コスプレとハロウィン(2015/10/15配信)

2015/10/16

コスプレとハロウィン_re.jpg

今回のテーマは『コスプレとハロウィン』

速水健朗さん、宇野維正さん、松谷創一郎さん、玉木碧さんでお送りしました!


もうすぐハロウィン!ということで、日本人にとってのコスプレ、そしてハロウィンに参加するメンタリティのあり方を考えました!
この日の玉ちゃんはアラジンからジャスミンのコスプレ!さすがすぎるクオリティに称賛の嵐です!

いまや社会現象にもなっているハロウィン。まずは、渋谷ハロウィン、六本木ハロウィン、川崎ハロウィンと呼ばれるここ数年の盛り上がりの前段となる日本のハロウィンの展開について、松谷さんフリップで歴史をざっくりチェック。
最初は79年にジョン・カーペンターの出世作、映画「ハロウィン」が日本公開され、日本でも外国映画の50位くらいにランクインするなどのヒット。87年には恵比寿・代官山で仮装パレードが開催され、97年には川崎ハロウィンがスタート。川崎ハロウィンは今年で19回目の開催です。

ではここ数年のハロウィンは何故ここまで流行したのか。
確証はないとしながらも、やはりスマホやSNSの普及は大きな要因。画像加工が手軽になったこともひとつのポイントです。また10月は湿度も低くて暑くも寒くもなく、コスプレや写真を撮るには良い季節。大学生は学園祭の時期とも被り、その延長として楽しむこともできます。さらに、コスプレカラオケや、ドン・キホーテ、amazonなどでコスチュームを容易に揃えられるようになったことも、ハロウィンコスプレのハードルを下げた一要因。最近では美容院でゾンビメイクをしてくれるようなお店も!ゾンビは普段着にメイクするだけでできるのでお手軽感もあるようです。
そして、渋谷ハロウィンなどの中心に居るのは10代20代ですが、実はアツいのが子供世代。この時期の女性誌は、手作りでハロウィンの準備をするママたちのための特集が組まれているほど!

ここまで産業的に規模が大きくなっているハロウィンですが、実はクリスマスやバレンタインとは大きく違う点があります。それは、ハロウィンは企業やメディアの仕掛けたものではないということ。ハロウィンは自然要素が重なってできているのです。しいて言うならば、自治体が仕掛けたのが上手くいったくらい。春には桜ソング、冬はクリスマスソングが流行するのに、ハロウィンソングの盛り上がりはイマイチだとのお話もありましたが、ハロウィンに関してメディアは後追いであり、ボトムアップされたものなのでした。

ハロウィンといえば仮装・コスプレですが、そもそもコスプレはオタク文化の中にあるもの。渋谷や六本木のリア充文化的な物とは全く別のルーツがあります。とはいえ、関係はあると松谷さん。制服ディズニーやフェスTシャツ、EDMフェスのドレスコードなどのおそろい文化も、オタクコスプレとは違う文脈ながらも入り混じるもの。
オタク史の振り返りの中で、コスプレダンスパーティーがクラブの1シーンになった例も挙げられましたが、異装をすることはオタク文化によってハードルが下がったようです。

とはいえ、ハロウィンのように自分じゃないものに飛躍することに抵抗があるという人もいると思います。でも、飛躍とは考えず、もう一つの自分のキャラと思っている人も。
これは、一元的自我モデル(仮面型)と多元的自我モデル(コスプレ型)の違い。
一見的自我モデルは円の中心に本当の自分がいて、その上に2枚3枚と層を重ねているタイプ。他人との間柄を浅い関係、深い関係という捉え方をしていて、人によって見せる表層が違います。
そして、多元的自我モデルは色んな顔やキャラを持っているタイプ。その人との関係性やシチュエーションによってキャラを使い分けますが、どの顔も全部本当の自分なのです。
コスプレを自然にできるのがこの多元的自我モデルの人達。この二つのモデルの違いはコミュニケーションの複雑化や関係性の多様化によって40代を境目に起こっているもの。若い世代には自分がトランスフォームすることへの抵抗感の無さがすごく日常的に浸透しているので、自分じゃないものにも簡単に飛躍することができるようです。

また玉ちゃんは、今の子供世代にはプリキュアや仮面ライダーの変身セットがあるのも大きいのではと提起。昔はお人形で代替していましたが、今はモジュールや衣装など自分自身が変身できるおもちゃがあるので、それを小さいころからやっていたら当たり前にできるようになるのかもと話されました。

今年のハロウィンは一体どんな盛り上がりを見せるのでしょうか。今年は渋谷だけでなく、池袋や原宿も注目とのこと。
ハロウィン、そしてコスプレ文化を様々な視点から掘り下げることができた配信となったのでした~!

WOWOWでは1/9(月)深夜3:00~【Psycho le Cemu 15th Anniversary Live ~TOKYO PARALLEL WORLD~ ~はじまりの奇跡~】を放送!
2002年にメジャーデビューし、スーパーコスプレバンドとして一躍人気を得たサイコ・ル・シェイムが、結成15周年を記念して6年ぶりに行なった復活ライブです!
詳細はコチラ

そして、早くも今回の配信がアーカイブ化!
ここには書ききれなかった濃厚な話題も多数トークされていますので、ぜひ繰り返しお楽しみください!
ご視聴はコチラ

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