ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(2015/6/8配信)

2015/06/09

ファンクの帝王ジェームス・ブラウン_re.jpg

今回のテーマは『ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』
西寺郷太さん、吉岡正晴さん、東美樹さんでお送りしました!

現在映画公開中のJBことジェームス・ブラウン。
今回は楽曲を聞きながら、映画のこと、JBの偉業、そして実際にインタビューされたこともある吉岡さんのお話をたっぷり伺いました!

まずはみんなで映画「ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~」のトレーラーをチェック!
この映画はもともと、テレビ用のドキュメンタリーとして作り始められたそうです。でも色んな人に取材をして作るうちに、JBの強烈な個性と人物像から、劇場用にしたらもっと面白いんじゃないかとドキュメンタリーとは別に製作。ドキュメンタリーはミュージシャンらの証言も含め、よりマニアックに面白いものとして作られ、映画はJBという素材を使い、一般用の劇映画として作られました。
「表に出ていない彼の弱さが描かれているのが良かった」と話したのは吉岡さん。郷太さんは、細かいところで気になる部分や、もうちょっとハートフルな部分が出てもいいんじゃないかと思うところもあったそうですが、ライブシーンがカラーで音も良く、劇場なら演奏も迫力いっぱいに見られるし、JBを知らない人でも流れが分かるのが良い!と言う感想。音や演奏については吉岡さんも是非劇場で見てほしいと絶賛です!

さらに、フィクションならではのシーンや実話の補足、JBの輝きと天才性を演じたチャドウィック・ボーズマンの凄さについてなども語られました。
そして今回は映画のオリジナルサウンドトラックより、
◆Papa's Got A Brand New Bag, Pt.1
◆Super Bad(Live)
◆Mother Popcorn, Pt.1
◆Get Up(I Feel Like Being A)Sex Machine(Live)
の4曲をお届け!

JBの初来日は73年。吉岡さんは74年2月の来日時に実際に会って以来、毎回会っているそうです。
JBの空気感については、「とにかく怖い!周りもビビりまくり!何を話していいか、どう声をかけていいかたじろいでしまう程の圧迫感。漫画の様に偉そうで、身長が低めにも関わらず凄まじい威圧感。"俺はジェームス・ブラウンだ"というオーラもありまくり!モーリス・ホワイト、マイケル・ジャクソン、スティヴィー・ワンダー、ホイットニー・ヒューストンなどなど色んなスターに会ってきたけれど、JBほど威圧感と存在感がある人はいなかった」と当時を振り返りました。

また、JBは人目を気にする性格でもあり、必ずきちっとした格好で人に会い、内面を見せることはしないそう。他のスターもみんな自分を演じている部分があっても、多少素が出る瞬間はあるもの。でもJBはJBを演じることを徹底して、素が出ることはなかったのだとか。
そんな彼のニックネームは「The Hardest Working Man in Show Business(一番ショービジネスで働く男)」。
その働きぶりは一時期、年間300本ものライブをしていたと言われるほど!
彼の全盛期は60年代後半から70年代初頭で、73,4年以降のディスコブームとクロスして低迷していきます。そんな中でもしっかりライブにはお客さんが集まっていたのですが、70年代後半にはなんと「オリジナル・ディスコ・マン」を発売!インタビューでも「ディスコは俺がはじめたんだ!」と言っているのですが、JBのファンクと流行のディスコサウンドは相対するもの。吉岡さんもこの彼のビッグマウスっぷりにとてもびっくりしたのだとか。ディスコを熱狂させる場とすると効果としては一緒で、ダンスミュージックはJB以前からあったにせよ、JBがはじめたファンクで多くの人が踊ったのは事実。ただ、ファンクではなく、ディスコを俺が始めたと言った極端な大口はJBらしいところ。そういったビッグマウスなお話には枚挙にいとまがなくて、あらゆる楽器はドラムだとする話、脱退したメンバーは俺が育てたから巣立っていったという話など、俺様主義なエピソードをたくさん紹介していただきました!

さらに俺様ルールも多数。
踊っている足元が見えないし、ちゃんと音を聞いてればわかるからとフットモニターはなし。
ライブでは基本的にセットリストがないので、バンドメンバーやダンサーはJBのキューを逃してはならないのですが、ミスをすると罰金制。
ただ、そこでJBが凄いのは、バンドもダンサーも完全に掌握すると同時に、お客さんまでコントロールしているということ。だからこそすごいライブになるのだと語られたのでした。

そして、JBだからこそ成し遂げられたことがたくさんあります。
オーティス・レディング、サム・クック、マイケル・ジャクソン、プリンスをはじめ、JB以降の若い人たちが彼の開拓した道を歩んでいるということもその一つ。
特に、彼は自分が黒人であることを誇りに思っていることが大きいという吉岡さん。郷太さんも、白人に使われるだけだった状況を大きく変えたのがJBであり、プリンスもマイケルもそれを学んでいると語りました。
黒人運動の中の重要人物であった側面なども語られましたが、中でも彼が革命的だったのは白人と一緒にビジネスをしたこと。白人のベン・バートがJBのマネージャーになり、ベンが白人オーナーのクラブに話をしに行くことでビジネスがスムーズに進むこともあるのです。
黒人であるだけで差別を受ける時代に、白人とビジネスをするということは、スーパーオリジナルな人でないとできないし、それだけ大変で大革命なことだったと語られました。

またJBの影響力の大きさについて、映画館で配布されているフライヤーのジェームス・ブラウン・ファミリー・ツリーを見ながらトーク!このファミリーツリーは吉岡さん作!一番下の木の根にJBがいて、彼の考えや音楽が枝葉に別れた様々なジャンル・人に多大な影響を与えていることがよくわかります。
特に顕著なのがヒップホップ。郷太さんは黒人音楽が白人音楽を凌駕した流れを話し、吉岡さんはどんなミュージシャンにとっても、JBはいつかどこかで必ず一度は通る洗礼のような凄い存在だと語りました。

この他にも、初めてインタビューをすることになった時の思い出や、JBと話す時は必ずMr.Brownと呼ぶこと、JBの家に74年に会った時の写真が飾られていたこと、JBはラジオの重要性を知っていて全米のDJの名前をフルネームで覚えていること、ビールにコショウを入れる程の辛い物好き、などなど様々なエピソードをお話しいただきました!
全然語り尽くせない!と様々なエピソードを持つJBですが、お話を聴けば聴くほど、彼の偉才さを知ることができました!
まだまだ色んなJBネタがあるそうなので、ぜひ他のお話も聞きたいですね!



そしてWOWOWでは洋楽Selectionで多彩な洋楽ラインナップを紹介!

 どうぞ今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

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