東京国際映画祭SP!(2015/10/6配信)

2015/10/07

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今回のテーマは『東京国際映画祭SP!』
中井圭さん、松崎健夫さん、矢田部吉彦さん、福永マリカさんでお送りしました!

いよいよこの季節がやってきました!
映画界にも映画ファンにも重要なイベント、東京国際映画祭!!!

国際映画祭の意義は大きく分けて3つ。新しい才能の発見、格付け、マーケットです。固く聞こえるかもしれませんし、レッドカーペットの華やかさなどからも、なんだか映画関係者のイベントだと遠く感じている方もいるかもしれません。
でも!映画祭はみんなのお祭り!一般のお客さんも思いっきり楽しむことができるのです!上映されている作品は誰でも見ることができるし、何より普通の上映と違って、監督や役者やプロデューサーのお話を直接聞けるティーチインの機会もあります!
映画通しか楽しめないと思ったら大間違い。映画祭はいわばフェス。年に1本しか見ないという人こそ楽しんでもらいたいお祭りです!
なかなか体験できないワールドプレミアにも参加できるし、内覧試写より俄然早く見ることができる作品もあるし、今回を逃すともう観ることができないかもしれない作品もあるし、本当に凄い映画体験が待っています!これらの体験はきっと宝物になるはず。行かない手はありません!

今回のぷらすとでは、コンペティション部門の作品をどこよりも早く濃密に紹介。 
今年のコンペ部門の総数は、応募と検討対象あわせて1400本!そこから選ばれた渾身の16本です!魅力的でないわけがありません!
()内のURLにアクセスすると、上映日時や作品解説、予告編などをご覧いただけますので、気になった作品は是非チェックを!

◆スリー・オブ・アス(⇒http://bit.ly/1hnFpCi
50年代に非常に過酷な想いをしながら激動の時代を生きぬいたイランの男性の実話の物語。この男性の息子が監督し、自身でその父親の役を演じています。ただ、これだけ聞くと重い話に思うかもしれませんが、基本的にはコメディタッチ。コメディタッチに過酷なことを描いているところにシリアスな感動の場面が来ると陥落です!

◆ボーン・トゥ・ビー・ブルー(⇒http://bit.ly/1JPGZ6y
映画ファンのみならず音楽ファンも必見な今年の目玉!伝説のジャズ・トランペットプレイヤー、チェット・ベイカーの物語で、彼を演じるイーサン・ホークのしびれる演技も秀逸!60年代を再現したファッションやインテリアも見応えがあるし、何と言っても極上の音楽にもう溜息しか出ません!!

◆カランダールの雪(⇒http://bit.ly/1Z6rx16
電気もガスも水道もない、雄大な山のふもとで暮らす家族の物語。厳しい自然の暮らしの話でもありながらファンタジー感もあり、家族のほのぼの物語でもあり、鮮やかなエンディングもあり!ちょっと頼りない適当なお父さんや人間臭さにも注目!

◆家族の映画(⇒http://bit.ly/1OV25ID
前半と後半で違う映画を見ている感じというほどの意外な展開が!年に800本見ている矢田部さんが驚くほどの展開とは?!これから追いかけなきゃなと思わせる監督の演出力やセンスも必見!
キャッチコピーは『弟、姉、父、母、叔父、そして犬。』
犬。・・・ 犬?  犬!?

◆FOUJITA(⇒http://bit.ly/1PgdMZC
今年のコンペの日本映画は3本。巨匠とヒットメーカーと若手の作品がある中、今作は巨匠・小栗康平監督の10年ぶりの新作。題材は藤田嗣治。彼の人生の二つの局面を、見事小栗ワールドで映画化しています。小栗さんの30年以上あるキャリアの中で6本しかない寡作な監督の10年ぶりの1本、目撃しないわけにはいきません!

◆フル・コンタクト(⇒http://bit.ly/1OV273b
主人公はドローンを操縦して殺傷するパイロット。命令に従って誤爆してしまったことで、自分は安全なところにいて人を殺してしまうというストレスとトラウマが蓄積して心と体のバランス崩す彼の魂の旅を描写。戦争は題材にしかすぎず、心と肉体の関係に迫る1作。その映像も展開も、こんな映画見たことがないという強烈な映像体験が待っています! 

◆ガールズ・ハウス(⇒http://bit.ly/1Lv4tVZ
「ルールを曲げろ」「メルボルン」などのハイレベルなイラン映画の系譜にいる1本!今の都会のイランに暮らす若者の実態を描いた作品であり、謎解きあり、社会性もありなサスペンス。民族衣装などにとっつきにくさを感じる人もいるかもしれませんが、そんなの全然気になりません。携帯やネットがこんなに普及しているのかという発見もあるし、人間が心に抱えている万国共通のものが描かれています。

◆神様の思し召し(⇒http://bit.ly/1MclDly
息子の告白によって、偏屈な外科医の父の歯車がだんだん狂っていくコメディ映画。イタリア映画ですが、普遍的な笑いなので本当に気持ち良く爆笑できて、後半の展開に感動も!これもお父さんが素敵な作品です!

◆残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-(⇒http://bit.ly/1VCIJqL
ヒットメーカー、中村義洋監督の恐怖映画。凄い怖がりだという矢田部さんは家に帰りたくなくなったほどの怖さ。ラッシュ段階でご覧になったそうですが、その次点でも相当な怖さだったとか!透明感ある儚い美しさを持つ竹内結子さんと橋本愛さんは恐怖映画での映え方も抜群! 

◆地雷と少年兵(⇒http://bit.ly/1hnFR3m
第二次世界大戦直後のデンマークの海岸が舞台。元ドイツ軍の捕虜が海岸に埋められた地雷の撤去作業にあたるのですが、動員されたのは全員、戦闘にも参加したことがない少年兵でした。
映画自体はフィクションですが、元は事実に基づく物語。矢田部さんは話しながら涙腺が緩むほど。ストレートに心に突き刺さる感動作です。

◆モンスター・ウィズ・サウザン・ヘッズ(⇒http://bit.ly/1FRfsa0
主人公は寝たきりの旦那を在宅介護する奥さん。旦那の容体が急変したことをきっかけに、奥さんがパニックに陥ってどんどん悪い方向に転換していくジェットコースター感がたまらない!絶妙に脇の人のパーソナリティーをも巻き込む上手さ、展開の鮮やかさ、映画の技術的上手さ、が全部入ったお見事感たっぷりの1本!イニャリトゥ、キュアロン、デル・トロのメキシコ三羽烏に続く次世代のメキシコ監督作です!

◆ぼくの桃色の夢(⇒http://bit.ly/1Lv4vxc
物語は85年の中国からスタート。全寮制の中学校に入学した少年の生活がリアルに面白おかしく描かれていて、焦点が当たるのは少年の初恋。大人になっても彼女が好きな彼の思いの行方はどう決着がつくのか・・!?前半はコメディで、後半には鮮やかな展開が待っています! 

◆ニーゼ(⇒http://bit.ly/1L3WY2N
60年代が舞台の感動の実話物。ブラジルの女性精神科医が、着任した精神病院で逆境の中改革を起こそうとする物語。「ニーゼ」のタフネスが、今の難しい時代を生き抜くのに必要なものであることが物凄く伝わるはず!

◆ルクリ(⇒http://bit.ly/1OhUfHi
「ニーゼ」や「地雷と少年兵」が直球だったのに対し、超大変化球なのがこの「ルクリ」。16本中1番とんがっているというアーティスティックな1本。理解をする必要はない、感じろ、というタイプ。すごク刺激的な映像体験ができるので、ガツンとしたものが欲しい人にオススメ!正に映画祭ならではの1本。この芸術家を発見せよ!

◆さようなら(⇒http://bit.ly/1OV2eMb
若手のホープ、深田晃司監督の近未来SF。原発事故の多発で住めなくなった日本人が難民として海外に移住する社会を舞台に、日本に残ることにした白人女性と、彼女のお世話をする女性型アンドロイドロボットの交流を描いた物語。とにかく美しく、こんな日本映画見たことないと思わせる、日本映画史に残るだろう1作。健夫さんは松江哲明監督と一緒に試写をしたそうですが、すごいものを見たと揃って口にしたそう。女優が演技をしているのかと思わせるほど違和感がないアンドロイドにも注目!

◆スナップ(⇒http://bit.ly/1Sk3zeu
矢田部さん渾身のキャッチコピーは「スナップ写真のような、一瞬の恋」。
恋人がいる26歳のヒロインが、高校の同級生の結婚式で母校に帰り、初恋の相手と再会して当時を回想する、何とも胸にしみる甘酸っぱくほろにがい恋愛映画。タイ映画のスタイリッシュでお洒落な傾向もあって、アート作も商業作も撮る引き出しがいっぱいある監督の1作!

以上、コンペ部門の16本でした!
どれもこれも観たい作品ばかりですが、映画祭はもちろんこのコンペ部門だけではありません。アジアの未来、ワールド・フォーカス、Japan Now、などなど他にもたくさんの部門で作品が上映されます。
中でも特別招待作でオープニング作品の「ザ・ウォーク」は要注目!よく、映画の謳い文句で「手に汗握る」と言われるけれど、こんなに今まで映画を沢山見てきた中で、生まれて初めて手に汗握った!と健夫さんも絶賛。今回を逃すと1月の公開まで3か月も待たなければなりません。しかも!なんと監督のロバート・ゼメキスが来るのです!「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で来た、2015年の10月に!ゼメキスが!!!こんなメモリアルなこと、体験しないわけにはいきません!

TIFFの全上映作品は公式サイトからご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

全然喋り足りないし、まだまだ他の作品の解説も聴きたいですが、とにかく開催が待ち遠しくて仕方がなくなる配信となりました。
みなさん、お目当ての映画はみつかりましたか?
観たい作品を選んで行ってもいいし、たまたま出会っちゃった作品を見るのもいいし、フェス飯ならぬ映画飯を食べに行くのだっていいし、楽しみがいっぱい詰まった東京国際映画祭!
ぜひ現地で素晴らしい映画の数々に出会ってくださいね!

そして、WOWOWでも東京国際映画祭との強力タッグを組み、様々な企画を行います!
さらに、「映画工房200回記念 みんなで選ぶこの1本 オールナイト上映会 in 東京国際映画祭」と題し、映画祭会場内で斎藤工さん・板谷由夏さん・中井圭さんのトークショーと、3本の映画をオールナイト上映!トークショーはぷらすとでも生中継しますのでお楽しみに!
また、レッドカーペット・イベントやWOWOW賞受賞作スペシャル上映会のご招待企画もありますので、ぜひ特設サイトをチェックしてみてくださいね!

みんなで映画のお祭りを楽しみましょう~!

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