旅立ちの映画 (2015/3/31配信)

2015/04/01

旅立ちの映画_re.jpg

今回のテーマは『旅立ちの映画』

サンキュータツオさん、松崎健夫さん、さがゆりこさんでお送りしました!



実はこの日の番組を最後に、さがちゃんがお休み。2011年の10月の番組開始当初から出演していただいたさがちゃん。健夫さんもぷらすとガールの中では一番共演回数が多いということで感慨深そう。さがちゃんにとっては自分の思ったことを自分の言葉で話せるのはぷらすとがはじめてで、ぷらすとの影響力は大きく刺激的だったのだとか。伝説のオーディションのお話をはじめ、今までのいろんな思い出を語っていただきました!

 

そんな今回のテーマは『旅立ちの映画』。旅立ちの描かれ方のパターンからさがちゃんへ贈る映画も紹介していただきました!

 

旅立ちと一言に行っても、桃太郎のようにまさに旅立つものから、メタファーとして旅立ち、さらにそのタイミングも様々。今回は有名な作品を例に挙げながら旅立ちの色んなパターンを紹介していただきました!

 

一番わかりやすいのは「ロード・オブ・ザ・リング」や「スターウォーズ」の様に本当に旅に出る冒険モノ。 何かを成し遂げることで成長してホームに帰ってくるものや、目的を達成して終わるものもあります。

旅に出る形も、「オズの魔法使い」のような巻き込まれ型、「ひまわり」のような自主型など様々で、そのパターンは複雑化しています。

 

一番スタンダードな形だと語られたのは「スタンド・バイ・ミー」。

この作品のポイントは探し物をする旅の物語であることと、もうすでに少年時代を巣立ったあとの主人公の物語であるということ。精神的な決別としての旅立ちも含まれ、色んな意味でのメタファーが詰まっている作品です。

この作品がずっと良いと言われ続けているのは、この映画が作られた当時より昔を描くことで、いつの時代に観ても昔を思い出して見えるということ。そして子供時代に持ってる葛藤や悩みという、時代を経ても変わらないことを描くことで色褪せず、いつ見ても過去を描いているように見えます。

 

もう一つわかりやすいのが「遠い空の向こうに」のような田舎育ちの物語。田舎から出て一旗あげる話はティーン向けの小説でも人気で、これを読んでいる大部分は田舎育ちの子供達。SFやファンタジーの世界だけれど、自分達が居る環境と違うところに別の目的があり、そこに行くために故郷を捨てて何かをやるんだってことに共感して売れているのだとか。さがちゃんからも実際のアメリカ事情を伺いましたが、地元のヒエラルキー上位にいる人達は地元を出る意味がなく、現実にはそのほとんどが地元を離れないのだとか。だからこそ中央に出ていく話がファンタジーとして成り立ちます。

 

田舎が舞台で旅立たなきゃいけない物語の代表が「アメリカン・グラフィティ」。これが特徴的なのは、旅立つ前夜の話なこと。旅立つまでの期間はある種決まった限定的なもので、青春もその中で葛藤してるということがメタファーとして描かれています。

これは「けいおん!」にも通ずることで、高校生には卒業があると観客はわかった前提の作品。「恋人までの距離(ディスタンス)」も次の日に旅立つことが分かっていながらその一晩を徹底的に描いています。

これらは物語自体の最後をわかっていても、作品はそれを隠しながら、見てる人もわかっているけど見ないようにする心理が働いてるのだと語った健夫さん。それまでの限定的な期間で何をするのか、その過程がおもしろい作品です。

現実世界でも、自分たちはいつ卒業するということがわかっていても、そのときは見ないフリをしているもの。それと同じことを映画の中で利用してて、だから見てる人がどきどきするのだと語られましたが、これにタツオさんも共感。大人になってからの高校生とかの旅立ち物はより一層グッとくる!と語りました。

 

また、名作のひな形と言われるのが「愛と青春の旅立ち」のように、主人公が何か成長して変わるパターン。さらに、「ローマの休日」「風と共に去りぬ」のように、恋愛映画の場合は恋愛が成立しない方が名作になると言われます。恋愛もので上手くいかない映画は嫌だけど、でも記憶に残ってる映画はほとんどそうかもと思い返したさがちゃん。それは、見ている時はハッピーエンドの方が気持ちいいかもしれないけれど、現実にはハッピーなことには限らないからこそ、ハッピーエンドを描かず、それぞれが抱えるモノを投影した方が皆の心に残るんじゃないかと語られました。

また、チャップリンには背中で画面の向こうに行くシーン多いと語った健夫さん。これはあえて表情を見せないことに意味があり、それはその表情が必ずしも幸せな表情ではないからだと考察。これはハッピーエンドのカウンターとして出てきたアメリカンニューシネマの「卒業」も近いパターン。一方で「旅立ちの時」はラストカットで主人公のリヴァー・フェニックスの表情を見せます。

 

さらに、今回は健夫さんにはちょっとレアなアニメ談義も!それぞれ違いはありますが、大きくは「天空の城 ラピュタ」「機動戦士ガンダム」が巻き込まれ型、「魔女の宅急便」「銀河鉄道の夜」は自主型。今回WOWOWで放送する「魔女の宅急便」(http://bit.ly/1FguFwR)は実写版ですが、アニメファンにも是非見てほしい!と語られました。

 

最後は健夫さんのオススメ旅立ち映画をご紹介。

まず、これから新生活を始める人へ送る一本は「エリザベスタウン」!

健夫さんが落ち込んでる時に必ず見るポジティブな映画だそうです!

 

そしてさがゆりこさんへ贈るのは「結婚の条件」と「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」!

「結婚の条件」は男はこういうことで悩むんだよってのを知ってもらう為の映画。そして「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」は、さがちゃんはさがちゃんの道を歩んでね、というエールを込めて贈られました。

 

最後はたくさんの感謝の気持ちを伝えてくれたさがちゃん。タツオさんも、ここでの経験がいい家庭をつくるよとエール!

さがちゃん、3年半ありがとうございました!そして、いってらっしゃい!!


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