くるりを語る。(2015/6/15配信)

2015/06/16

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今回のテーマは『くるりを語る。』
西寺郷太さん、宇野維正さん、福永マリカさんでお送りしました!

その孤高なスタイルで走り続ける「くるり」。この日は彼らの軌跡とこれからについて語りました!
 
まずは皆さんのくるりとの出会いや思い入れについてトーク!
同じ京都出身、ほぼ同期、などいろんな縁から、普通のバンドとは違う思い入れや感慨があるという郷太さん。マリカちゃんにとってはドラえもんの様な存在で、あまりに普通に聴きすぎていて、どこが好きって言い辛いくらい年中聴いていると話します。
宇野さんはROCKIN'ON JAPANの編集部時代、くるりのアーティスト担当として数々のインタビューをされています。
岸田繁さんはインタビュアーの立場からすると怖い人だという宇野さん。どこまでちゃんと聴いて来てるのか見透かされいる感じで、彼に恥ずかしくないものを作りたいという思いを抱かせるような人だと語りました。最新オリジナルアルバム「THE PIER」のインタビューも担当されていますが、未だに緊張するそうです。

WOWOWで放送されるくるり NOW AND THEN さよならストレンジャー / 図鑑は1stアルバム『さよならストレンジャー』と2ndアルバム『図鑑』の完全再現ライブ。
ここ10年くらいで過去の名盤の全曲を再現するライブは、海外でも流行っている新しい興行の形ですが、くるりが行ったのは似て非なるものだという宇野さん。
再現ライブの魅力は、ファンが一番聴きたいという名盤・代表作が聴けたり、普段はライブ向きじゃないからと削られる曲を聴けたりという楽しさがあり、それはライブで稼がなきゃいけなくなった時代に対する一つのアイディアでした。
でも、くるりにとって『さよならストレンジャー』も『図鑑』も、いわゆる代表作ではなく、あくまでもキャリアの中の1枚目と2枚目。しかももったいぶらずに2枚分一緒にやったのです。もちろんこれらを一番好きなアルバムと挙げる人はいますが、代表作でない作品で、しかも2枚を丁寧にやったというのは流行の形とは異なります。
しかも、『さよならストレンジャー』も『図鑑』も古くなっていないのがくるりの面白いところ。前作を上書きしていくタイプのアーティストもいるけれど、くるりはずっと進化はしながらも1つ1つのアルバムが完結しているタイプ。それはアルバムと言うアートフォームに対する意識の強さから、次のアルバムは次のストーリーが始まるのだと語られました。郷太さんはアルバムという言葉の起源を例に、その時バンドが良いと思ったものを盤として作れることの大切さを話し、それをくるりはわかっているんじゃないかなと話しました。

くるりのアルバムの特徴、初めて聴いたときの印象、リズムや音楽に対する考え方などが語られ、話題は結成当時の背景へ。
当時はフジロックのスタートで洋楽中心のフェスが出はじめ、今よりもその前よりも、洋楽と邦楽の壁が無かった時代。くるりはまさにそういう時代の申し子であるのを感じるという宇野さん。
ロックの名盤が一通りCD化された時代でもあり、新譜と過去の名盤を等価で吸収した世代だと思うと考察。中でも、くるりが1stアルバムから同時代のバンドと違ったのは、90年代前半の渋谷系以後の異常なリスナー体質を持ちつつも、異常なまでのプレイヤー体質をも持つバンドだということ。くるりは98年世代と言われ、同年デビューしたオルタナティブロックバンドにはスーパーカーやNUMBER GIRLなどがいますが、スーパーカーはリスナー体質、NUMBER GIRLはプレイヤー体質で、どちらも併せ持つくるりは特徴的だったのでした。
 
そして今回は「THE WORLD IS MINE」より

◆GO BACK TO CHINA
◆WORLD'S END SUPERNOVA
◆THANK YOU MY GIRL

をお届けしました!

宇野さんが昔の曲でも何の気なくフッと鼻歌で歌っちゃうと選曲したのが『GO BACK TO CHINA』ですが、それもくるりの凄さ。『WORLD'S END SUPERNOVA』ではニコ生でも「○○のときのことを思い出すな~」といったコメントがあったことから、マリカちゃんは昔付き合っていた人がくるりを好きだったのを思い出したと話し、なんと宇野さんからは結婚のきっかけがくるりだったという素敵なエピソードが!インタビュアーにとっては岸田さんは怖い人だという話もありましたが、チャーミングで優しい面もあり、『THANK YOU MY GIRL』は彼の本当の優しさを感じる曲だとも語られました。

さらに、昨年9月にリリースされた『THE PIER』についてもトーク!
岸田さんは色んなことに対するオピニオンを持っていても全部音楽が勝っちゃう人だけれど、くるりのアルバムとしては珍しくメッセージ性を強く感じたという宇野さん。
特に「Liberty&Gravity」に象徴されるような労働者の音楽であり、リスナーと同じところで作るんだという目線を感じたのだとか。「日本のロックやポップスも、岸田さんが書く音楽も、元を辿ればジャパニーズフォークだったけれど、『THE PIER』では日本の音楽じゃない曲がこれまでより急に増えてきた。日本のフォークミュージックでもないし、いわゆる英米の音楽でもないような、でもエキゾチックなだけじゃない民衆の音楽みたいなものを紡ぎ始めてる。だから始まり感を感じた。皆もそこに興奮したんではないかな。」と語られました。

また、郷太さんはくるりが安定した人気をキープする中には、作詞・作曲・歌・ライブといった要素以外にも、メディアの人達に面白い考察をしてもらえるような楽しみを与え続けているのが魅力なのではと考察。これに宇野さんも同意。どこかで、批評なんていいよとか、インタビューいらないよ、となるバンドも多いけれど、彼らは常にそこでプレッシャーをかけ、勝負をかけ続けてるいるのだとか。郷太さんもそこまで考えたキャリアづくりをしてきている数少ない人たちだと語りました。

マリカちゃんは今回、緊張したけどこの緊張感だけでなく、いつでもどこでもそばにいる存在としてゆっくりずっと聴いていきたいなと改めて思ったのだそう。やっぱりピリッとした感覚はあるけど、くるりは楽しいと語ったのは宇野さん。過去がこんなにすごいってだけではなく、今から一番楽しみだって素直に言えるのがすごいと語られました。

WOWOWではくるり NOW AND THEN さよならストレンジャー / 図鑑を6/28(日)午後5:00~初回放送!
『くるり「NOW AND THEN」ツアーTシャツ WOWOW別注ブラックバージョン』のプレゼントキャンペーンも実施中です!

本日のぷらすととあわせてお楽しみください!

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