スカーレット・ヨハンソンを語る。(2015/7/1配信)

2015/07/02

スカーレット・ヨハンソンを語る。_re.jpg

今回のテーマは『スカーレット・ヨハンソンを語る。』
立川吉笑さん、松崎健夫さん、早織さんでお送りしました!

おかげさまで、この日はWOWOWぷらすと放送800回目!今後ともどうぞよろしくお願い致します!

そんな今回はスカジョことスカーレット・ヨハンソンを深掘り!
実は吉笑さんはスカジョと同い年!その事実に健夫さんは大きな衝撃を受けていましたw
というのも、吉笑さんにとってのスカジョは同年代のリアルタイムな女優さんというイメージでも、健夫さんにとってはずっと子役時代のイメージ。きっと今後もっとおばさんになったとしても子供の時のイメージを引きずるだろうなあと話しました。

スカジョは8歳の時に舞台で役者デビュー。5歳位の時から母に連れられてCMのオーディションを受けてはいたものの、幼いころからハスキーな声だったのがネックで受からずにいました。しかし、彼女はその個性を芝居の世界で発揮。当時の人気子役だったイラジイジャ・ウッド主演の舞台に出演したことをきっかけに、NYの有名な演劇学校の週末クラスに参加。しかも、中学生くらいが行く上級者クラスにいれてもらえるほど優秀な生徒だったようです。

さらに、イライジャとの縁で、94年に「ノース 小さな旅人」で映画デビュー。演劇学校を卒業して主演した「のら猫の日記」では、インディペンデント・スピリット・アワードで12歳にしていきなり主演女優賞候補になりました。
この作品は注目を浴び、サンダンス映画祭で上映。このときにロバート・レッドフォードがスカジョを見ていたことで、彼の監督作「モンタナの風に抱かれて」に主演することになります。
元々この映画はナタリー・ポートマンを使いたくて映画化しようとしていたもの。でもナタリーはスター・ウォーズを選んだことでスカジョに白羽の矢が。年齢的にはナタリーより3歳年下なので、17,8歳の役を13歳が演じたことになりますが、求めていた年齢より年下でも、彼女ならそれができるんじゃないかと「のら猫の日記」の演技を観て起用したのです。
レッドフォードが彼女のことを「30歳になろうとしている13歳」と評しているように、大人びているように世間からも見えていました。

「モンタナの風に抱かれて」では片足がない女の子の役を演じて注目を浴びたことで、ハンディを背負った子が逆境に打ち勝つようなオファーばかりがくるように。
ここでポイントとなったのが、彼女はステレオタイプな枠に嵌められないようにしようと、次回作を慎重に選んだこと。良い脚本が来るまでは映画に出ず、慎重に作品を選ぶことを14歳のころにしているのです。
その結果、3年後の01年に3本の映画に出演。そのなかでもキーとなったのが「バーバー」と「ゴーストワールド」。この2本を、彼女はギャラの良し悪しではなく、企画・脚本の良さや、監督の作家性が出る作品を選択します。
なんで初期の頃にアート系の作品が多いのか不思議に思っていたという早織ちゃん。スカジョはサンダンスでレッドフォードが若手を育てている背中を見ていて、何が自分のキャリアにとって重要なのか、長く続けるためには作家性が強いものに出た方がいいんじゃないかということを、ティーンエイジャーの頃から理解して作品選びをしていたのです。
それに導いたのがレッドフォードだとわかり、納得の様子な早織ちゃんでした。

「ゴーストワールド」は様々な要素が時代に合致し高い評価を得ましたが、スカジョがすごいのは、台本を見た段階で評価されることがわかっていたということ。沢山のシナリオが送られてきた中から何に出演するかを決める時に、出演料ではなく企画で選んでいるのなら、シナリオを読み込む力があるのではないかという事はずっと言われています。

02年以降から毎年3,4本という怒涛の出演が続き、03年には「ロスト・イン・トランスレーション」と「真珠の耳飾りの少女」に出演。この2作はどちらも年上の男性と互いに惹かれあいながらも気持ちを押し殺したまま結ばれない男女を描いていますが、この原点となったとも言えるのが、「バーバー」。この頃から年上の男性と男女の仲になる役を得意とし出します。しかも「ロスト・イン・トランスレーション」は女性監督ソフィア・コッポラによってセックスアピールが引き出された作品でもあり、01年と03年は、後のキャリアにとって重要な飛躍の年となりました。

その後に転機が訪れるのは05年。この年はウディ・アレンの「マッチポイント」に出演。これ以降ウディのミューズとなります。ウディは「ゴーストワールド」と「ロスト・イン・トランスレーション」で彼女のことを観ていて、当初想定していたケイト・ウィンスレットが降板したことや撮影条件の規定が変わるなど様々な幸運が重なったことから、スカジョを起用。ウディの演出方法とスカジョの演じやすさの相性がぴったりだったこともあり、結果的にこれ以降の作品にも出まくることになります。

ウディが惚れ込んだルックスや佇まいの魅力についても語られましたが、一般的にセクシー女優だと言われているのはスカジョもわかっていること。なぜセクシーだと言われているのかについては、「体の曲線こそ女性を魅力的にする。自分がセクシーなのは生まれつきの利点だから、それを活かして何が悪い。ただ、なぜセクシーなのかは、人にセクシーと思われるには自分がセクシーと思わなければそうならない。」と自己分析。自分自身が満足していることがセクシーさに繋がって、対外的なことに対する自信があればセクシーに見えるということなのです。でも、有利な点ではあるけれど、そこに絞って自分を売り込まないというのが彼女の凄いところ。このことは、「本人の意思に反して監督の強要で脱ぐことはできない」という出演契約条項が裏付けていますが、「アイランド」ではベッドシーンで服を脱ぐか否かで監督と対立。監督はレイティングを重視する為に服を着させることを選びますが、彼女は猛反発。映画の表現として必要だろうことをしないことには意義を唱える芯の強さがあるのです。

その後06年から09年は作品もいまいちヒットせず、結婚や歌手デビューも重なりちょっと迷走気味。
しかし10年に「アイアンマン2」、その後に「アベンジャーズ」へと続き、当たり役を得ることに。その流れで出演した「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」では奇しくも彼女の転機となったレッドフォードと共演!対等な立場で映画に出られることもあり、彼女にとってはものすごく感慨深い映画となったようです。

彼女が出演作を選ぶ基準は、自分が10ドル(普通の鑑賞料金にちょっと上乗せする位)払っても観たい映画にしか出ないということ。初期には自分のその時々のテーマに沿った作品を選び、映画に出ることで自分の演技を経験していましたが、それは同時に引き出しを作っていっていたということ。だから、今出ている映画はその引き出しを使って自分が好きな作品に出ているんじゃないかなと語られました。

今回健夫さんには「ゴーストワールド」「真珠の耳飾りの少女」「ロスト・イン・トランスレーション」はマストな作品、それ以外だと「アイランド」「幸せへのキセキ」「her/世界でひとつの彼女」をオススメ作品として挙げて頂きましたが、今回の特集では「ゴーストワールド」と「真珠の耳飾りの少女」を放送!
さらに、「her/世界でひとつの彼女」は7/5(日)午前4:00に放送します!
スカジョは子供の頃に声がダメだと言われたエピソードがありましたが、その20年後、「her/世界でひとつの彼女」は彼女の声を活かした映画となったのです!

今回のお話とあわせると、彼女の声の感じ方も変わるかも!そしてきっと、さらに彼女が愛おしくなるはず!

ぜひ本日のぷらすととあわせてお楽しみください!

アーカイブ

2018年

2017年

2016年

2016年3月

2015年

2015年3月
2015年6月
2015年7月

ブログを購読する ブログを購読する

WOWOWぷらすと 公式Twitter

WOWOWぷらすと 公式Facebook

ぷらすと 公式Instagram

WOWOWは初月料金なしでお得!ご加入はこちら

▲ページTOPへ