テレビとドラマ(2015/9/25配信)

2015/09/28

0925_re.jpg

今回のテーマは『テレビとドラマ』
速水健朗さん、池田敏さん、 宇野維正さん、玉木碧さんでお送りしました!

テレビドラマはどんな見方をいまされているのか?テレビドラマはもちろん、日本とアメリカの事情も踏まえながら、話題のストリーミング配信などについても語りました!

まずは今年のエミー賞を振り返り!今年、賞が集中したのはHBOという有料ケーブル局。アメリカテレビ界で一番クオリティが高いチャンネルと言われているHBOが多くを受賞したのは、ネットドラマに対する牽制があったのではと池田さんは考察。注目が集まるネットでのストリーミング配信ですが、HBO独占の一方で、Amazonのオリジナル作品「トランスペアレント」が5部門を受賞するなど、ネットドラマが賞レースにも入り始めているようです。

みんなは最近何のドラマを見た?という話題では、宇野さんがそれだけで2時間は喋れるという「恋仲」の話題へ。
「恋仲」は、少女漫画映画のノウハウを月9が採用したこと、キャストの副音声を初放送時に実施したこと、最終話の一部を生放送したこと、など様々な試みがこもった作品。かなりフレキシブルな撮影がされていて、夏休みにスタジオ見学来た中高生の感想を取り入れるなど柔軟な制作がされていたそうです。
作品へは賛否もありましたが、作り手が自由に制作できる環境を作り、当たっていようが当たってなかろうが、"面白いことやろうぜ"という作り手の意思がちゃんとドラマに反映され、しかも深夜でなく月9でやったことは良かったと宇野さん。おおむね出来もよくて、「恋仲」は数字以上に成功だと語りました。

そこから地上波ドラマの視聴率の話題へ。
ひとつの評価軸として注目されてきた視聴率。とはいえ、視聴率ひとつで作品の良し悪しが決まるわけではありません。視聴率についてはその推移で支持の評価を見ることはできますが、ドラマは録画して後から見る人、繰り返し観る人もいて、一概にリアルタイムでの視聴率のみが作品の人気や評価と結びつくわけではありません。アメリカのテレビガイドではリアルタイムで見た人の数と、さらに録画して3日以内に試聴した人との合計値も載っているほど!
速水さんは「踊る大捜査線 THE MOVIE」を例に、ドラマのコミュニティが生まれたことで映画化へつながったことを紹介。これはドラマだけでなくアニメ作品でも同様で、必ずしもテレビの視聴率が高くなくとも、数字に表れなかったファンやコミュニティ力があると、大元のコンテンツを超えた現象へとなっていく可能性があるようです。

この他にも、局が年齢層を絞ってターゲットすることについて、脚本家が育たない問題、日本とアメリカのキャストの契約の仕方の違いなど、製作環境についても話されつつ、後半はネットでの動画配信についてトーク。
今月ついにNetflixが日本上陸し、この配信の前日にはAmazonのプライム・ビデオもサービス開始。
Netflixはアメリカが2/3程を占めていると言えど、全世界で6500万契約。国によって値段は違いますが、ざっくり1か月1000円と考えて1年間で約8000億円!人件効率も良く、二次使用の権利収入などもあり、新しいコンテンツにつぎ込む体力も十分。さらに今後の進出国を見据えたコンテンツ制作もされているようです。

アメリカのケーブルテレビではベーシックとプレミアチャンネルでも差はありますが、冒頭のエミー賞でも触れられたHBOをはじめCMスポンサーがつかないペイチャンネルは地上波ではできない少し過激な作品も制作可能。特にドラマに関しては、ネット配信もペイチャンネル含めて、直接お金を払う人と作り手が結ばれていることが、どんどん価値を持ち始めている時代になってきたのかもしれません。

とはいえ、ネットでの動画配信サービスがメリットばかりというわけではありません。
宇野さんは、古い映画がないなどコンテンツに偏りがあると指摘。それは、長期的に見て動画ストリーミングが文化的に支配的になった時に悪影響を及ぼすのではと考察。
また、最近の作品であればネット配信を前提とした契約がされている場合がありますが、そうでなければネットで配信するための権利をクリアしていないという作品も多数。池田さんからは、腰を据えてやらないとライブラリが貯まらないのではとのお話もありました。

そして宇野さんは、日本に動画ストリーミングが入ってきたことにより、エアチェック文化に変化が起きるのではと提起。
実は、テレビの録画・ラジオの録音などのエアチェックは、日本にしかない文化。なんとアメリカではHDに録画はしてもBDに焼いて残すということはなく、レコーダー市場は無いのだとか!日本人は世界的にもみても非常にコレクター気質が強い人達。所有は文化への執着のひとつの形。文化度の高低とは別に、日本人の執着度やコレクター気質の高さが様々なコンテンツに影響を与えていましたが、その根底が変わるかもしれないというのは重要なポイント。音楽では既にエアチェック文化が亡くなりつつある中、映像もストリーミングになった時に、色んな考え方が変わるのではと話されました。

さらに最後には、イケビン師匠おすすめのドラマを教えてもらいました!
それは11月からWOWOWで放送のスタート【アフェア 情事の行方】。
ゴールデングローブ賞を受賞したドラマで、HBOに過激さで対抗するショータイム局の作品。
ある不倫カップルのお話で、前後半で同じエピソードをそれぞれの視点から描かれているという斬新な作品!同じ場面でも男女で見方が違うのです。

アフェア 情事の行方】は11/19(木) よる 11:00スタート!
オフィシャルサイトで男女それぞれの視点からのプロモーション映像もご覧いただけますので、是非チェックを!


そして、WOWOWではオリジナルドラマも充実のラインナップ!
現在、毎週日曜よる10:00~は【連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~】が、放送中。10/10(土)からは【連続ドラマW 海に降る】もスタートします!
オリジナルドラマのラインナップはコチラ

また、WOWOWメンバーズオンデマンドではオリジナルドラマ・海外ドラマの見逃し試聴や過去作を配信!パソコン、スマホ、タブレットなどから、お好きな時にご覧いただけます!
ラインナップはコチラから

ぜひ今回のぷらすととあわせてお楽しみ下さい!

アーカイブ

2018年

2017年

2016年

2016年3月

2015年

2015年3月
2015年6月
2015年7月

ブログを購読する ブログを購読する

WOWOWぷらすと 公式Twitter

WOWOWぷらすと 公式Facebook

ぷらすと 公式Instagram

WOWOWは初月料金なしでお得!ご加入はこちら

▲ページTOPへ