2015年の音楽フェス(2015/5/27配信)

2015/05/28

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今回のテーマは『2015年の音楽フェス』
速水健朗さん、宇野維正さん、柴那典さん、福永マリカさんでお送りしました!

まずは3大フェスの特徴を語ってもらいました!
実は一番ラインナップの影響が少ないのがFUJI ROCK FESTIVAL。お目当てのバンドがなくても、フジロックに行くこと自体が楽しかったり、アウトドアのいい装備を使いたいという30オーバーのリア充がメイン層。ちょっと予算も高めなので、逆に若い世代は頑張って背伸びすると、スペシャル感やブランド価値になって楽しいかも!

逆に音楽が集客を左右するのがSUMMER SONIC。サマソニはその日のヘッドライナー次第で客層がガラッと変わるのです。1日目のヘッドライナーがリアーナで露出度の高いセクシーなお姉さんが多くても、翌日はリンキン・パークやメタリカで黒いTシャツの人が増えるなんてこともあるとのこと。

この2つに対しとても特殊な文化圏を築いているのがROCK IN JAPAN FESTIVAL。フェスそのもののファンがいるのがロッキンとの事。
フェスの客層観察が好きな柴さんは、一番大きいステージの入口でフェスのオフィシャルTシャツを着ている率をチェック!なんと、200人中6割ほどの人がオフィシャルTシャツを着ていたのだとか!他のフェスなら好きなバンドのTシャツや自分なりのお洒落をしてきたりしますが、柴さんのお友達姉妹のお話の例から、花火には浴衣(ロッキンにはロッキンオフィシャルTシャツ)と同じ感覚なのだという事がわかりました。

また、フジロックやロッキンが理想としていると挙げられたのが、フェス界の大正義と言われているイギリスのグラストンベリー・フェスティバル。チケットは3日間通し券のみで、アーティスト発表の前に販売が開始され、決定する前に全て売り切れます。つまり、出演者に左右されず、フェスのファンを作ることが目指しているゴール。これにロッキンは近付いているし、フジロックは開催環境も含めてロールモデルとしていると語られました。

さらに、新しいフェスとして挙げられたのがULTRA JAPANをはじめとしたEDM系のフェス。
非音楽的などとも言われる事のあるEDMフェスが海外では音楽的にも面白くなってきていて、それが時間差で日本にも来ると思うという宇野さん。
柴さんは今年1月に行われたelectrox(EDMフェス)に行き、恒例の客層観察!今回は会場の自撮り棒率を調べたそうですが、これがなんと5割越え!electroxはSNSでの自己表現と密接に結びついていて、ロッキンやフジロックが担っていたリア充アピールのツールとしての役割をどんどんEDMフェスが吸収していくのではと考察されました。

このように、フェスはコンセプトも、ファン層も、楽しみ方もそれぞれ違うものがあります。
そこでひとつのポイントとなったのが世代による違い。それが97年の断層です。
97年は、レゲエ・サンスプラッシュが終わり、フジロックが始まった年。
フェスを語る上でフジロック起源説が唱えられたり、夏フェスという言葉の定着にフジロックのイメージの影響はありますが、それ以前にも様々なフェスがありました。
レゲエ・サンスプラッシュは85年にスタート。動員は最盛期で4万人。いわゆる海フェスの典型として初めて出てきたフェスであり、この85年はそのほかにも様々なフェスが始まった年で、本当の意味での日本のフェスの始まりとの事。しかし、バブル崩壊の影響でこれらのフェスは続きませんでした。
また87年には、その時代のトップアーティストが勢ぞろいした伝説のフェス、BEAT CHILDがありましたが、豪雨による苦い経験が。さらに第一回目のフジロックでも台風襲来で地獄絵図になったりと、97年までのロックフェスはとにかく荒ぶる場所で、血気盛んな若者が雨の中大変な目に合う場所、というイメージもありました。 

このことを経験してきた世代が大人になった2000年代中盤、そうそうたるラインナップをブッキングした大人をターゲットとしたフェスがありましたが、あまり集客が出来ず。様々な要因がありましたが、そのひとつには、第一回フジロック以前のトラウマを持っている人たちが大人のロックの需要層だったためで、大人のマーケットでフェスをするにはまだ早すぎたと語られました。

一方で、今の時代の大きな変化は30,40オーバーの大人がフェスに行くようになったこと。柴さんはフジロックが学生時代の友達との同窓会になっていると話しましたが、フェスに学生時代の楽しい思い出がある人たちが、今の大人の需要層になっているのです。

番組後半は今年のフェスについてトーク!今一番呼びたいアーティストは誰かや、EDMにおける大合唱についてなどが話されましたが、中でも音楽プロパー内で大きなトピックとなっているのがアーティストの世代交代について。今年はフジロックにONE OK ROCKやゲスの極み乙女。が出ることに世代交代感を感じている人が多くいますが、5年後10年後のフジロックが次に行くためにすごく現実的な判断だと語られます。柴さんはフェスを続けていくためには、今のフェスに行く若い子達に合わせる必要はあると思うと考察。
ロッキンも数年前までは30代が客層の中心となっていったこともありましたが、SEKAI NO OWARIやONE OK ROCKが出始めたここ数年で、ようやく世代交代が起こったとの事。中でも昨年のSEKAI NO OWARIのステージに、小学生くらいの子供がお父さんを連れてきていたことが画期的だったという柴さん。SEKAI NO OWARIが小学生を掴んでいるという事は、この先10年20年のフェス文化にも繋がるということなのです。

この他にもアーティスト主催型、テレビ局主催型、レコード会社主催型、などなど様々なフェスについても語られ、年間に渡ってフェスの数が増えていることから"夏フェス化する日本"という名言が!
さらに、フェス飯トークやフェスあるあるではコメントも大盛り上がり!「EDMは可愛い子が多い!」という正直すぎるぶっちゃけも!w
3大フェスが始まる以前の話から、ここ最近の多様なフェスについてまで、超濃厚なお話を沢山聴けた配信となりました!

WOWOWでは7月にJAPAN JAM BEACH 2015を放送!
さらに今年もROCK IN JAPANFES.2015を連日現地より生放送します!

果たして今年はどんなフェスが繰り広げられるのでしょうか!
本日のぷらすととあわせてお楽しみください!

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