PFFがはじまりだった!(2015/9/8配信)

2015/09/09

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今回のテーマは『PFFがはじまりだった!』
中井圭さん、松崎健夫さん、PFFディレクターの荒木啓子さん、早織さんでお送りしました!

いよいよ今週末からスタートするぴあフィルムフェスティバル(PFF)!今回はPFFのディレクターである荒木さんにもお越しいただき、映画監督への登竜門であるこの映画祭を掘り下げました!

まず番組はPFFアワードについてトーク!
そもそもPFFが始まるきっかけとなったのは映画情報雑誌の「ぴあ」。映研の大学生5人が始めた雑誌で、映画のスケジュールが全部乗っていて、いつでも見たいものを探せるものが欲しい、ということで作られたものです。これが成功し、その次に始めたのは彼らがずっとやりたかった映画祭。自分達が映研で自主映画の監督たちを見てきて、自主映画で凄い才能をもつ人がいることを紹介する映画祭をやりたい、ということからスタート。映画の新しい才能の発見と育成というテーマは今も全く変わらず続いていて、今年で37回目を迎えます。
PFFは、挙げればきりがないほど多くの監督のどこかへはばたくための足掛かりに。自主映画は誰からも頼まれていない、締め切りもない、すごく自発的なもの。そういう映画を生み出す人達に何とかチャンスを、と紹介し続けてきた映画祭なのです。

そしてPFFが素晴らしいのはスカラシップがあること。
この制度はお金を出すことのみならず、プロと一緒に何かを作り、企画・脚本・製作・公開・宣伝まで、プロデューサーを付けてマンツーマンで全映画の制作を体験してみましょうというプロジェクト。現在は賞を獲った人は皆に挑戦権があり、作りたい映画がある人に力を貸すシステムなのです。
荒木さんは「作るって孤独でとても切ない行為だと思うし、特に映画ってお客さんがいてなんぼなことを一人でやろうとしてる。そういう人を正しいと言える場所を、どうやったらキープできるかを考えているのがPFFだと思ってディレクターをしている。」と語られました。

今年の応募作品は全部で577本。予備審査を行うのは荒木さんが宝だと語る15人のセレクションメンバー。まずは1作品につき3人が鑑賞。大きな映画祭だと、途中までしか見ないということもあるようですが、PFFは途中で止めることなく最後まで観ます。さらに、監督のプロフィールなど前知識は無し。知りたくなった人は鑑賞後にエントリーフォームをもらうことができます。2次審査では通過作品を全員で会議をして、さらにセレクションメンバー全員で鑑賞。最終的にはディレクターである荒木さんが、ラインナップを決定します。
そして、賞を決める最終審査員は、世界を広げてくれる、普通には出来ないことをできる力を持った方々。私たちには到底できないことのチャンスを作って欲しいという期待を込めて登場いただいているとのこと。今年は奥田瑛二さん、大友啓史さん、阿部和重さん、熊切和嘉さん、西村義明さんが最終審査員。
荒木さんは、何の評価もされてない人達に力を貸す大人がいる事を信じてほしいとメッセージ。自分達の世界を広げてくれる人が審査員なのです。

そんな審査を経て選ばれた今年の上映作品を一挙に紹介!

◆柴野太朗監督『モラトリアム・カットアップ』
アナログ好きの大学生が、デジタルの世の中に取り残されながら人生を考える作品。ガラケー好きは必見!

◆跡地淳太朗監督『マイフォーム』
祖父母の住んでいた家を取り壊されるような体験がある人は興味を持ってほしい1作。

◆冨永太郎監督『ムーンライトハネムーン』
青春の性欲を持て余す悲しい男達のお話。相当切実な感じが伝わってくるとか!

◆山元 環監督『ゴロン、バタン、キュー』
ホームレスの釜ヶ崎の生活を追った作品で、実際のロケも釜ヶ崎で実施!

◆佐々岡沙樹監督『異同識別』
科捜研のお話で、メインビジュアルに映っているのはガムテープの糸の数を数えているシーン!

◆加藤正顕監督『海辺の暮らし』
かなりシュールでアバンギャルドな作品。オフビート好き必見!

◆猪狩裕子監督『嘘と汚れ』
心理サスペンス的作品で、八王子の一夜のお話。監督は2度目の入選です。

◆籔下雷太監督『わたしはアーティスト』
青春時代の恥ずかしいナルシズム満載。セレクションメンバー女性陣から圧倒的人気!

◆峯 達哉監督『チュンゲリア』
塚本晋也監督のコメンタリーで映画作りを学んだという監督の作品。どこがコメントを参考にしたシーンか、塚本マニアならわかるかも!?

◆須藤なつ美監督『大村植物標本』
リリカルで風景が素晴らしく、それを活かしきった幻想的かつアーティスティックな作品。

◆島村拓也監督『THE ESCAPE』
引きこもり気味の男性が生活を変えようとしている時に遭遇する恐ろしい話。ロケ地好きも必見!

◆藤川史人監督『いさなとり』
今作が撮られたのは広島県三次市。興味が沸いた場所に住んで、その過程で映画を生み出す監督の1本。

◆井坂優介監督『幽霊アイドルこはる』
霊感がある人にだけわかるアイドルのお話。幽霊アイドルとは何か目撃せよ!

◆中山剛平監督『したさきのさき』
健夫さんイチオシ!フェチシズムがどんどんエスカレートするちょっと変態な映画。でも純愛! 

◆中尾広道監督『船』
映画教育のバックグラウンドがない異色監督による心が落ち着くような静かな映画。リフレッシュにオススメ! 

◆佐々木健太監督『帰って来た珈琲隊長』
モノクロの8mm作品。物凄く不思議な設定で、様々な歴史的寓話が入った異色作。

◆杉本大地監督『あるみち』
監督が大学に入学する前後の再現ドラマ。びっくりするほど上手いという演技力と演出力に注目!

◆諸星厚希監督『甘党革命 特定甘味規制法』
監督はVFXの王者。タイトル通りやりたいことが明確ですがすがしい作品。

◆清原 惟監督『ひとつのバガテル』
音楽について特別な感情を持っている人、あるいは団地好きにオススメ!

◆大河原 恵監督『みんな蒸してやる』
日本語感覚がぶっ飛んでいるという個性的監督の作品。言葉に興味がある人必見!

以上20本の入選作品でした!
この他にもPFFではサミュエル・フラーや映画内映画などの特集上映をはじめ、ゲストや監督達の対談も見逃せません! 

最後に「どこに生きていても、好きなものを作り続ける日本になって欲しい。自由は意味が広い言葉だけど、自由に楽しく生きるために映画はある!」と荒木さんはメッセージ。

PFFはいよいよ今週末、9/12(土)から開催!東京から始まり、京都、神戸、名古屋、福岡へも旅をします!
何か一つでも気になったプログラムがあった人は、ぜひお近くの会場でPFFに参加してみてください!
ラインナップや上映スケジュールはコチラから

WOWOWでは、PFFでグランプリ受賞し、スカラシップで制作された矢口史靖監督の【裸足のピクニック】を9/28(月)午前5:20~放送!

そのほかにもPFF受賞監督の作品を多数放送致します!
今回のぷらすととあわせてお楽しみください!

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