ヘヴィメタルを語る。(2015/10/5配信)

2015/10/06

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今回のテーマは『ヘヴィメタルを語る。』
西寺郷太さん、寺嶋真悟さん、丸屋九兵衛さん、東美樹さんでお送りしました!

カラカラのスポンジをじゅくじゅくにされたい!そんな郷太さんの一言で始まった今回のぷらすとはメタル会!ブラックミュージック評論界のメタルゴッドとヘヴィメタル界の伝道師に、世界各国のヘヴィメタル事情を教えてもらいました!

まずはいよいよ今週末に控えた「LOUD PARK 15」の話題から。昨年の話題も踏まえつつ、対極的なマノウォーやドリーム・シアターについて語られました!
今年も出演するアーチ・エネミーや番組でも話題に上ったドリーム・シアターをはじめ、昨年の出演者のコメント動画はWOWOW動画にて配信していますので是非チェックしてみてくださいね!⇒http://bit.ly/1OUChMz

世界のメタル事情へ行く前に、まずは大前提となるメタルの発生から全体像を教えてもらいました!
スタート地点は70年の2月13日の金曜日にデビューした、イギリスのバンド、ブラックサバス。まだヘヴィメタルという言葉はなく、音楽的にはハードロックをもう少しおどろおどろしく怖がらせることが目的。別軸のアートロックやプログレッシブ的なものもハードロックと称してブームとなりました。
しかしパンクの出現によりラウドロックシーンは根絶やしに。ダイナソーロックとも言われ、恐竜の様に滅びた音楽だとも言われていました。
その後、パンクも好きだけれどやっぱりハードロックが好きだと、新しい世代のハードロックがNWOHM(New Wave Of Heavy Metal)と呼ばれ、これが大前提となってヘヴィメタルが生まれたのでした。WOWOWで放送されるデフ・レパードもまさにNWOHM!

それからは、MTVをきっかけにアメリカにもメタルが広まり一大ジャンルへ。しかし何事も、盛り上がれば反発も出るし、新しいジャンルも生まれていくもの。衰退と復活を繰り返すも、98~00年代初頭にはイギリスでもアメリカでもない第三国のファンから原点回帰を望む声が出始めます。そこでアイアン・メイデンやジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードによって、メタルが再び復活。メタルは世界各国に浸透してシーンを作り出すことになるのです。

というわけで、番組中盤からは今や世界中に広まった各国のメタルシーンをチェック!
まずは台湾に詳しい丸屋さんのターン。
台湾の代表格として紹介されたのは、CHTHONIC!中文名では『閃靈』と書きます。オススメナンバーは『皇軍』。
分類が難しいですが、デスメタル的な声を出しているけれどフォークメタル的な部分もあり、二胡も入るし、漢民族の神々と台湾原住民の神々が闘う神話絵巻的なアルバムを作るなど異教徒メタル的な面もあるバンドなのです。

そしてなんと丸屋さん、CHTHONICのメンバーから、ぷらすとのためにメッセージを預かってきてくれたのです!! 
メッセージは『わが友、典型的なメタルヘッドであるQB丸屋が出演するこのWOWOWぷらすとは間違いなくクールなものとなるでしょう。台湾で見られないのは残念ですが。』
とのこと。まじで!すごーい!と一同歓喜!ありがとうございます!!

寺嶋さんは世界のメタル事情を知るのにオススメな映画として、「グローバル・メタル」「Heavy Metal in Baghdad」を紹介!
「グローバル・メタル」は日本、ブラジル、中国、インド、イラン、イスラエル、など色んな国で、何故メタルがあなたの国で流行っているのか、もしくは流行っていないのかを各地で聴いた作品。
「Heavy Metal in Baghdad」はフセイン統治下のイラクで唯一のメタルバンド、Acrassicaudaに監督が会いに行くドキュメンタリー作。作品の中では悲しいラストで終わっているのですが、Acrassicaudaは今もアメリカに移住し活動しているそうなので要チェック!

そして丸屋さんが今注目しているというのがサハラ砂漠以南のメタルシーン。"アフリカはメタルのファイナルフロンティア"とも言われているそうで、ガラパゴス的超進化を遂げているのです!ボツワアのメタルファッションも見せてもらいましたが、メタルmeetsカウボーイmeetsバイカー的な感じで、めちゃくちゃかっこいいとみんな絶賛!注目はモザンビークのScratchというバンド。そして、本では「デスメタルアフリカ: 暗黒大陸の暗黒音楽」が面白いバンドが毒舌な紹介でいっぱい出てくるのでオススメ!

寺嶋さんは、アフリカもアジアも含めて、正直まだまだ成熟していない音楽シーンではあるけれど、ここのバンドが一人でも欧米とかで評価されると一転するだろうと考察。
というのも、今アツいと言われるシーンは、認められた誰かが作ってきたものだから。
北欧メタルならイングウェイ・マルムスティーン、ジャーマンメタルならマイケル・シェンカー、というように、誰か一人でも評価を受けることで、みんながやる気を出してレベルが上がり、シーンが盛り上がっていくのです。

北欧メタルの中でも、いま特にアツいのはバイキングメタル!キリスト教到来以前の北欧神話の魂を取り戻すことを思想としていて、オススメはTurisasやAmon Amarth。さらに、反キリスト教主義が高じて音楽に結び付いたノルウェージャン・ブラックメタルも北欧メタルのひとつです。

そして、ドイツで人気なのがラムシュタイン!
実験的要素とダンス要素とメタル要素が合体しているサウンドで、炎を使った演出は度肝を抜かれます。さらに演出については炎だけでなく、過激でいかがわしいぶっ飛んだパフォーマンスもしていて、ソルトレイクシティのライブではついに捕まってしまったほど。でも捕まるというのは彼らにとって最大のプロモーション。ラムシュタインの音楽はドイツ語ですが、パフォーマンスはもちろん、ドイツのティピカルなイメージを煮詰めたことで評判がどんどん大きくなり、アメリカでも大人気。ついにはマディソン・スクエア・ガーデンでのライブにまで行きつきました。

メタルもいろいろジャンルがある中で、成功するためにはやっぱり国を代表しなきゃいけないという寺嶋さん。それは過去のバンドのアルバムにも象徴されています。

そこで語られたのがBABYMETAL!!!
まさに彼女たちは日本を超えて世界で成功しているメタルダンスユニット。
BABYMETALが成功したのは、他国には存在しない、日本の女の子のアイドルと言う文化でメタルを包み、とてつもない化学反応を起こしたから。そして、ファーストアルバムに色んなジャンルのメタルを入れたことで、他のどんなバンドも成し得なかった、メタル界の越境をも遂げたのです!

ラムシュタインがそうであったように、メロディやパフォーマンスや曲が良ければ、国を超えても聴けるのがメタル。それはBABYMETALも一緒で、日本語だけれど曲が良くてダンスもして、今まで観たことがないと外国人リスナーは歓喜。ポップスでもロックでもできない、メタルという共通言語で異言語同士が友達になれるコミュニティに放ったからこそ、世界にも広がったのでした!
 
幅広く世界のメタル事情に触れることができた今回のぷらすと。超濃厚なお話ばかりを、たっぷり2時間越えの大ボリュームでお送りしました! 

【BABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~】は10/18(日)よる9:00~放送!
さらに、今年1月にさいたまスーパーアリーナで行われた【BABYMETAL LEGEND"2015"~新春キツネ祭り~】も同日よる7:30~お届けします!

そして、【洋楽主義 #97 デフ・レパード】も10/11(日)午前11:45~放送!

ぜひ本日のぷらすととあわせてお楽しみ下さい!

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