ジョゼフ・ゴードン=レヴィットを語る(2015/4/17配信)

2015/04/20

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットを語る_re.jpg

今回のテーマは『ジョゼフ・ゴードン=レヴィットを語る』
中井圭さん、松崎健夫さん、福永マリカさんでお送りしました!

この日フォーカスしたのはジョゼフ・ゴードン=レヴィット!彼はかっこよくてキャーキャー言われるタイプとも、単なるイケメン映画スター達への反応とも違うし、でもやたら人気がある独特な存在であんまりいないタイプ。皆好きなのに、現実的にはなかなか特集も無くあまり情報がないというレヴィットの魅力と、その生き様に迫りました!

レヴィットはカリフォルニア生まれで母方の祖父はマイケル・ゴードン監督。映画の世界が近いところで育ちましたが、だからといってすぐに俳優になったのではなく、スカウトからショービジネスの世界へ。
諸説ありますが、6才の時に合唱団にいた時にスカウトにあい、そこからCMに出るようになったのが最初。その後は子役として何十本とドラマへと出演。「リバー・ランズ・スルー・イット」「陪審員」をはじめ、いくつかの映画にも出演し、テレビドラマ「サード・ロック・フロム・ザ・サン」ではお茶の間の人気者に。

そしてレヴィットは2000年のコロンビア大学への進学を期に、ほとんど俳優活動をせず大学生活に専念。
子役のターニングポイントにはいろんなパターンがありますが、重要なのが後に活躍する子役たちはある時期に一切仕事しなくなるということ。多くの人は良い大学に行き、一般の人達と触れ合うことをします。
マリカちゃんも子役から芸能界にいた一人で、大学進学と共に一時休業。「それまでは学校に通っていても仕事で欠席・早退があったり、部活が出来なかったり、フルで学校に通うことがなかったから、大学で毎日授業に行って、サークルにも行って、一回芸能界と距離を開けると凄く世界が違った」と語ってくれました。
レヴィットと同年代の子役のスターであったマコーレー・カルキンについて、「彼がダメになっていった理由は、本来ではその年齢で持てないお金を持っていたり、一般の人達がどういう暮らしをしているか分からないままに大人になったから」という健夫さん。子役から大人の俳優になるのが難しい理由はそこにあり、それを乗り越えるためにはショービジネスを離れて世間の人と同じ景色を見る生活が凄く重要だと語られました。

とはいえ、大学に行くことでブランクが空き、世間が忘れてしまい俳優として復帰するのに皆苦労していることも事実。レヴィットも例外ではありませんでしたが、大学卒業後に出演した作品は後に彼が映画を選ぶ力になりました。
それまで大手の映画に出ていたレヴィットが再び実写に出るときに選んだのがインディペンデント作品。本人はインタビューで「作品選びで重要視するのは脚本。オリジナル脚本で心振えるものに出会った時に出たいと思う」と言っていて、オリジナル作品へのこだわりが。シリーズ物や原作物がもてはやされ映画化されがちですが、オリジナル脚本や低予算の作品でもやりたい役があったり、良い脚本を選べば注目して観てもらえるということに気付いたのです。さらにその時出会った人々との人脈から生まれた作品がいくつもあり、レヴィット自身も意識的に繋がりを大切にやっていると語られました。

またこの同時期に、もう一つのターニングポイントとなったのがヒットレコードの設立。05年に兄と設立し、09年に会社となりました。設立当時はインターネットがナローバンドからブロードバンドになった時期。これからネットで映像を発信していけるんじゃないかということに目を付け、ただの商売ではなく、自分達の周りにいる人や新しい才能を持つ若い人の発表の場にしようと設立。これが本人の映像制作をはじめるきっかけにもなりました。
この09年は覚醒の年でもあり、「G.I.ジョー」「(500)日のサマー」などに出演。徐々にレベルを上げ、メジャーな作品に戻るタイミングになりました。一方で、依然作家性のあるものに出ようとする姿勢もあり、名前を知られる映画と自分の俳優としてのスタンスを保てる映画を両立。さらに、ナタリー・ポートマンをはじめ、同年代の役者達のプロデューサーとしての活躍を見みたり、短編作品「Sparks」の監督をしたことなどを含め、これらが結果「ドン・ジョン」にも繋がります。

4/26(日)よる10:00~WOWOWで放送する「ドン・ジョン」
初監督として作る正攻法もあるのに、何でポルノが好きな男の話を作ったのか最初はわからなかったという健夫さん。しかしそれまでの他の作品見て来て、皆が持つパブリックイメージから乖離させて新たなイメージを作ることと、世間が発信する価値観やそこから得る情報は得体の知れないものなんじゃないかという主張がしたかったのではと考察。「(500)日のサマー」の草食系男子のイメージが強いけれど、その後はパンチが強い役どころが多く、「ドン・ジョン」もその典型。中井さんは、ファーストチョイスにならないであろう役を自分で選ぶ乖離性と、愛を知らなかった男が愛を知っていく繊細な役がレヴィットっぽいと語りました。皆が望んでないものを見せるようで望んでるものを見せているという点では相当用意周到に狙って作られた作品なのです。

「(500)日のサマー」はレヴィットの代表作で、それで話が完結して閉じてしまうことは多いけれど、生い立ちや作品の傾向、人間の表面的じゃないところまで見ると、これから先も楽しみな人物です。いずれきっかけとなる作品が出ればオスカーも取るようになるだろうし、ヒットレコードで新しい才能を見出す側にいることは彼がこの世界で長く生きる事にも繋がるだろうし、映画じゃない世界にも飛び込むかもしれないとも語れました。
この先は分からないけれど、だからこそ色んな可能性も秘めていて、これからどんなキャリアを積んでいくのか追いかけていきたいですね!

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