90年代洋楽R&B考(2015/6/29配信)

2015/06/30

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今回のテーマは『90年代洋楽R&B考』
西寺郷太さん、松尾潔さん、吉岡正晴さん、東美樹さんでお送りしました!

90年代洋楽シリーズ、第4回目となる今回は、ついにR&B回!
この日は松尾さんがお久しぶりの登場!松尾さんはつい先日『松尾潔のメロウな季節』、通称、青メロウを発刊されたばかり!オープニングトークでは青メロウのお話や感想を伺い、郷太さんの褒め殺しに、松尾さんは照れ笑い。今回は青メロウ・赤メロウのお話を交えながら、90年代のR&Bについてたっぷりお届けしました!

まずは90年代にお二人が何をしていたか伺いました。なんと90年は松尾さんと吉岡さんが出会った年!今年の7月19日でちょうど四半世紀になるということで、お二人が出会った経緯や仲良しなエピソードを交えつつ、テリー・ライリーやジャネット・ジャクソンをはじめ、90年代のアーティストを振り返り。
郷太さんが大好きだと挙げたのはジョニー・ギル。彼が所属したニュー・エディションの足跡を話し、ベル・ビヴ・デヴォーのことを"毛利家の三本の矢"と表した松尾さんに、吉岡さんは大ウケw
さらに、松尾さんが青メロウの第1部の1章にジョニー・ギルを選んだ理由も教えていただきました!

松尾さんが90年代のR&Bを語る上で欠かせないキーワードとして挙げたのは『ヒップホップとの共存』と『ボーカルグループの花盛り』。
90年代にアメリカのR&Bチャートの1位になった曲の年ごとのリストを見せて頂きましたが、そこでもグループの曲が多いことが良くわかります。その中で注目すべきは94年。この年はR.ケリーの年と言え、本人の曲やリミックスも含め、R.ケリーの曲が二十数週間もの間一位を独占したのです。そして他の年のリストと比べると、曲数が少ないのもこの年。それはつまり、94年はチャートを寡占したモンスターヒットが多かったということがわかったのでした。

吉岡さんはヒップホップがR&Bに与えた影響についてトーク。
ヒップホップは79年からどんどんビッグになり、86年にはRun-DMCの「Walk This Way」が全米の黒人のみならず白人のティーンまでも虜に。それがヒップホップの歴史の中で一つの頂点になりました。ヒップホップの根強さはその後も大きくなり、開花するのが90年代。その時代はヒップホップ自体が東西に分かれてダークでディープなものになるけれど、アルバムが売れて新しい市場ができたことは、ブラックコンテンポラリーやR&Bの世界にも大きく影響を与えていると語られました。

さらに、90年代に松尾さんがライター業から制作業へも踏み出した頃のお話も伺いました!吉岡さんからのリクエストで、ケヴィン・エヴァンスからのSWVのリミックス依頼を断って、ロームのリミックスを納品したのに音沙汰がなかったエピソードを話した松尾さん。その経験をふまえ、「今の松尾潔が、20年前の松尾潔にアドバイスできるとしたらどうする?」という吉岡さんの質問には、「Yes、Noを即答しなくても、1日預からせて下さいって言えたのに、って教えてあげたい」と答えたのでした。

吉岡さんは、好奇心の塊な子供の様にワクワクと松尾さんに次々質問。そんな今の吉岡さんのスタイルの元となった、ネルソン・ジョージとミネアポリスの女性新聞記者から矢継ぎ早に質問されたエピソードも教えてくださいました!

90年代から今に影響を与えた人として、吉岡さんも松尾さんも二人とも一致で挙げたのがR.ケリー。
「ヒット曲の数ももちろんだけれど、マーヴィン・ゲイと近いものを感じる。生と性の両方を唄うし、しかもキャッチーでわかりやすいメロディ。」だという吉岡さん。松尾さんは「Rケリーが作ったスロージャムの形は今なお有効。82年以降、マーヴィン・ゲイの『Sexual Healing』の呪縛からみんな逃れきれなかったのに、彼が歴史を上書きした。吉岡さんが言ったのが象徴的で、マーヴィン・ゲイを含んでいるけど似ていない何かもあって、それがヒップホップ。伝統を含みながらも新しいものを入れたスロージャムで、クラシックソウルとToday's R&Bの架け橋」だと語りました。

最後は早くも松尾さんの次作に期待を寄せました!
赤メロウ、青メロウ、ときたので、次は黄メロウ!作詞家・プロデューサーとして考えてきたことや、自身の制作の話が読みたい!という郷太さん。ニコ生でも「それが一番読みたい」「来年また待ってます」「これは売れますね...間違いない」など期待のコメントが多数!さらに著者置いてけぼりで本の装丁についてまで話題はおよび、話が止まらない編集者目線な郷太さんとサーチンしまくりな吉岡さんなのでした~w

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この後も注目の特集やライブが盛りだくさんです!
今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

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