フランス映画祭を教えて!(2015/6/16配信)

2015/06/17

フランス映画祭を教えて!_re.jpg

今回のテーマは『フランス映画祭を教えて!』
中井圭さん、松崎健夫さん、矢田部吉彦さん、早織さんでお送りしました!

オープニングトークはカンヌ国際映画祭について大盛り上がり!現地に行かれた矢田部さんの報告を聴きながら、それぞれ気になることを質問!公開が待ち遠しくなるようなお話も沢山伺えました!
そして今回は6/26(金)から始まる『フランス映画祭2015』について、各作品を解説!注目作品ばかりですよー!
 
◆エール!
オープニング作品にピッタリで、フランス映画ってちょっと小難しいんじゃないの?芸術っぽいんじゃないの?と思ってしまう人にこそフランス映画の入口にオススメ!4人家族の内、主人公の長女以外が聴覚障害者、という設定だけ聞くとデリケートそうだけれど、そこを凄く巧みに笑って泣けるコメディとして描く技が上手い!健夫さんも、身障者に対する決めつけを払拭してくれるところが気持ちいい!と絶賛!
 
◆ボヴァリー夫人とパン屋
あえて言うなら、ちょっとフランス文化度が高めで、今までフランス映画が好きな人が見てより楽しめるタイプの作品かも!ボヴァリー夫人という世界文学史上もっとも有名な作品のひとつをモチーフにしていますが、知らなくてもとっても楽しめます!ボヴァリー夫人のことを知っている人や文学ファンは、健夫さんの様にラストを想像しながら観るとめちゃめちゃ楽しめます!
 
◆EDEN エデン
矢田部さん的キャッチコピーは"ダフト・パンクになれなかった男達のドラマ"!現代的かつフランスのポップカルチャーの最前線を描いた珍しい作品で、とにかく見所が沢山!中でもダフト・パンクと同じシーンで活躍していた監督の兄の自伝的背景をもとしたフィクションなので、それだけリアルな当時のシーンが描かれているのはポイント! 

◆『アクトレス ~女たちの舞台~』(原題:シルス・マリア)
タイトルが示すように女優と演技に対する映画で、主演のジュリエット・ビノシュと共演のクリステン・スチュワートが演じるそれぞれの関係性や葛藤が3重くらいの入れ子構造に。この二人の演技合戦がずっと見ていたいと思わせてくれるほどの素晴らしさ!女優映画という事で是非観てほしい!とオススメされた早織ちゃんは、「いやー慄きます!すごい!!」とザワザワしている様子でした~
 
◆ティンブクトゥ(仮題)
アカデミー賞外国語映画賞のノミネートをはじめ、フランスのセザール賞を総なめにしたと言えるくらい獲りまくったある意味去年のフランス映画を代表する作品。ただ、フランス映画的ではなく、アフリカのマリを舞台に、理不尽な戒律を押し付けられている状況を描いた非常にシビアで静かな作品。でも、内容とスタイルに良い意味でギャップがあって、とても独特なタッチ。厳しい状況を映画に昇華して芸術作品として見せる試みが成功している例で、健夫さんも重い話だけれど美しかったと語りました。
 
◆チャップリンからの贈りもの
矢田部さんのおすすめ度がかなり高めの1本!監督のグザヴィエ・ボーヴォワは今フランスの脚本家としても高名だし、脂ののり具合としても充実期で、完成度の高い作品作りをする人。脚本の良さはもちろん、70年代の画面の色の感じも美しいし、何より素晴らしいのがミシェル・ルグランの音楽が役者の一人と言えるくらい映画の重要な要素に!健夫さんも見終って早速サントラを買ったほど。サントラの日本発売も予定されている様なのでお楽しみに!
 
◆ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲
今回の矢田部さんイチオシ作品! ルーツ・国籍・宗教など、これらが融合するのがいかに大変かという今全世界で最も重要なテーマの流れにズバリな作品。でも、こういったデリケートなテーマの本音と建前のギャップを笑い飛ばすのがこの作品の凄さ!ここまで話した作品はこれから公開予定がありますが、この作品は今のところフランス映画祭でしか見られません!お見逃しなく!
 
◆彼は秘密の女ともだち
近年絶好調のフランソワ・オゾンの作品!セクシャリティのテーマで、尚且つ進化して洗練された深いドラマを構築。娯楽映画としても面白い!オゾンの作品が苦手だった健夫さんですが、それでも本当にすっっっごいよかった!!!!と8作品見たうちの1番のオススメ!自分達の主張だけでなく周りの人の意見も公平に網羅されていて、好き嫌いとかじゃなくてもっといろんな人に知ってもらいたいと語られました。

◆夜、アルベルティーヌ
今回の新作で唯一のモノクロ作品。ある女性が刑務所から脱走するところから始まる実話をもとにした物語。主演の二人の存在感がモノクロの画面に映えてフィルムノワールの感触を残す、フランス映画が好きな人達にオススメなタイプ。これも劇場公開が未決定なので今回のフランス映画祭でぜひ見てもらいたい1本!
 
◆ヴィオレット(原題)
今回の団長を務めるエマニュエル・ドゥヴォスの主演作!非常に強烈な個性を持った女性作家ヴィオレットと、彼女をサポートするボーヴォワールというフランス女性の立場を向上させるために比類のない貢献をした女性文学者の物語。当時の美術衣裳も観ていて飽きないし女優の演技も完璧!矢田部さんが大好きだというドゥヴォスですが、この映画に関してはボーヴォワールを演じるサンドリーヌ・キベルランが素晴らしいと絶賛!
 
◆セバスチャン・サルガド / 地球へのラブレター
サルガドの写真に感銘を受けたヴィム・ヴェンダースがその仕事ぶりを追ったドキュメンタリー。とにかくサルガドの写真が素晴らしい!写真のインパクトと功績の大きさで比類を見ないカメラマンの世界が、ヴェンダースによって手に取るように伝わり、見ごたえたっぷり!サルガドが地獄を見過ぎてどういった世界に入っていったかにも注目です!

また、フランス映画祭ではクラシック作品『たそがれの女心』のデジタルリマスター上映もあります!

お話を聞けば聞くほど、どれもこれも観たくなってしまう作品ばっかり!!なんとチケットがもうすでに売り切れている作品も・・・!でも!当日券もありますので諦めずにチェックしてみてくださいね!しかも、今年は大阪・京都・福岡で巡回上映もあります!さらに、作品によっては監督が来日されるので、トークショーやお客さんとのQ&Aコーナーがある作品も!直接監督に質問できる貴重な機会ですので、こちらもどうぞお楽しみに!劇場公演が予定されている作品も多数ですので、楽しみは尽きませんね!

各作品の上映スケジュールや来日ゲスト、チケットなどの情報はフランス映画祭公式サイトをご確認ください!

そしてWOWOWではフランス映画週間!と題し、6/22(月)よりフランス映画祭での上映作品新旧16本を特集!
こちらもぜひあわせてお楽しみください!

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