そして、ターミネーター(2015/7/7配信)

2015/07/08

そして、ターミネーター_re.jpg


今回のテーマは『そして、ターミネーター』
中井圭さん、堺三保さん、添野知生さん、梨衣名さんでお送りしました!


この日は添野さんがターミネーターのお面を付けて登場!試写で配布されたものだそうですが、自分で紐を付けてお面に。「誰もがお面にするでしょ?」と当然そうに言った添野さんですが、「いやしないよ」と即座にツッコミが入ったのでしたのでしたw

番組はまず、「ターミネーター」シリーズのキーパーソン、ジェームズ・キャメロンについて深掘り!
彼は元々SFの小説や映画のファンで、中高生のころから特撮映画を撮っていました。そのSFファンとしての豊かな記憶を活かしながら作られたのがターミネーター。その経験と幸運と努力が良いタイミングで合わさって世に出てくることになりました。
脚本を書きながらトラック運転手のバイトをしていた彼は、あるときロジャー・コーマンの製作会社、ニューワールド・ピクチャーズへ。
安くこき使うけれど、何か学べたらいいよね、というコーマンの考えのもと、上昇志向の強いキャメロンはたった1本の映画製作期間の中でのし上がります。元々はモデルメーカーとして現場に入れてもらいましたが、第二班監督やアートディレクターなど、あれもこれもやって、なんと「宇宙の7人」ではクレジットが3つ。職分が強いハリウッドですが、あれもこれもできたのはコーマンならでは。その態度を恨んでいる周囲の人間もいますが、それほどの突出ぶりだったからこそコーマンに気に入られ、映画界で最初のポジションを築くことができました。

今週末、7/10(金)にはいよいよシリーズ5作目となる『ターミネーター: 新起動/ジェニシス』が公開されますが、その最新作を一層楽しむためにも、1~4作目を振り返り!

添野さんが好きなのは1作目。公開された85年は若手監督の映画が多く、ターミネーターもそんな中の1本でした。それらの共通点は、「低予算」「アイディア勝負」「特撮はガッチリ」ということ。
「ターミネーター」も製作費は驚くほど低く、なんと640万ドル!今とは貨幣価値が違うとは言え、1ケタ違いそうなほど。当時の作品と比較しても、「ブレードランナー」が2800万ドル、「デューン/砂の惑星」が4500万ドルなので、相当な低予算です。

予算がないので1,2箇所しかできなかった特撮。しかし、そのアイディアは秀逸な物でした。
何と言っても素晴らしいのはエンドスケルトンが炎の中から出てくるところ!当時の撮影技術はCGがないのでモデルアニメーションが基本ですが、その欠点は動きがカクカクすること。それならカクカクしていてもちゃんと話が繋がって見えるよう、その直前でシュワルツェネッガーが撃たれて足を引きずるようにしたのです!技術も予算も両方わかって、そのためのアレンジをしている辺りはキャメロンにしかできない素晴らしいところ。それもこれも、全スタッフ・全ポジションの仕事を理解しているからこそ!コーマンのところで脚本を書きながら、特撮の勉強もして頑張っていたことが活きているのです。この予算で、特撮に何ができて、何ができないかをわかっているからこそ、良い映画が出来たのだと語られました。

結果、640万ドルの予算に対して世界興収は7800万ドル。内訳も国内・国外が50%ずつとバランスも良く、その後のパッケージ収入も抜群。批評的にも評価が高く、この作品が当たったおかげで、以前から脚本を書いていた「エイリアン2」では監督も自分でしたら?と言ってもらうことができ、花開くきっかけとなりました。

続く2作目は1作目のヒットのおかげで製作費は大幅増の1億ドル!世界興収は5億ドルとなり世界中で年間1位と大当たり!
2作目の評価が高いのは堺さん。公開当時はサラリーマンでロサンゼルスに出張に行っていたそうですが、そこで封切後の「ターミネーター2」を鑑賞。お客さんはみんな大熱狂で大ウケ!最初の10分からポップコーンが飛び交い、歓声も上がって、めちゃくちゃ楽しかった!と当時を振り返りました。
「ターミネーター2」はCGを見た時の興奮が大きいという堺さん。「1作目も良くできているし、考えられていて良い仕事をしているけれど、今まで観たものをうまく使っている。その点、2作目は見たことのないものを見せられた感じが大きかった」と語りました。

キャメロンはテクノロジーの面でも常に時代を切り開き、それを普及・推進しようとしている人でもあります。後に監督したユニバーサル・スタジオのアトラクション「ターミネーター 2:3-D」は当時の最先端の3D技術を盛り込んだ作品。
作品はもちろん、アトラクションそのものも良くできていて、役者の芝居や演出、飛び出す3D映像をよけたくなる感じなども素晴らしい出来だと語られました。

キャメロンがターミネーターに携わっていたのは1,2作目まで。スタッフ総入れ替えで3,4作目が作られましたが、残念ながら1,2作目に比べると興行的にはイマイチと言う結果に。その要因には様々な見方がありますが、ひとつには、時間改変をめぐるタイムパラドックスSFというターミネーター文法に則っていなかったからかもしれません。
でも、4作目のアフターホロコーストものとしての作り方は、今のアメリカのジャッジメント・デイの後の話という世間的な流行の上では正しいという見方もできます。一方で、キャメロンはジャッジメント・デイを起こしてはいけないと思っている人。だからこそ、時間改変で未来で戦争をする話にはしたくないし、人間的に譲れないポイントなのかもしれません。

そんなキャメロンが相当気に入っていてお墨付きだという最新作は、1,2作目を見ているとめちゃめちゃ楽しめる作品!1,2は観てるでしょ?って前提なくらいのお話の様です。
既に見たことがある人も、忘れているところがあるともったいない!梨衣名ちゃんが指摘した2作目のあのシーンも関係してるかも・・・?
WOWOWでは「ターミネーター」シリーズの1,2作目を7/11(土)に一挙放送!
流れで見ると、この作品の意味合いやおもしろさをより一層深く楽しめるはず!ぜひ土曜日にWOWOWで過去作をチェックしてから、最新作をお楽しみください!

アーカイブ

2018年

2017年

2016年

2016年3月

2015年

2015年3月
2015年6月
2015年7月

ブログを購読する ブログを購読する

WOWOWぷらすと 公式Twitter

WOWOWぷらすと 公式Facebook

ぷらすと 公式Instagram

WOWOWは初月料金なしでお得!ご加入はこちら

▲ページTOPへ