子供の映画大人の映画(2015/3/23配信)

2015/03/24

子供の映画大人の映画_re.jpg

今回のテーマは『子供の映画大人の映画』

西寺郷太さん、宇野維正さん、添野知生さん、海下真夕さんでお送りしました!

今回の男性陣はみなさん幼稚園から小学校のお子さんがいらっしゃるパパ!自分自身の経験から親としての経験も伺うことができました!

 

まずはみなさんの初めての映画体験からトーク。それぞれ初めて親に連れて行ってもらった映画、そして友達同士だけで観に行った映画などの思い出を語っていただきました。添野さんは初めての映画で「海底二万哩」を観たことが今のSF好きの原点になっていると語り、宇野さんも友達同士で観に行った「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」から受けた影響は大きいと振り返りました。

 

今と昔では映画を取り巻く様々なコンテンツに違いがあります。

昔は映画が公開されると、メイキングやインタビューの特番をやっていたり、少年漫画誌で話題作のコミカライズが掲載されるということがありました。地上波テレビの洋画枠も減り、子供たちが自然に映画を享受する機会が減ってきているようです。

 

一方で、今は子供向け映画がジャンルとして確立され、この春だけで何本あるんだという状況は昔ではあり得なかったと語った添野さん。

昔は長編アニメを作るというのは大変なことで、70年代に子供向けのロードショーで公開されるのはディズニーと東宝特撮くらい。制作会社には体力もお金も人員もいるし、次々に長編アニメ作れる時代ではありませんでした。

宇野さんは、子供向けの映画は商業として洗練された形で圧倒的に優秀だと評価。見たいのは子供1人であったとしても、ほぼ必ず親と行くので動員は自動的に2倍に。さらに、特別仕様のポップコーンやグッズなどもあるので、興行側としても子供映画万歳な状況。

中でも、ドラえもんやポケモンに匹敵するビックコンテンツとなった妖怪ウォッチは大人にお金を払わせるシステムが計算されている作品。妖怪ウォッチと他作品との大きな違いは、作品中の半分くらいが子供が分からないパロディでできていること。ピンクレディーやスターウォーズ、金八先生、太陽に吠えろなど、基本親世代にしかわからないものがパロディ元。子供にとっては全部のパロディネタを先に観ることになり、でも実はこれなんだよ、と親は元ネタを見せることで、妖怪ウォッチのみに留まらず、パロディ元にも興味が湧き追体験していくというシステム。これが子供と親とのコミュニケーションとなり、購買動機にもつながる一緒に楽しめる構造がとても優秀だと語られました。

添野さんは春夏冬と必ず長編映画がかかるものってあるけれど、同じ枠組みで新しいものを生み出せなくなる、作り手も疲弊してしまう賞味期限があると思うと提起。それらは親子で来てお金になるからやめられないけれど、新しいものが出てきて入れ替わるという点でも妖怪ウォッチを作ったレベルファイブは意識的に上手くできているのだとか。また、親が定番だから、安心だからと言ってシリーズものばかりを見るのではなく、ピクサーなどそれ以外の単発作品にも目を通しても良いんじゃないかと語られました。

 

さらに、パパたちの映画的子育て論についても語られました。

子供と映画を見る事を考えるときには、自分の価値観を押し付ける怖さと常に隣り合わせにあるという宇野さん。どういう人に育ってほしいかは人それぞれですが、宇野さんは自分と違う人になって欲しくて、このテーマはいつも自分と向き合うことになるのだそう。

 

映画もゲームも適度な禁止っていいよねと語ったのは郷太さん。

反発で逆に観たくなったり、宇野さんも映画を掘るきっかけになったのはエロ目的で見始めた11PM。映画はこっそり見るのも大事だと添野さんも同意。実際のお子さんとのやり取りで、反抗的なときだと勧めたものは見ないし、見るなといったもの程みることもあるという経験談も。

 

そうはいっても見せられないものがあるのも事実。何でも見せたいし何でも勝手に見てほしいけれど段階はあって、どんなに良い映画でも見る側のリテラシーが育つまでは厳しい作品もあると語った添野さん。みなさんのホラー映画やポルノ映画の体験談、親との気まずかった経験も伺えました。

また、レイティングシステムについても考察。マーベル映画に代表されるように、レイティングが掛からないように作ってもどきどきワクワクするように作ることもできるんじゃないかと語られたほか、映画選びにおいても、よっぽど過激なものは別として、難しいから子供向きじゃないだろうとスポイルさせるのは意味がないんじゃないかと語られました。

 

話題は尽きず、まだまだ語りたいこともいっぱい!子供との映画体験についてはもちろん、親目線のお話や自身のルーツも探れる配信となったのでした!

 

WOWOWでは≪いよいよ春休み!キッズシアター2015≫として、ファミリームービーが大集合!

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今回のぷらすととあわせて、ぜひ春休みにご家族でお楽しみください!


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