日目。ジェニーの子宮からまだ羊水が漏れていると分かり、ルッソは緊急帝王切開を決定。まだ24週の胎児が子宮外で生きるのは難しいとアレックスは反対しますが、ルッソはほかに方法はないと言い張ります。エイプリルは、胎児の命を救いたい一心でアリゾナに緊急連絡をしますが、法廷ではカリーに続いてちょうどアリゾナが証言している真っ最中。でも、緊急事態だと悟ったアリゾナは鳴り続ける携帯電話に出ると、「血がつながっていなくてもソフィアへの愛情は本物。たとえこの法廷でどのような判決が出ようとも、ソフィアは二人のすばらしい母親のもとで生き続けられる。でも、病院の胎児は自分が今行かないと死んでしまう」と言い残して法廷を中座して病院へ急行! 間一髪のところでルッソによる帝王切開を阻止し、赤ちゃんを子宮内へ戻す処置を行うのでした。

●そして、衝撃の法廷の結末は......!?
判決の日。我が子のための審判より仕事を選んだアリゾナに対し、カリーは「どんな判決が出ようとあなたはいい母親だった」と勝利宣言とも取れる発言をします。そして、いよいよ裁判官がアリゾナとカリーに判決を言い渡しているその時、病院には髄膜炎の疑いで搬送されたカイルが。驚いて駆けつけたステファニーは、「俺の医者じゃない。追い出せ」とカイルに拒絶されてしまいます。
その後。ソフィアを預かっていたメレディスの家にお迎えにやって来たのは......なんとアリゾナでした。つまり、ソフィアの単独監護権を勝ち取ったのはカリーではなくアリゾナだったということ。意外とも言える結末でしたね。慰めるペニーの手すら払いのけ、ただ泣き崩れるカリーの姿が痛々しく......。

今回のエピソードの監督は、オーウェン役のケヴィン・マクキッドでした。また、今回のエピソードが現地アメリカで放送されたのは今年5月。その数週間前に急死した世界的ミュージシャンのプリンスへのオマージュとして、彼の曲"Nothing Compares 2 U"がエピソードの中盤で使用されました。プリンスの大ファンである「グレイズ・アナトミー」の製作総指揮者、ションダ・ライムズの思いが込められていたものと思われます。
なお、今回の法廷シーンは、ションダ・ライムズが手がける法廷ドラマ「殺人を無罪にする方法」のセットで撮影されたそうです。

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【今回の原題】
「Mama Tried」は、Merle Haggardの曲"Mama Tried"からの引用。
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【ゲストスター】
裁判官役は、「犯罪捜査官ネイビーファイル」へのゲスト出演などで知られるアン=マリー・ジョンソン。
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【メレディスの一言】
ソロモン王の物語の結末
本当の母親は、子どもを引き裂くより手放すことを選ぶ
でも、二人とも本当の母親なら、勝つ者はいない
それはまったく別の物語
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【今回使われた楽曲】
♪"Nothing Compares 2 U" Prince
♪"Rise Up" Andra Day





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ライター:HB
シアトルでハチドリの餌付けをするのを夢見る大人女子。

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