青山真治の映画(2015/1/21配信)

2015/01/22

青山真治の映画_re.jpg

今回のテーマは『青山真治の映画』
大谷ノブ彦さん、松崎まことさん、浅賀優美さんでお送りしました!

WOWOWでは1/24から「連続ドラマW 贖罪の奏鳴曲」がスタート!
今回はこのドラマのメガホンを取った青山真治監督の作品を振り返りました!

まずは「連続ドラマW 贖罪の奏鳴曲」第一話の皆さんの感想から。
世間一般では難しい監督に思われがちだけど、続きが気になるしすごく面白い!とはまことさん。
大谷さんも、過去に見てきた連続ドラマWの中でも一番面白いと大絶賛!

主演の三上博史さんは二枚目系な役どころが多いけれど、今回はヒールで現実主義な敏腕弁護士という役どころ。一見法廷モノかと思いきや、このあとどうなっちゃうんだ?!と思わせるような展開も待っています。大谷さんも想像していた作品とは違ったとか。
さらに、青山監督らしい画面構成も素晴らしく、超映画的。台詞が一言も無くても、画で全てを見せられるところは流石青山監督。その一方でモノローグが入るところやその使い方はある種文芸的で、小説も書いてる青山監督ならではの手法。

この流れで青山監督の作風についてのお話に。
映画作家は同じテーマを描く人が多いけれど、青山監督もその傾向にある人の一人。青山監督作品の一番大きな特徴は、どの作品も一貫して親子や夫婦など、家族を描いているということ。
青山監督は家族に対する想いや父親との関係について様々ないびつな想いを抱いている人で、それが作品に反映されているのだそう。しかし、結婚をきっかけに 家族に対する視線や他人同士がどうつながっていくのかということへのタッチが優しくなっていくのだとか。さらに、絶対的に女性にはかなわないという視線が あるのも特徴。処女作には作家性が出てるというけれど、青山さんもヘルプレスで母親や家族への想いが強烈に出ています。

そして生まれ故郷である北九州という土地への土着意識も特徴のひとつ。博多の華やかな雰囲気とは違い、北九州のどんよりとした空気感が濃厚に映画にも反映されています。
「Helpless」、「EUREKA ユリイカ」、「サッド ヴァケイション」は北九州サーガ3部作と言われ、全体的に血生ぐささやバイオレンスな面があるのも特徴です。

青山映画のテーマは、土地に対する自分の思いの再構築と家族に対する想いの再構築。
様々な賞を総なめにしたユリイカも、帰属意識を持ちたいけれど何か欠けている人々が集まった疑似家族の再生物語で、そのテーマが顕著に表れています。

また、青山監督の作品には殺人が必ず出て来るのも1つの特徴。
「EUREKA ユリイカ」には、公開時期に"人を殺してみたかった"というような動機の少年犯罪が多かったことから、"なぜ人を殺しちゃいけないのか"というようなこと に対する青山監督の考え方も入ってるのだとか。しかしユリイカの公開後の9月11日にアメリカ同時多発テロが発生。さらに、以降命の重さの扱い方や女性の 存在感に変化が生じます。
ちなみに「サッド ヴァケイション」を撮るキッカケとなったのは、浅野忠信さんと"女優程面白い生き物はない"との意見が一致したからだとか。女優を立てる映画という映画であり、女性の強さが描かれいます。

最後は今後どんな映画を期待する?という話題に。
まことさんからは、青山監督自身はアクション映画を撮りたいらしいとのお話も。
大谷さんは男性しか出てこない映画を観てみたいとか。
これだけ女性を意識した作品を描かれる監督なだけに、男性しか出てこない映画は興味深いですね。
果たして連続ドラマW 贖罪の奏鳴曲は一体どんな風に描かれるのか注目です!

ぜひ青山真治監督特集の4作品、そして今回のぷらすととあわせて、青山監督の描く世界観をお楽しみください!

連続ドラマW 贖罪の奏鳴曲は1月24日(土) スタート!

青山真治監督特集ラインナップはコチラ

そして渋谷のユーロライブでは『現場的映画講座「脚本編」』を開催!
1月25日(日)の『脚本家「西岡琢也」』に青山真治監督が聞き手として出演!
西岡さんと青山さんの対談は、後日W流で配信されますのでお楽しみに♪

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