教えて新宅さん! 気持ち悪い動物編(2015/7/8配信)

2015/07/10

新宅先生気持ち悪い動物編_re.jpg

今回のテーマは『教えて新宅さん! 気持ち悪い動物編』
立川吉笑さん、新宅広二さん、池田裕子さんでお送りしました!

新宅先生回常連のゆうこしからも上級編だったという感想が出たこの日の配信。気持ち悪い・・・でも面白くてもっと聞きたくなっちゃう・・・!そんな生物界のブキミについてのお話をたっぷり聞かせて頂きました!

まずは、そもそもブキミとはどういうことなのかを伺いました。
気持ち悪い動物やブキミ生物は、多少の振れ幅はあるにしても、どの国でもほぼ共通。教えられなくてもほぼ共通。価値観や生活習慣で制約されそうですが、もっと根底の生物学に基づいた本能的感覚なんだそうです。

ブキミと感じるポイントはいくつかありますが、一番大きいのはどれだけ人間と系統・分類的に遠いのかということ。人に近い猿だと、好き嫌いは別としても気持ち悪いとはなりにくいはず。脊椎動物じゃなくなったり、手足が沢山あったり、体が違うパーツでできていたり、遠くなればなるほど直観的に気持ち悪いと認識するのだそう。だからそれらの生物からすると、私たちも気持ち悪いと思われているのかもしれません。

形だけでなく、ブキミ要素は色や表面の質感にもあって、わざと目立つ見た目でアラームを出している生物もいます。たとえばハチの黄色と黒や、キノコの赤に白い斑点や、縞々模様。警告色を放つ生き物は、さらに毒や針などもあわせ持ち、近寄らない方がいいと敵に覚えさせているのです。

このように目的を持って気持ち悪くなったパターンもありますが、必要に迫られてた結果、気持ち悪がられるようになってしまったパターンがあります。

その典型なのが深海魚。
自分から遠いものを気持ち悪く感じるという点では魚は比較的身近な生き物ですが、その認識している魚っぽくない要素をもっているから深海魚はブキミなイメージ。
新宅先生の著作「ブキミ生物 絶叫図鑑」の表紙にも載っているホウライエソは、凄い牙をもっていますが、これは獲物を捕まえるため。深海は餌がなく、食べ損じてしまうと次に出会える可能性が低いため、確実に仕留められるよう、必要に迫られて牙が発達。牙を発達させるくらいなら餌がある浅いところまでいけばいいのに、とも思いますが、深海は敵が少ない・温度変化が少ないというメリットもあるので、そこまで悪い環境とも言い切れないようです。

深海魚の見た目の不気味さには形だけでなく色の問題もありますが、これも環境に適応したから。魚屋さんで見るような赤くて目が大きい金目鯛などは、比較的浅いところにいる深海魚。水深が深くなるにつれて最初は赤い魚が多くなっていきますが、これは体を海に同化させるため。深海では届く光の波長が少なくなっていき、赤色は黒色に相当する色になるそうです。深海は岩場や水草がないので、食べるためにも逃げるためにも隠れる必要があり、もっと深いところになると、白や透明で深海に同化するという戦術も。黒は水深が深くても黒ですが、影が出来てしまって隠れきれない場合もあり、良し悪しがある様です。

さらに新宅先生目線の気持ち悪い虫についても伺いました!
新宅先生が苦手なのは逃げない生き物。ゴキブリも好き嫌いで言うならちょっと苦手。ゴキブリは逃げるけれど向ってくることもあるからそれが嫌なんだとか。逆に、こちらから寄らなければ悪さをしない毛虫は全然大丈夫なのだそうです。

そんなの関係なく気持ち悪いものは気持ち悪い・・・という人も多いと思いますが、平気な人と嫌な人がいる要因に、害虫駆除産業が台頭した文化的要素も捨てきれないという新宅先生。
日本人が異常に嫌うゴキブリですが、なんと平安時代ではそんなに嫌われていなかったのではと言う説も。諸説あるそうですが、ゴキブリのネーミングは平安時代に"御器被り(ごきかぶり)"と呼ばれたことが語源。これは頭の部分がお茶碗を被っているように見えるからで、しかも「御」がつくので品のいい上品な器と言う認識のようです。
なんだか雅で風情のあるネーミング・・・・現代ではなかなかそんなイメージで見ることはできませんが、もしかすると、当時はそんなに嫌な生き物ではなかったのかもしれません。

さらに話題は昆虫食にも及びました。人口爆発で食糧難を迎えた時、最後のフロンティアとなるのが虫!・・・とはいえど一向に進行しない昆虫食。相当ハイレベルでどうしても積極的に食べたくないブレーキがかかってしまいます。
実はゆうこしは虫を食べたことがあるのだとか!しかも結構色んな種類を食べたことがある様子。バッタは目をつぶって食べればエビの殻みたいで、目をつぶって何も言われずに食べればわからない程なのだそう。でも、仕事ではなく日常的に食べろといわれても、やっぱり見た目が先行してそれは無理と話してくれました。
味も栄養価もクリアしていて、それでもいつまでたっても普及しないことを思うと、やっぱり気持ち悪い壁が越えられないからかもしれません。

そして今の梅雨の時期の生き物といえばカエル!
カエルは気持ち悪い派ももちろんいますが、意外と可愛い派もいる生き物。【BBC Earth 2015】の7月の特集でお届けするカエルも、そんな綺麗だったり可愛かったりする見た目のカエルばかりが出ているので、入門者には見やすくてオススメ!
空飛ぶカエルや、100年前に1匹だけオタマジャクシが見つかって以来何も見つかっていなかったカエルの生態など、注目映像がいっぱいです!

その他にも、【BBC earth 2015 ナチュラルワールド 特集:人気者じゃないけれど...】 では、コウモリ、飛べない鳥など、普段スポットの当たらない動物たちに着目!
7/12(日)午後1:00~3作連続でお届けします!

今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

アーカイブ

2018年

2017年

2016年

2016年3月

2015年

2015年3月
2015年6月
2015年7月

ブログを購読する ブログを購読する

WOWOWぷらすと 公式Twitter

WOWOWぷらすと 公式Facebook

ぷらすと 公式Instagram

WOWOWは初月料金なしでお得!ご加入はこちら

▲ページTOPへ