渋谷らくごを振り返る(2015/5/28配信)

2015/05/29

渋谷らくごを振り返る_re.jpg

今回のテーマは『渋谷らくごを振り返る』
サンキュータツオさん、立川吉笑さん、池田裕子さん、早織さんでお送りしました!

昨年の11月に始まった渋谷らくごも早半年。この日はシブラクでお馴染み、立川吉笑さんをお迎えして、シブラクのこれまでとこれからを語り合いました!
OPトークでは普段の高座でのイメージとは違う吉笑さんとのトークで盛り上がります!この日は着物のイメージから一転し、勝負服の「1+1=」Tシャツとジーパンで登場!180cmという高身長には見えにくいというタツオさんに、「座高が高いと落語に合わないというか、こじんまりしたい。」と高座では意識的に猫背にしているのだとか!
吉笑さんファンの早織ちゃんは、「だーりおの隣で固まる春日さんの気持ちが分かった!」と隣の席で緊張しまくりでした!w

まずはゆうこしと早織ちゃんの落語との出会いをトーク。
ゆうこしにとっての初めての生の落語はシブラクで、そこからすっかり落語の虜に!
「落語を初めて知ってこれは一生の趣味になるに違いない!20代の内に落語に出会えたことに感謝してる!」という言葉に、タツオさんは感慨深そうに落語家を線で追う事の楽しみを語ります。
早織ちゃんはお父さんが落研に入っていたり米朝師匠のファンだったこともあり、上方の言葉が綺麗でいいなという印象は持っていたものの、なかなか芸を楽しむにはハードルが高いと思っていたのだとか。そんな中文芸誌の談笑師匠のインタビューから落語に興味を持ったそうで、文化系おじさんころがしな良い話にタツオさんは感動しっぱなし!
早織ちゃんが読んだインタビューは落語銭湯論。これは同じ風呂でも、ほんわかした銭湯のようにみんなが楽しめるところもあれば、高いお金を払ってマニアックに楽しむべきところもあるのと同じで、落語家も幅が広いということ。自分がどっちを進むのか考えることを吉笑さんも立川談笑師匠から言われるそうで、そのほかにもパン屋さんや美容師の例えでもお話いただきました。

吉笑さんは26歳の時に立川談笑師匠に入門し、1年半という異例の速さで二ツ目に昇進した天才。
吉笑さんはもともとお笑いを作りたかったそうで、漫才やコントなどをするもしっくりこないというなか、立川志の輔師匠のCDに出会い落語にはまったのだそう。志の輔師匠や立川談志師匠を追う内に、尖った笑いを求めていた自分でも楽しめる古典落語があることに気付き憧れて入門。でも、自分が好きな研ぎ澄まされたシュールな笑いは古典落語の中でもめちゃくちゃ少ないそうで、今はそれを自分も作ろうとしている最中なんだそうです。落語は口だけでやるからこそシュールなことが描けるから、もっとその武器を使ったネタを増やした方が落語の幅が広がるなと思って作っていると語られました。
つまり、今語り継がれている古典も誰かの新作で、吉笑さんの新作が後に古典として受け継がれるという事もあるということ!これに気付いたゆうこしは「古典の誕生を私たちは見ているのですね!」と目を輝かせます。

さらに、タツオさんが落語家を見るときのチェックポイント1つとして挙げられた一人称についても語られます。
吉笑さんの一人称は僕が多いですが、最近はわたしも使い始めたのだとか。
今はフラットな若者の感じで喋っているけれど、今から落語家口調をやっておかないと、このあと40、50、60と年を取るにつれ、"僕"ではずれが起こると思っていて、どこかで帳尻を合わせないといけないことだからずっと考えているのだそう。
70歳、80歳になった時のことを想定しながらする職業はそう多くはありませんが、そのくらいが面白いと思うという吉笑さん。「一人称の使い方は今もこれからも悩むし、もがきながらバランスを取ると思う。今自分がやって面白くないものも、年をとって面白くなることもあるし、そこは落語の強みだから落語家である以上活かしたい!」と語りました。

番組はまくらの役割や、新作ネタおろし会のヒリヒリ感などについても話しつつ、落語の入口のお話へ。
吉笑さんは落語が難しい印象なのは伝統芸能のイメージの強さが勝っているからだと分析。でも一方にはお笑いとしての娯楽的な大衆芸能としての一面も。それぞれは全然別物なのに、ごっちゃになってしまっているからややこしいのだと語られます。興味を持ってCDを借りに行っても、伝統的な落語と娯楽的な落語が同じ棚に並んでいるので、期待したものと逆のものに当たってしまうと気持ちを削がれてしまうという問題も。
伝統と大衆は、演者もお客さんも含めてそのカテゴリ分けをしっかりした方が、初めてのお客さんも入りやすいのではと語られました。

その点、どちらも楽しめるシブラクは初めての人にはぴったり!落語に興味がある人に、とりあえず何も考えずにここに行くと良いと勧められる場所がなかったのが悔しかったというタツオさん。「流派も団体も浪曲も講談も、とにかく色んな人が出ているから、きっとひとりは好きになれる!幕の内弁当感がある回もとんかつ弁当感がある日もあるけど、どの回でも大丈夫なようにしてるからとりあえずシブラクに来て!」と熱弁!

だからこそ、寄席に慣れていてトリの師匠への流れなどを作りたい人にとってはやりにくい会でもあるかもしれないとも話されましたが、早織ちゃんはその対峙している感が見てる方にはバシバシ伝わってきて、見に来た甲斐があるし緊張感が楽しい!と話しました。

番組後半はシブラクの半年を振り返り。
ネガティブな発言への持論や、シブラク公式読み物「どがちゃが」、落語前後のトーク、落語を聴きに行くかどうか、などなどタツオさんの試行錯誤とシブラクへの想いを伺いました。さらに3か月は同じネタをやらないルール、30分という持ち時間の長さなどについては、ヘビロテ組である吉笑さんから演者側のお話を聞き、ドSなタツオさんが垣間見える瀧川鯉斗さんへの愛情と期待にあふれたお話も飛び出しました!

そして、ニコ生の皆さんも巻き込んで今後のシブラクについて公開会議!
この半年が成功なのか失敗なのかはわからないというタツオさん。でも確実にお客さんは増えていると毎月足を運んでいるゆうこしは話します。
吉笑さんは、シブラクのお客さんも増えてはいるけど、演者のお客さんも多いという印象。だからシブラクのお客さんを増やしたいけれど、それをやるなら演者さんももっとシブラクへの熱量をかけてもらえればと提案。とはいえ他の会や自分の活動もあって難しいのも事実。タツオさんは月1,2回のあのステージに全力をかけてもらえればと話し、現状は100%のパフォーマンスだと思うと話します。

さらに、開演時間についても議論。20時スタートは今までにもなかった時間で良い時間だけれど、18時スタートが中途半端だと吉笑さんは提起。
17時からでもっと学生へのアピールをする、19時からで30分興行にする、土日を3回にする、ノー残業デーの水曜日を利用するなどの意見が挙がり、寄席の掛け持ちをするための時間設定の問題や、始めるまでに高める時間を作りたいということなども含めてがっつり会議!
実際のシブラクの会議でも、はじめての落語という回を毎月儲けようかという案があがっていたりとまだまだ新たな試みも検討されている様です。

最後は6月のシブラクのラインナップを見ながら見どころを紹介!
ゆうこしは6/12(金)のふたりらくごに注目!ゆうこしが言ってることがわけがわからなくてやばいと絶賛の瀧川鯉八師匠、吉笑さんが詐欺師と即答したトリックスター、立川こしら師匠のふたりらくごは必見です!
そして吉笑さんは6/14(日)14:00からの回に出演!後に出演する橘屋文左衛門師匠をどれだけやりにくくできるか勝負!と意気込みを語りました!
ぷらすとでは6/13(土)14:00からの回を生中継です!

タツオさんが品質保証は絶対の自信がある!という渋谷らくご。
ニコ生のコメントを見ながらの面白さも勿論ありますが、生の落語は全然別物。圧倒的に情報量で違うおもしろさがいっぱい!!
地方の方はぷらすとで、ご都合のよろしい方は、是非会場へ足をお運びください!

東西の落語家たちがさまざまな落語の楽しみを持ち寄った、3日間にわたる競演の総集編を6/8(月)よる7:00よりお届けします!

そして今回ゲストでお越しいただいた吉笑さんですが、なんと来週からぷらすとのMCとして出演していただくことになりました!
吉笑さん、どうぞよろしくお願いします~!

アーカイブ

2018年

2017年

2016年

2016年3月

2015年

2015年3月
2015年6月
2015年7月

ブログを購読する ブログを購読する

WOWOWぷらすと 公式Twitter

WOWOWぷらすと 公式Facebook

ぷらすと 公式Instagram

WOWOWは初月料金なしでお得!ご加入はこちら

▲ページTOPへ