ディアンジェロを語る!(2015/2/2配信)

2015/02/03

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今回のテーマは『ディアンジェロを語る!』。
西寺郷太さん、宇野維正さん、丸屋九兵衛さん、東美樹さんでお送りしました!

14年ぶりに3枚目となるアルバム「Black Messiah」を発表し話題を集めるディアンジェロ。なんとゲストのお二人と吉岡正晴さんからほぼ同時に「ディアンジェロやろうよ!」とのご提案があり、今回の配信を迎えました!

まずはディアンジェロのバイオグラフィーを伺いました。
1974年生まれでもうすぐ40歳。バージニア州リッチモンド生まれで、マイペースでのんびり屋な性格。
3歳からピアノを弾いていて、17歳のときにアポロシアターのアマチュアナイトに出演。それと同時期に高校からドロップアウトし、EMIとソングライター契約をします。
マネージャーのキダー・マッセンバーグと知り合い、アーティストもやったほうがいいという彼の助言から93年にはアーティスト契約をし、95年の「Brown Sugar」で一躍大ヒットとなりました。

プリンスやマーヴィン・ゲイの影響を受けていて、特にマーヴィンについては、夜な夜なディアンジェロの枕元に亡くなったマーヴィンが現れたというエピソー ドもあるのだとか!オレの後はお前が継げとか、音楽をやれといったことを告げ、EMIと契約後は現れなくなったのだそうです。

2000年には「Voodoo」をリリース。宇野さんは、「Brown Sugar」のリリース当時はR&B界のすごい新人というレベルだったけれど、「Voodoo」はバキバキのロックっぽくなっていたライブも越え て、プリンスしかいない領域に来たと感じられたの出そう。

それから「Black Messiah」のリリースの間にあった時間は実に14年。
05,06年頃に客演はあったものの新譜のリリースはなく、宇野さんはモヤモヤしながら待ちながらも、09年頃からはもうこれは出ないんだと諦めモードに 入っていたのだとか。しかし12年にライブ活動を再開、昨年12月にようやく今回の「Black Messiah」のリリースに至りました。
今回のアルバムは02年頃から制作が行われ、リリースに至るまでにザ・ルーツのクエストラヴが仕切って進んだのだとか。しかし、途中でクエストラヴが一曲 リークしてしまったことでディアンジェロが拗ね、話がややこしくなってしまったのだそう。自己管理能力が無いと丸屋さんが表すディアンジェロなだけに、ク エストラヴが関わらなければディアンジェロ一人ではアルバムがまとまらなかったかもとのお話も。

そこでお一人ずつ「Black Messiah」の感想を伺いました!
宇野さんは、出る事がまず驚きでそれだけで歓喜だったと語りました。
さらに注目点は、14,5年出ていないからこそトップフォームをいかに取り戻してるか。
「Voodoo」並みの作品ができていればそれだけでも最高だけれど、ちゃんと進化してたのが驚きだったのだとか。
ここ数年の間に、90年代〜00年代初頭のレジェンドたちが復活するということがあるけれど、トップフォームを取り戻すどころじゃなく進化を遂げていると感じたのはディアンジェロが初めてだったのだそう。
15年前とは違う進化をして、尚且つ同じ位置に戻ってきたことの凄さを感じたと語られました。

ひと月くらい聴いていて、最初はいわゆるブラックミュージックだなと思っていたけれど、歌い方がデヴィッド・ボウイじゃない?と思い始めた宇野さん。ディ アンジェロは、ヒップホップとソウルとファンクとジャズが分ち難く結びつき合ってる音楽で、なにかの要素が浮き立つ事はなくそれが凄さだけれど、ついにそ こにロックも飲み込んだなと感じられたのだとか。

丸屋さんは、はじめてメッセージ性がある作品を出したのではと考察。「Voodoo」はアフリカ回帰思想が入っているけれど、「Brown Sugar」にもあまり社会的メッセージはなく、今現在のアメリカを見つめたメッセージのような楽曲ははじめてなのだとか。
さらに丸屋さんにとってこのアルバムは、ジミ・ヘンドリックスであり、スライ・ストーンであり、プリンス。
スライのフレッシュのようだけど、フレッシュにあった突き抜けた感じはないし、一曲目のギターはジミヘンっぽいし、所々にプリンスの地味な曲の雰囲気もあると語られました。

また、「Black Messiah」は今年のアナログアルバムのベストワンになるのではないかとのお話もありました。
「Voodoo」はアナログショップに入荷してお店でかけると、店員が最後まで聞くこともできずに売れてしまう程の名盤で、DJをやっているなら 「Voodoo」のアナログは持ってないと話にならないような一枚。しかし、なかなか出回らず手に入らないような状況の中、「Black Messiah」がアナログで出ることになり大騒ぎ!ヒップホップやDJカルチャーとの繋がりや密接さも感じさせられます。

「Black Messiah」は昨年末、『2014年にオレこれ聴きました!』のぷらすとで郷太さんと宇野さんがベストディスクとして称賛された1枚。今回のみなさんのお話を聞いて、歴史的な作品であることをより実感しました!
ちなみにこの回はぷらすとアーカイブからご覧いただけますので、あわせてお楽しみください!

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