アカデミー賞ウィーク 視覚効果&アニメ編 (2015/2/20配信)

2015/02/23

アカデミー賞ウィーク 視覚効果&アニメ編_re.jpg

この日のテーマは『アカデミー賞ウィーク 視覚効果&アニメ編』

サンキュータツオさん、堺三保さん、添野知生さん、松崎健夫さん、梨衣名さんでお送りしました!

番組はまず視覚効果についてのトークからスタート。

視覚効果賞は1939年にスタート。その頃は特殊効果部門と言っていていましたが、その後音響部門と分離されて今の視覚効果賞になりました。現実に無いものを作ることは全部特殊効果と呼んでいましたが、視覚効果は無いものを見せるということで、主にデジタル加工されたものは視覚効果と呼ばれるのだとか。しかし、視覚効果と一口に言ってもどういう評価軸で選ぶかは難しいところ。テクノロジーにあげるのか作った人にあげるのか、ミニチュアを作った人なのかCGや合成を作った人なのか、など対象の不明瞭さもあります。様々な技術が進化しているからこそ昔の物差しでは測りにくくなっていて、今は言わば過渡期。賞がこれから細分化されていく可能性もあると語られました。

 

今回の視覚効果賞については

CGばかりの映画が多い中、実に40ものセットを実際に組んで撮影された『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

95%が視覚効果ショットだと言われる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

クイックシルバーが群衆の中を走り抜けるシーンの視覚効果が印象的な『X-MEN:フューチャー&パスト』

などがノミネートされていましたが、5人の予想は満場一致で『猿の惑星:新世紀(ライジング)』!が、しかし結果は『インターステラー』が受賞!!

 

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』はバンクーバーの1年中雨が降る森でロケを敢行。

人の動きに猿のCGを重ねるパフォーマンスキャプチャーが使われていますが、これをスタジオではなく森で行ったということが超画期的。

従来はキャプチャ用のスーツ装置が大きくて外での撮影は実現してきませんでしたが、小型化したり防水化したことでこれを実現。今までのCG背景も本物と変わらない程でしたが、実写なだけにリアリティが一段と違う語った三保さん。梨衣名ちゃんは雨に濡れた毛の質感に注目!有機質な物のCG表現に興味津々です。画期的なテクノロジーが沢山詰まって実現した作品だと語られました。

 

『インターステラー』は視覚効果嫌いのクリストファー・ノーランが監督。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が95%視覚効果であるなら、『インターステラー』は宇宙のシーンの95%がミニチュア。大量のミニチュアを作っていて、ショット数で実に150もあるのだとか!さらに、惑星のシーンなども人があまり足を踏み入れない様な場所に行ってロケハン。現場は過大な要求をされますが、それがノーランのいいところでもあり曲げられないところ。CGが氾濫しているからこそノーランは凄い価値があると言われ、それが受賞にも繋がったのかもしれません。それも実写でやってたの?!という驚愕のシーンも多く、メイキング見てから見直すとまた違った感動があるとも語られました。

 

続いてはアニメ部門についてトーク!

短編アニメ映画賞の特徴は、ノミネート作品の国がバラバラで、台詞のあるものは獲りにくいということ。そしてアマチュアの映画とプロの映画とが競う賞であるということが他の賞との大きな違い。短編アニメ賞は長編アニメ賞に比べて歴史が長く、その中で様々な試行錯誤が行われた末に垣根が低くなったのだとか。「ザ・ビッガー・ピクチャー(原題)」はなんと卒業制作で作られたもの!プロの作品とアマチュアの作品が並ぶのは短編アニメ賞の面白さです。

 

長編アニメ映画賞の定義は40分以上の作品で、キャラクターのパフォーマンスがコマ送りのテクニックで作り出され、上映時間の75%以上にアニメーションで作られたキャラクターが登場しているということ。『スターウォーズ』シリーズがCGアニメじゃないかと言われていても、実写の人を使って撮っている内はアニメには分類されないのだそうです。

 

短編アニメ映画賞を受賞したのは『愛犬とごちそう』、長編アニメ映画賞を受賞したのが『ベイマックス』!

『愛犬とごちそう』は犬に人間の食べ物を食べさせるという設定や作品の質に賛否が湧き上がりましたが、見事受賞。

一番長い作品と短い作品を外し、学生作品は除外、『ミー・アンド・マイ・モールトン(原題)』にセリフが多いことを加味した三保さんの予想も的中しました。

 

『ベイマックス』はコンセプトデザインにコヤマシゲトさんが関わっているだけに応援したい!と語った三保さん。また、外国映画以外でCG作品でないと獲れない、という観点からこの作品しかないと予想。添野さんは重要なポイントが次の展開の為に流されてしまっていると脚本の弱さを指摘しながらも、大好きな作品だし予想もこの作品だと語り、見事的中させました!

 

日本人が監督をしている『ダム・キーパー』と『かぐや姫の物語』は残念ながら受賞には至りませんでしたが、ノミネーションに入っていることが嬉しいしそれに尽きる!と語られた様に、数多くの作品の中からノミネートされること自体が本当にすごいことで喜ばしいことですよね。

 

WOWOWでは『ダム・キーパー』を監督した堤大介が立ち上げたプロジェクトのドキュメンタリー、【ノンフィクションW スケッチトラベル ~「トイ・ストーリー3」を作った男が生んだもう一つのストーリー】を3/2(月)深夜0:30から放送!⇒http://bit.ly/1DMXMrP

 

そして『かぐや姫の物語』の制作現場を約2年半にわたって長期取材した【ノンフィクションW 高畑勲、「かぐや姫の物語」をつくる。】を3/1(日)深夜0:30から放送!⇒http://bit.ly/1DJlMxA

 

ぜひこちらもあわせてお楽しみください!

 

ついに発表された第87回アカデミー賞。

授賞式の模様は字幕版を2/23(月)よる9:00をリピート放送!

その他の部門の受賞結果も番組公式サイトで公開中ですので、ぜひご確認ください!

http://bit.ly/18fD2xH


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