ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い(2015/7/27配信)

2015/07/29

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今回のテーマは『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』
西寺郷太さん、吉岡正晴さん、東美樹さんでお送りしました!

8/10発売予定の郷太さんの著作「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」。今回はこの本の出版を記念して、執筆の裏話から、当時の時代背景や音楽シーン、そして"呪い"が起こるまでのプロローグを聞かせていただきました!

「ウィ・アー・ザ・ワールド」はちょうど30年前の1985年にリリースされた楽曲。アフリカの大飢饉へのチャリティーソングで、当時のスーパースター、45人が集結しました。
もともと「ウィ・アー・ザ・ワールド」が始まるきっかけとなったのは、84年の12月にイギリスで行われたバンド・エイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」。ボブ・ゲルドフが始めて、当時のイギリス人たちがアフリカの飢餓のために動いたチャリティーです。
これを見たのが「ウィ・アー・ザ・ワールド」のリーダー格、ハリー・ベラフォンテ。もともと社会的アクティビティや黒人意識の強い人で、「イギリス人がこんなにアフリカの飢饉に動いてくれているのに、アフリカから来た自分達が動かなくてどうするんだ」と呼びかけたのです。彼はマネージャーのケン・クレイガンに電話。ケン・クレイガンが担当していたケニー・ロジャースとライオネル・リッチーが動き出し、ライオネルはマイケル・ジャクソンに連絡。そうしてどんどん話が大きくなっていったのでした。

「ウィ・アー・ザ・ワールド」のプロデューサーはクインシー・ジョーンズ。そして超重要人物となったのが、クインシーの右腕である天才トム・ベイラー。
クインシーはレコーディングの3日前に、参加者のレコードとともにトムに宿題を渡します。それが誰がどこを歌うかという歌割り。
その時トムが「こんな連中を歌割できるなんて、天国の歌割だなあ」と言ったのに対し、クインシーは「コカ・コーラの瓶にスイカは丸ごとは入らねーぞ」とひとこと。これだけビッグなアーティストが集まって見せ場を割り振るというのは非常に大変なこと。クインシーはレコーディングスタジオの入口に「エゴはここで捨てて行きなさい」と書かれた大きな看板を貼りました。それはミュージシャンたちへ「皆さんに不満はあるでしょうけれども、エゴは全部捨てて、この割り振り通りにやってください」ということ。しかもなんとトムの歌割は、白人と黒人のボーカルポイントがピッタリ平等。
それだけのことをしないと、あれだけの人数のセッションはまとめられないのです。
さらに、それぞれの意見が出てくると困るので、どこを歌うのかという事もその場で知らされます。トムは歌割りと同時に、声の特徴やキーなども踏まえて、その人らしいメロディーへのアレンジも行っていますが、皆うろ覚えでトムが言ったように歌っていないのだとか。
ジャズのように、決め事の中で曲やメロディーの定型をどう崩しながらその瞬間をパックするのか、というスリリングなセッションの楽しみ、そして、その一晩にしか撮ることができない緊張感とライブ感が詰まっている曲でもあるのです。
誰もが1度耳にすれば忘れないキャッチーな曲をつくったマイケルとライオネルはもちろん、クインシーが大ボスにいたこと、トムが上手く刻んで歌割をしたこと、など様々な出来事が奇跡的に集まってできた1曲なのでした。

この他にも、郷太さんの関西弁で再現される「ウィ・アー・ザ・ワールド」の裏エピソードや、モノマネ付きの歌割り解説など、今回は呪いに至るまでのプロローグだけで面白い話がいっぱい! 
これらのプロローグを経て、「ウィ・アー・ザ・ワールド」の参加者、そしてアメリカン・ポップスにもたらされた"呪い"とは何なのか、是非郷太さんの本で確かめてみてください!
「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」詳細はコチラから

そしてWOWOWでは、「ウィ・アー・ザ・ワールド」に参加したスティーヴィー・ワンダー、ダリル・ホール&ジョン・オーツ、ビリー・ジョエルのライブや特集をお届け!

各番組の詳細はコチラ
9/19(土)午後4:00~放送

9/6(日)午後3:00~放送

9/1(火)よる7:35~放送

今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

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