ルパン三世を語る。(2015/8/6配信)

2015/08/07

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今回のテーマは『ルパン三世を語る。』
サンキュータツオさん、国井咲也さん、池田裕子さんでお送りしました!

長く多くの人に愛され続けてきた「ルパン三世」。今回は作品が皆に愛される理由やキャラクター性などの作品の魅力に迫りました!

まずはみなさんがルパンと出会った時のことを振り返りました。国井さんは物心がついたころには流行っていたアニメという印象。再放送で見ていたイメージも大きいようです。ゆうこしが生まれた時はもうテレビシリーズは放送終了後。でも、やはり夕方の再放送で観ていたそうで、長くも愛されていることがわかります。

関係者の方にお話を伺ったことがあるタツオさん。ルパンを最初に作った時は、大人向けアニメを作ろうと始まったそうです。当時のアニメはテレビ漫画と言われるくらい子供向け作品が主流だった中、大人が見ても楽しめる、子供が背伸びして見る番組を目指して作られました。しかし、第一期は凄く評判が悪く、テレビ局の人には「大人向けアニメじゃダメだよ」と言われたそう。しかし再放送をしている内に人気が出て二期目の放送が決定。その時には「やっぱりアニメは大人向けだから良いんだよね」と言われたというエピソードも。否定される部分も肯定される部分も同じものが本物なのだ、という話を良く聞くと話されました。

その大人向け要素を支えている一つの要素がリアリティ。不二子の妖艶さ、会話のお洒落さ、ゆうこしが注目ポイントとして挙げたすね毛が描かれていることなど、大人の映画のにおいを感じさせる演出が随所にちりばめられています。
また、実銃が出てくることも衝撃だったと国井さん。しかも兵器研究科の眼で見てもそのディテール表現が良くできている!ということで、早速恒例の銃器解説コーナー!
今回はなんと、ルパンが使用しているワルサーP38と、次元が使用しているスミス&ウェッソンのM19コンバットマグナムを持ってきてくれました!もちろん本物ではないですが、「なんで持ってるのか」「扱いが馴れてる...」「相変わらず国井さん何者なんだ・・」とどよめくスタジオとニコ生。タツオさんすらも置いてけぼりにするメカニズムの詳細な仕組みまで熱く解説していただきました!
「ルパン三世」は最新のオートマチックを使うルパン、リボルバーを使う次元、この対比で性格の違いも表現。国井さんの解説を聴いていると、そのディテールのこだわり見返したくなっちゃいます。

でも、リアリティ路線とはいえ、ルパンが不二子ちゃんのベッドに飛び込むシーンはアニメ的外連味もたっぷり。蛙ポーズからの、しゅぽーんと服を残してトランクス一丁でベッドに飛び込み、服は人型に残っているというお約束のシーンはまさにアニメ的。他にもカリオストロの城で、車で森に入った時に小鳥が飛んでくるところや、独特な直線的な動きなど、アニメだからこその表現もたくさん使われています。

さらに、その魅力的なキャラクター性にも注目!
大人向けなことで批判された、というお話もありましたが、そのアニメっぽくないところは優れているところ。また、キャラクターたちの関係性は変遷を遂げてもいます。「ルパン三世」は元々、裏社会で生きているダークヒーロー的なピカレスクロマン。泥棒で殺人もいとわない連中が、利害の一致でその場その場で仲間になる。だから裏切られるかもしれない緊張感も。でも後期になるにつれ、仲が良い感じやバディ感も生まれて行きました。銭型警部も最初はルパンを逮捕することが目的なのに、次第に彼もバディ感の一員に。捕まえたいけど捕まえたくない。銭型警部が捕まえる気がないということを背負った瞬間に「ルパン三世」は本物のファンタジーになり、永遠の物語になったのかもしれません。

また、ゆうこしは子供の頃は五右衛門が好きだったそうですが、大学生になってからは不二子ちゃんが憧れ。その服装やメイクなどのビジュアルに憧れ、不二子ちゃん画像を大量に集めてフォルダを作っていたという時期も!不二子はシリーズによって性格も容姿も全然違いますが、ゆうこしが特に推しているのはファーストの髪の色が明るくて、ちょっと幼い雰囲気が残っている不二子。70年代の作品ですが今観てもお洒落で、口紅を銃に詰めて撃つセカンドシリーズのOPはみんなの憧れ。しかも見た目も性格もちょこちょこ変わっているのにぶれない不二子像があるのは凄いこと。女性からも好かれるし、男にこびず永遠に手に入らない感じや、ルパンを出し抜くくらいの自立心、不二子がルパンを壁ドンする良い女感、などなど、挙げればきりがないほどに不二子は魅力にあふれたキャラクターです。

このように、各キャラクターが魅力的なことに加え、ストーリー中ではお宝の盗み方をメインで描いてないのもポイント。探偵なら犯人の見つけ方や謎解きがメインですが、どうやって盗むかの会議の様子もほとんどなし。テレビアニメとしての時間の制約もあったかもしれませんが、人間ドラマに振ろうとしているところも、一つの魅力かもしれません。

さらに、ターニングポイントとなった宮崎駿監督にも注目!
今でこそ一番有名なイメージも強いカリオストロの城ですが、実はそれまでのルパンファンには不評で、当時の興行としては失敗作だったのだとか。でも、カーアクション、クラリスの部屋から落下する魅せ方、高速道路を舞う偽札、銃の扱い、鉄の質感、不二子のおっぱいがやわらかそうなこと、などなどのディテールの画力はもちろんお話の構造や味付けも含め、その魅力と功績は計り知れません。
流行したもの・売れたものが是とされるところはありますが、いくら興行成績が悪くても、強い作家性と情熱とアイディアが歴史に残るということは、カリオストロの城が証明しているのでした。

「ルパン三世」は色んな監督の手によってキャラクターデザインをはじめ様々なマイナーチェンジを繰り返しながらも、ずっとずっと続いている作品。声優の交代もありましたが、3世代で楽しめる作品は一生続くコンテンツとも言われますが、71年の初放送から数えて今年で45年。すでにリーチが掛かっています。世代を超えて愛される「ルパン三世」。是非ご家族で、作品ごとに違うテイストや共通するダンディズムをご堪能ください!

WOWOWでは≪実写×アニメ「ルパン三世」スペシャル≫と題し、8/15(土)から5作品を一挙放送!
タツオさんが好きな小栗ルパンこと実写版の「ルパン三世」から、原作のモンキー・パンチさんが監督した『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』、ルパンのダンディズムが引き継がれているかもしれないと語られた名探偵コナンとの競演を果たした『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』も放送されます!
ラインナップ・放送スケジュールはコチラ

ぜひ本日のぷらすととあわせてお楽しみください!

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