映画の中の<音楽>(2015/6/9配信)

2015/06/10

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今回のテーマは『映画の中の<音楽>』
中井圭さん、添野知生さん、松崎健夫さん、池田裕子さんでお送りしました!

今回は、映画音楽の中の忘れられない曲についてトーク!
しかもこの場じゃないと一生語ることのないシリーズがいっぱいです!

まずはゆうこし!
もともとそんなにCDを買うタイプではなかったそうですが、昨年初めてサントラをDL購入!それが「怪しい彼女」!映画も素晴らしかったし、特に音楽が気に入ったと観に行ったその日に早速購入!特に印象に残っているシーンはライブシーン。女性ボーカルの曲もそんなに聴くタイプじゃなかったけれど、シム・ウンギョンさんの歌が凄く気に入ったというゆうこし。シム・ウンギョンさんは以前ぷらすとにもお越しいただいたことがありますが、その時のエピソードを聞き、ますますファンになりました!と大興奮でした!

添野さんは「怪しい彼女」で韓国のポップスに触れ、曲も演奏も、70年代にこんなレベルの高いものがあったのか!とクオリティの高さにショックを受けた程だったのだとか。さらに、韓国で中古盤めぐりに行った時のエピソードやサントラマニアのコレクション魂、メディアが変わることやデジタル化の功罪についてなど、各人の経験を交えて語られ、いきなりディープなお話が飛び出しました!
 
そしてここからは順繰りに、3人の映画音楽への熱い思いを語っていただきました!
今回紹介していただいた曲やサントラはコチラ!

◆健夫さん
・It's For You/映画「ファンダンゴ」より(写真)
・サウンドトラック「ストリート・オブ・ファイヤー」
・アトランティス/映画「誘拐の掟」より
・チェンジス/映画「ブレックファスト・クラブ」より
・コンピレーションアルバム「イニシエーション・ラブ-あの頃カーステから流れていた80'S BEST HITS-」

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◆添野さん

・グリスビーのブルース/映画「現金に手を出すな」より

・クールスのライブ盤「デッド・ヒート・日比谷」(写真/右)

・サウンドトラック「レット・ザ・グッド・タイムス・ロール」(写真/左)

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◆中井さん

・アルバム「ライフアクアティック・スタジオセッションズ」

・ゴーイング・トゥ・ア・タウン/映画「トム・アット・ザ・ファーム」より

・I Will Survive/映画「SURVIVE STYLE5+」より


添野さんも健夫さんも、映画を見始めるきっかけとなったのが映画音楽。

それぞれが映画音楽を好きになった経緯や子供の頃のエピソードを語っていただきましたが、中でも添野さんが最初に好きになった曲として紹介したのが「グリスビーのブルース」。小学生の頃の思い出だそうですが、この頃に映画音楽と言う入口から、普段自分が聴かないであろうジャンルの音楽にも触れられたことが幸運だったと振り返ります。

このことについては健夫さんも「イニシエーション・ラブ」のコンピレーションを例に、映画を入口にして、コンピレーションの音楽やアーティストにも興味が拡がっていくことにならないかなと期待を寄せました。


コンピレーションのようなサントラがいっぱい出だした80年代に健夫さんが一番好きだったのが「ストリート・オブ・ファイヤー」。音楽映画なのに本人が歌ってない、しかも実際に歌っている人物も名前を変えて提供している、という入れ子状態に気付いたことから、この作品はひとつの音楽を通して色んな映画の裏側を考え出すきっかけとなったそう。

さらに添野さんは、架空のバンドや音楽を扱う映画にとっての鬼門についてトーク。

物凄い小説家という題材は、それっぽく見える俳優が出ればいいかもしれませんが、音楽映画にとっては、凄い演奏をする人や曲を実際に見せなければならないという難しさが。その点においてWOWOWで放送がある「ラブソングができるまで」については、「架空の歌手の話でありながら、実在しない曲なのにきっとあったに違いないと思えるし、本人の大ヒット曲として流れるクリップも、80年代にきっと見たに違いないと思わせる良くできた映画!ヒュー・グラントとドリュー・バリモアが一番良い時に共演したラブコメという意味でも是非観てほしい!」とオススメ!中でも、2人が曲を作る共同作業のプロセスをきっちり見せてくれるところが凄く好きだと語られました。


中井さんが紹介した「ライフアクアティック・スタジオセッションズ」は、枯れた感じが良くて寝る時にいつも聴いているという一枚。セウ・ジョルジが劇中でギターを弾いてデヴィッド・ボウイの曲をポルトガル語で歌ったことから派生し、サントラとは別に出たカバーアルバム。映画を通じてやったことにミュージシャンも感化された例で、添野さんも映画の世界にあるものがその延長で自分の元に来る感じが嬉しいと同意。

また、「トム・アット・ザ・ファーム」でグザヴィエ・ドランがルーファス・ウェインライトの曲を起用していることから、選曲における意図や背景にフォーカス。この映画ではルーファスの曲を使うことで、ゲイコミュニティ間に共通する感覚や心情が描かれ、音楽が物語を形取る要素になっていることを奥深く感じると語りました。


健夫さんが紹介した「アトランティス」はサントラにはないけれど物凄く印象的な使われ方をしている1曲。この曲が流れる場面では、シーンの緊張感には沿わない曲調の音楽を流すことによって、観客の中に更なる効果を生みだしているのです。この曲を作ったドノヴァンについては、「ゾディアック」でも同じパターンでの使われ方がしているので、そういう演出を誘発する要素があるんじゃないかなと添野さんは語りました。

そして、「It's For You」は、元々好きな曲であったことに加え、観客が聞いている音楽と、映画の世界で登場人物たちが聞いている音楽が違っても、映画のシーンが成立すると感じたという忘れられない一曲。

そしてなにより、この映画「ファンダンゴ」には、いつかぷらすとで話したいと思っていたという秘蔵のエピソードが!

健夫さんがぷらすとに出演するきっかけとなった映画王選手権の時に、2位だった高橋さんと言う方がいらっしゃいます。このふたりは仲良くなって話している内に、ある共通点が発覚! 1位と2位を争ったこのふたりが一番好きな映画が共通して「ファンダンゴ」であり、しかも高橋さんも健夫さんと同じくサントラを集める人だったのです!

さらに、「ファンダンゴ」には当初ちゃんとしたサントラがなかったのですが、何と高橋さんはいろんなディスクから曲をかき集めて私家版アルバムを制作!このお話から、それぞれのサントラ入手に向けてのエピソードやラジオの録音についてなど、無い物に対する情熱の大きさも語られました。


番組最後は、映画とサントラがこれからどうなっていくのか話し合いました。

今、テーマ曲が良しとされないことやアカデミー賞の受賞傾向などを踏まえて、歌が映画音楽の入口になるのも良いんじゃないかという健夫さん。添野さんも覚えやすいメロディのスコアは復権しないんじゃないかと思っているのだそう。50年代後半から70年代いっぱいまでの、誰が聞いても知っていて歌えるテーマ曲が商品になった時代が特異な期間であって、今はメロディが覚えられないスコアの時代にまた戻ってきてるだけじゃないかと考察。だからこそ、やっぱり歌だろうという健夫さんの判断は共感できるところがあると語りました。


今回、添野さんと健夫さんの幼き頃の映画への情熱にびっくりした!というゆうこし。小中学生の頃はこんな話友達とできなかったな~という思い出から、逆に添野さんは映画音楽ノートから友達ができたことなど、沢山のエピソードと共に、あの頃出来なかった超マニアックトークも繰り広げて頂きました!

「最初の映画から音楽はついていたし、サイレントが本当にサイレントだったことなんて世界中どこを探してもない。映画にとって音楽は重要で、音楽無しでは映画は成立しないし、だから我々が映画を見て音楽に惹かれるのは当然なこと。」と添野さんが語ったように、みなさんがとても楽しそうにお話しされる姿からも、映画と音楽の繋がりを深く実感することができる配信となったのでした~!


WOWOWでは映画と音楽の幸せな関係と題し、3作品を特集!


この放送でお気に入りの曲が見つかるかも!

ぜひ皆さんのオススメの1曲も教えてくださいね!


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