オレ、ニコラス・ケイジ。 (2015/4/2配信)

2015/04/03

オレ、ニコラス・ケイジ_re.jpg

今回のテーマは『オレ、ニコラス・ケイジ。』

サンキュータツオさん、松崎健夫さん、福永マリカさんでお送りしました!

この日は新ぷらすとガールズ、福永マリカちゃんが初登場!!マリカちゃんは役者さん。その他にも音楽をしたり脚本を書かれたりもしているということで、健夫さんも作り手の視点から意見が出てきたらいいなと期待。これから宜しくお願いします!!

 

今回は掴めるようで掴み切れない男、ニコラス・ケイジを深掘り。

ニコ生でも、ニコラス・ケイジにハズレなし派とハズレだらけ派で二分。男前かそうじゃないかの顔の評価も一定せずバラバラ。今回のWOWOW放送作品を観たマリカちゃんも、「何度も見ていく内に味を噛みしめられるスルメ系俳優。飽きそうで飽きない不思議な感じ」と語りました。

 

B級映画の帝王というコメントもありましたが、年代によって評価に揺れがあるのは特徴的。今回は健夫さんの解説によりニコラス・ケイジ年表を徹底的に紐解きました!

 

ニコラス・ケイジを語る上で外せないのは、彼が芸能一族に生まれたということ。

ケイジという名前は芸名で、本名はニコラス・キム・コッポラ。タツオさんをはじめ、ニコ生でもコッポラという名前でピンときた方もいらっしゃいましたが、彼の父方の叔父が映画監督のフランシス・フォード・コッポラなのです。祖父は音楽家で、叔母は女優という芸能一家。一方、父オーガストは州立大学の学部長を務める程の学者。映画や芸術という博打ではなく堅実に生きなければ、と芸術一家で生きてきたからこそ反面教師になります。しかし、そんなオーガストが恋をしちゃったのはバレリーナ。彼女がニコラスの母となりますが、精神面が弱く、精神病を患い子育てが出来なかったり暴れてしまったりと、オーガストはより頑なに芸能に不信感や違和感を持つように。これにより、芸能の世界に憧れるニコラスに対し、父は芸能への道を閉ざしてしまいます。

 

幼い頃に同じ夢ばかりを見ていたというニコラス。母の顔にゴキブリが群がり、取っても取っても顔が見えない夢で、それは両親の離婚後も消えることなくずっと抱え続けます。これは家庭が上手くいかないということに加え、コッポラという名前にずっと左右されたことも要因。

ある夏休みに父の仕事の都合で仕方なく叔父さんの家に預けられたとき、俳優になりたかったニコラスは隠れてオーディションを受けに行きます。しかし、名前を観た大人たちが、自分よりも叔父に興味があることに子供ながらに気付き、以降コッポラの名にコンプレックス抱くようになります。また、コッポラ名義で唯一出演した際には、出演者からいじめられるということも。そして、ケイジというアメコミのヒーローから取った名前を名乗り、コッポラと決別することを選びます。

 

彼は「コットンクラブ」でメソッドの演技に勝手に目覚めますが、これにより周りから浮いていると大ヒンシュクをかってしまい、新人俳優なのに勝手なことをやるヤツというレッテルを貼られてしまいます。しかし88年に「赤ちゃん泥棒」と「月の輝く夜に」の2本に出演。これに出たことで演出側の意図を汲むことや、自分の演技を抑えて共演者をサポートする演技を覚えます。この2本は、これがなければ彼のキャリアがなかったと言われるほど。

 

また、87年にはパトリシア・アークエットと出会い、ニコラスは一目惚れ!「私はあなたと結婚することになるでしょう」と予言めいたことを初対面で言うニコラス。流石に気持ち悪いと思ったパトリシアは、黒い蘭を持ってきて、などいくつかの無理難題を渡します。ニコラスはとんちのようにそれに応えますが、パトリシアは当時付き合っていたパートナーとの子を身ごもり、ニコラスもパートナーと結婚して別れます。

 

その後彼の出演作の中では必ず語られるのが「バンパイア・キッス」。この作品は本物のゴキブリを食べたことで有名なのです・・・。しかしこれにより母の顔にゴキブリが群がる夢を見なくなり、トラウマを超えることとなりました。

キャリアとしてはこれに出たのは良くなくてまた評価が下がってしまいますが、「ワイルド・アット・ハート」で返り咲き、カンヌでパルム・ドールを受賞。90年代前半はコメディ路線や悪役にも目覚め、演技の幅が広がります。これはデビュー当時に同時期の青春スター達と群れず、アウトサイダーだったからこそだと語られました。

 

そして一番大きな転機となったのが95年の「リービング・ラスベガス」。この作品でついにアカデミー主演男優賞を受賞。この作品は脚本に惚れ込んで出演することとなりましたが、ギャラがかなり少額。するとエージェントとの取り分が減ってしまう為、出てもいい代わりにギャラの良い映画にも契約してくれ、ということで「ザ・ロック」と「コン・エアー」に契約します。この2作はメガヒットとなりますが、これは「リービング・ラスベガス」に出たからこそ。その後「フェイス/オフ」などアクション系ヒットも続き、順風満帆の時期となります。

 

さらに、「リービング・ラスベガス」を撮影した95年、パトリシア・アークエットと結婚!!嘘か本当かはわからないものの、たまたま最初に出会ったカフェで再会!そりゃあもう結婚するしかないでしょ!とタツオさんも大興奮!マリカちゃんも、全部時が来て叶っていく感じが気持ちいい!と語りました。

 

しかし、今の段階からニコラスの人生を俯瞰的に観ると、残念ながらこの95年~97年頃が絶頂期。急にヒット作に恵まれなくなっていきます。01年にはあんなに愛し合ったはずのパトリシアと離婚。この頃から金遣いも荒くなり、むやみにスーパーカーや別荘を買ったりもしはじめます。02年にはエルヴィス・プレスリーの娘、でマイケル・ジャクソンの元嫁であるリサ・マリー・プレスリーと3度目の結婚をするも実質3か月で離婚。

 

そんな激動の時代を過ごしますが、「ナショナル・トレジャー」に出演し再びメガヒット。彼はヒット作と結婚がイコールになっているようで、この時にアリス・キムと結婚。この結婚は今も続いていて、彼女との間に生まれた子供に、アメコミ好きなニコラスはスーパーマンからカル=エルと名付けます。

 

しかしこの後からみんながB級という作品が出始め、ラズベリー賞にもノミネートされ始めます。さらに09年には債務不履行で自宅を差し押さえ、10年には泥酔事件を起こしたりとお騒がせなところもありながら、現在に至ります。

 

近年はなんだかちょっと切ない感じですが、概算70本程の作品に出演し、しかも出続けているというのはすごいこと。需要があるからこそ出られるし、まだまだ今後老人役でブレイクしたり、いつかなにかまた大逆転があるのかも!これからのニコラスにも注目です!

 

WOWOWでは【月刊!オールナイトシネマ[ニコラス・ケイジ5連発!]】と題し、ニコラス・ケイジの出演作を4/24()よる9:00からオールナイトでお届け!

http://bit.ly/1apWvwL

 

スターになってからの一面だけではなく、今回の配信で語られた出自や経歴を踏まえて見るとまた一段と違って見えるはず!今回のぷらすととあわせてたっぷりご堪能ください!

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