映画の家族(2015/3/24配信)

2015/03/25

家族の映画_re.jpg

今回のテーマは『映画の家族』

マキタスポーツさん、中井圭さん、松崎健夫さん、梨衣名さんでお送りしました!



まずはWOWOWで放送する【8月の家族たち】についてトーク!梨衣名ちゃんは家族ならではの憎たらしい表現が心に響く作品だったと語りましたが、この作品はある夫婦のお父さんが失踪したことで、散り散りになった家族が一堂に会し、そこで起きる一悶着のお話。長女はみんなが集まったのをキッカケにどんどん自分がお母さんに似てるのに気付くという話を聞いて、自分はお父さんにしか似ないと語ったマキタさん。お子さんとおばあちゃんの連係プレイのお話などマキタ家事情も語っていただきました!

 

そして家族の在り方の変遷を時代ごとに追っていきました。

映画で家族が撮られた起源はわからないとしながらも、1895年のリュミエール作品をはじめ、映画初期の頃からあっただろうと言う健夫さん。人の家って覗いてみたい欲望あるよねと話したマキタさん。中井さんも、基本的に家族はコミュニティとして最少単位で自分にも身近で想像しやすいので、違う家族を観た時に差がわかりやすいのではと考察。

梨衣名ちゃんの中国の田舎の40人で成り立つ生活、中井さんのお母さんの田舎の"親戚みたいなもん感"という解釈、人に食べさせたい本能の話など、様々な家族の形についても語られました。

 

1950年代はじめくらいから、アメリカは国の政策でいわゆる郊外ができあがり、核家族化が起こります。それ以前の「怒りの葡萄」では家族が中心にある中での葛藤が描かれていたのに対し、アメリカンニューシネマ初期の「卒業」では核家族化で家族の在り方変わって行っていることやその価値観の中で育ってきた人達が持つ問題を予言的に描いていて、今の現代社会に繋がる原点はここにあったんじゃないかと語られました。

 

そして70年代から女性のウーマンリブが始まり、それまで抑圧されていた女性たちが自分達の自立を訴える映画が沢山作られます。その一方では、女性が働くことが良しとされたけど、じゃあ家庭の面倒を誰が観るの?という問題を描いた作品や、一見普通の家庭に見えるけれど普通が脆弱化した家族の破綻を表す作品も生まれ、79年、80年と続いてアカデミー賞を受賞します。アカデミーはアメリカ社会の流れを映しているからこそ、この2年間は家族の在り方を問うた時期でもありました。

 

その後80年代の青春映画の中で家族がどう描かれていたかをみると、主人公たちの親は必ず片親。当時のアメリカの家庭環境を表していて、実際離婚も多かったようです。それが変化するのが2001年の9.11以降。家族回帰と呼ばれる雰囲気が出てきたことに映画も影響されたのか、離婚家庭だけれど、新しい家族と過ごしているというパターンが増えたのが特徴です。

 

日本では山田洋次監督が「男はつらいよ」で寅さんのある種いびつな家族関係を描いています。健夫さんが山田監督にインタビューした際、「血縁関係を基本とした家族関係は原始的すぎる」というお話があったそうですが、「男はつらいよ」は寅さんのような血縁ではなく絆で築く家族関係がこれからの時代大切になるんじゃないかということを描かいた作品。色んな家族の形があっていいんじゃないかという価値観を認めた作品が今、同時多発的に世界で作られていますが、山田監督が先んじて寅さんで描いてきたものが今になって顕在化している気がすると語られました。

多様な家族を教える際の教材として映画は使えるんじゃないかという教材が紹介されましたが、家族の在り方には多様な家族像があって良くて、それを踏まえて映画の中で自分の家族を考えることができるという話にマキタさんも大切なことだと同意。中井さんも、「今は家族映画の定義が変わってきていて、家族映画かそうじゃないか凄く曖昧なものが多い。今後の映画の中で家族がどう描かれるかは社会とリンクしてくるんだろう。」と語りました。

 

一方で、健夫さんは異論があることを前提に、多様性が持つ逆の側面についても提起。「多様性を認める能書きは良いとして、多様性は一方で物凄く大変。映画で多様性を補填するのは良いけれど一方で怖い危なっかしいところもあって、自分の家なりの何かを探さなきゃいけない」とマキタさんも語りました。

 

最後はみなさんのオススメ家族映画を大発表!

◆梨衣名ちゃん

「インターステラー」「なんちゃって家族」「ネイチャー」

 

◆中井さん

「キッド」「おはよう」「トンマッコルへようこそ」「フィールド・オブ・ドリームス」「間宮兄弟」

 

◆健夫さん

6才のボクが、大人になるまで。」「アドベンチャー・ファミリー」「ゴッドファーザー」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

 

◆マキタさん

「ビッグ・フィッシュ」

 

紹介していただいた中にもそれぞれの時代や様々な家族像が描かれています。

下記作品はWOWOWでも放送がありますので、ぜひ皆さんチェックしてみてくださいね!

 

【なんちゃって家族】3/29(日)深夜2:45http://bit.ly/19OxB9H

 

【ウォーク・ザ・ライン/君につづく道】4/29(水・祝)よる6:30http://bit.ly/1CoUtqQ

 

【ビッグ・フィッシュ】4/6(月)午前6:45http://bit.ly/1Itu6AN

 

8月の家族たち】4/5(日)よる9:00http://bit.ly/1CoUtqQ

 

そして実は、4月以降マキタさんの出演サイクルがちょっと少なくなります。

でもまた帰ってきてくれます!なんてったってぷらすとファミリーだから!

マキタさんありがとうございました!これからもよろしくお願いします!

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