ソウルシンガーの憂鬱 女子編(2015/3/30配信)

2015/03/31

ソウルシンガー女子編_re.jpg

今回のテーマは『ソウルシンガーの憂鬱 女子編』

西寺郷太さん、吉岡正晴さん、バニラビーンズのリサさんでお送りしました!



ぷらすとでは3/2()に『ソウルシンガーの憂鬱』と題し、テディー・ペンダーグラスについてお送りしましたが、今回はソウルシンガーを掘り下げるパート2として女子編をお届けしました!今回フォーカスしたのは吉岡さんも一番好きな女性シンガーというアレサ・フランクリン!

今回も名曲の数々を聴きながら、吉岡さんの解説を伺う贅沢な回となりました!

この日お届けしたナンバーはコチラ!

 

Respect / リスペクト

Think / シンク

[You Make Me Feel Like] A Natural Woman / ナチュラル・ウーマン

Bridge Over Troubled Water / 明日に架ける橋

Eleanor Rigby / エリナー・リグビー

Ain't No Way / エイント・ノー・ウェイ

 

アレサは1942年テネシー州メンフィスの生まれで、ちょうどこないだ誕生日を迎えて73才になりました。3人姉妹の真ん中で、父は有名な牧師。デトロイトの父の教会で姉妹はコーラスをし、そのうちにアレサはリードも歌うようになります。アレサは14歳のときにレコーディングデビュー。父はデトロイトの誰もが知っている黒人スーパースター的存在で、その娘がデビューするということ、しかも三姉妹でもアレサが一番うまいと評判になり、ゴスペルのキャラバンで各地を巡業するようになります。

ゴスペルフィールドで有名になったアレサは、60年にコロンビア・レコードと契約。

コロンビアにいた頃は聴きやすいジャジーでメロウな歌い方の、当時のポピュラーな女性シンガーという方向性で6年間に何枚かのアルバムを出しますが、大ヒットというほどの作品はなく、小ヒットくらいの作品がちょこちょこ。

 

66年にコロンビアと契約が切れた際、かねてからアレサに注目していたジェリーウェクスラーという有名プロデューサーが噂を聞きつけ、1967年にアトランティック・レコードと契約。ジェリーはコロンビアの方向性は違うと思っていたため、今までのジャズっぽいサウンドではなく、当時の最先端のR&Bの方向性へ。そして生まれたのが「I Never Loved A ManThe Way I Love You)」。これが瞬く間に大ヒットし、この1枚のみでいきなりレディーソウルのナンバー1の座に輝きます。

今回お届けした「Respect」もこのアルバムの中の1曲で、当時のR&Bサウンドとしては新しさがあり大ヒット。以後のレコードも、出すたびにことごとくヒットさせていきます。

 

アトランティックには約13年在籍。80年に契約が切れ、その後はクライヴ・デイヴィスのラブコールからアリスタ・レコードと契約し、今に至ります。

 

アレサのすごいところは、なんと6875年まで、8年連続でグラミー賞R&B女性部門を獲得していること!さらに、他部門とトータルでは20回グラミーに輝き、7500万枚以上のレコードを売り、女性R&Bシンガーとしてはナンバーワンの記録を持っていて、しかも今も更新し続けているバリバリの現役。

アレサをナンバー1リスペクトの女性シンガーとして崇めるシンガーもたくさんいるだけでなく、アデルやジェニファー・ハドソンのように彼女の歌い方に影響を受けたシンガーも沢山います。アレサはゴスペルからR&Bに進み最初に大成功した女性シンガーだとも語られました。

 

また、アレサの曲解釈力は女性シンガーで一番だと語った吉岡さん。

彼女が歌うとどんな曲でも彼女の色になり、この恐るべき解釈力は彼女が天才シンガーと言われる由縁のひとつ。

配信でお届けした「ナチュラル・ウーマン」「明日に架ける橋」「エリナー・リグビー」も、元はそれぞれキャロル・キング、サイモン&ガーファンクル、ビートルズの楽曲。リサちゃんも「ビートルズがどんな曲だったか思い出せない!」といったように、ある曲を自分風に料理するの天才的に上手なのです。アレサにとってはその曲を自分が書こうが誰が書こうが関係なく、良い曲で歌詞とメロディーを自分が歌いたいと思えばなんでも歌うのだと語られました。

 

そしてアレサは2009年にオバマ大統領の就任式で「My country, 'tis of thee」という歌を歌います。この曲は、1939年にマリア・アンダーソンという黒人シンガーが就任式と同じ場所のワシントンDCで歌っていて、アレサはそのちょうど70年後に同じ場所で同じ曲を歌いました。これは黒人の歴史の中でもすごくエポックメイキングなこと。歴史の中で点と点を繋げ、歴史がそこに一回転した凄い出来事で、これを演じえたのがアレサという偉大なシンガーだったのです。

 

そんなアレサですが、ゴシップ好きな一面も。

仲がいいピーボ・ブライソンには突然電話をしてくるそうで、タブロイドのネタを読んで「あれって本当なの?!」と、ピーボだって知らないよ、というようなことでもすぐに電話をかけてくるのだとか。笑

一方では、アレサがオーソライズドしていない伝記本に書かれたくないことが書いてあると大激怒しているというエピソードも!

 

シンガーとしての偉大さはもちろん、意外な一面まで見え、ぐっとアレサのこと好きになれる配信となりました!

 

ちなみに吉岡さんのオススメディスクは『The Queen Of Soul / ザ・クイーン・オブ・ソウル』。今回配信した曲も収録されていますのでぜひチェックしてみてくださいね!

http://bit.ly/1sgVkUz

 

WOWOWでは【ビヨンセ & JAY-Z オン・ザ・ラン・ライブ・イン・パリ 2014】を5/3(日・祝)午後3:00~放送!

今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

http://bit.ly/19v5AmN

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