屋台の進化論(2015/11/5配信)

2015/11/06

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今回のテーマは『屋台の進化論』
サンキュータツオさん、宇野維正さん、平山晋さん、東美樹さんでお送りしました!

今回ぷらすと初登場のゲストはキッチンカーズライフ・アイドゥ(移動販売独立支援ネット)代表の平山さん!キッチンカーのお仕事をしたい人達のコミュニティ活動をされているということで、キッチンカーについてのお話を中心に、美樹ちゃんの地元・福岡の屋台事情やフェス飯事情など幅広くフードトラックにまつわるアレコレを掘り下げました!

≪シェフ 三ツ星フードトラック始めました≫
まずはWOWOWで放送するコミカルロードムービー「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」についてトーク!宇野さんが屈指の傑作と評する本作は、評論家に料理を酷評されたシェフが心機一転、小さなフードトラックを経営して再出発するという感動作です。主演・脚本・監督・製作は「アイアンマン」シリーズで有名なジョン・ファヴロー。彼の背景を踏まえての制作経緯や作品内のメタファーも要注目です。
洗練されていて面白いのは、前半のツイッター批評家との争いが一転、後半はロードムービーになるという展開!家族関係も語られるストーリーや音楽の良さも抜群。そして観るとお腹がすくこと必至!きっと自分で作りたくなっちゃいますよ~!美樹ちゃんも見終って速攻でグリルドチーズを作ったそうです!

≪How to キッチンカー≫
平山さんはキッチンカー業界に携わって15年。アイドゥでの活動はもちろんですが、ご自身も蛸魂焼き(たっこんやき)を営まれています。
そこで、キッチンカーの営業を行う上で必要なアレコレを伺いました!

まずフードトラックを営業するには許可が必要です。車がお店となりますが、車は飲食店営業という保健所の許可が必要。しかし、その許可が下りたからといってどこでも出店していいわけではありません。路上は道路使用許可を撮らなければ違法。どこか然るべき場所を借りることが必要で、たとえば公園でやるとしたら管理事務所の許可がいります。

また、日本では車で仕込みをしてはいけないという決まりが。煮る・焼く・炒めるなど調理をするのは良いけれど、包丁で切ったり、生地を練ったりするのは仕込みにあたるのでNG。線引き自体は保健所や担当者で違うのが現実で、グレーな部分もあるそうですが、仕込みは仕込みの場所、現場は調理と販売だけをする、というのが基本です。

キッチンカーの魅力の一つは簡単に始められて簡単にやめられるところ。建物の店舗を構えてしまうと、家賃も必要だし投資も大きいし、やめる時も原状復帰でお金が掛かるなど中々ハードルが高く、一回始めると引くのも難しいもの。でも、キッチンカーはリセットすることができます。たこ焼きがダメだと思ったらクレープ屋さんになるも良し、場所も新しいところに移ることができます。個人事業なので展開規模のコントロールも可能。とりあえず土日だけと始めることもできるし、少し大きめのイベントに挑戦することもできます。さらにリセットできるので流行を取り入れながら変わっていくことも可能!機材規模にもよりますが、ざっくり300万円くらいあると何となくスタートできるくらいだそうです。

そして、ここまでのお話や業界の情報などを分かち合うコミュニティとして活動されているのがキッチンカーズライフ・アイドゥ。フードトラックと一口に言っても、クレープ屋さんも、フェス飯も、ケータリングやロケ弁も、焼き芋屋さんも、全部同じフードトラック業界のひとつ。業界の中には色んなグループがあって、もちろん売り上げを伸ばそうというコミュニティや繁盛ノウハウを教えるグループなどもありますが、アイドゥはお店が小さくても丁寧な仕事で美味しいものを作って喜ばれるのが好きな人たちの集まり。

蛸魂焼きも、フェスに出るような大きいお店でも、効率がいいわけでもないそうですが、天然の削り節を三種類使って出汁をグツグツして、純和風でお醤油やわさびを付けていただくという、まさに超こだわりの逸品!

≪月刊イスラエルから始まったキッチンカーとの出会い≫
そもそも平山さんがキッチンカーと出会ったのは学校を卒業したときのこと。平山さんは就職せずになんとイスラエルへ!そのきっかけとなったのは学校の図書館で見つけた月刊イスラエル!その冊子の中でキブツという共同体の事を知り、1年間ボランティアで働きに行った先で、キッチンカーという仕事に出会った平山さん。食べに来てもらうのではなく、こちらから求められているところへ温かいものを届けに行ける感動があったと振り返ります。それは、今のアイドゥが儲けることを目的とした団体ではない事にも繋がる原体験だったと語られました。

帰国後は子供服のサラリーマンなどを経るも、キッチンカーをやりたいという思いはずっとあったそう。後に移動販売のフランチャイズの本部の仕事をすることになります。そこでたこ焼きを扱っていたことが、今の蛸魂焼きに繋がることに。
20代からキッチンカーへの憧れがあったにもかかわらず、料理は出来ないままだったそうですが、だからこそ逆に、自分にはこれしかないとたこ焼きに集中できたとのこと。ちなみに、たこ焼きは効率も良くないし原価も高いので別に他の人には勧めないとのことですw

≪アイドゥ アベンジャーズ≫
そんな念願のキッチンカーを実現し、こだわりのたこ焼きを作っている平山さんですが、他のアイドゥ仲間のキッチンカーも、飯テロ画像を交えながら紹介してもらいました!

◆炙りシメサバ
スーパーで売っている様な真空パックではなく、ちゃんと市場でサバを仕入れてそれを半シメにして炙っています。フランベしているものも!
お値段はだいたい700円くらい。コンビニやお弁当よりはちょっと高いけれど、より質が良く、でもお店よりも安くて出来立てが食べられるのは魅力!

◆まほうのすうぷ屋
『ちちんぷいぷい!』と愛情注いでくれる魔法使いのキッチンカー!スープとパンから始めたそうで、パンシチューはパンを焼くところから手作り!需要的にご飯にも移行し、ハンバーグなどもいただけます。ちなみにブログのタイトルは「まほうのすうぷ屋 日々やらかし日記」。忘れ物が凄く多いそうで、現場にご飯を忘れて行ったり、鍋を積み忘れて行ったりとおっちょこちょいな一面がw

◆メイノブ食堂
タイ料理屋さんで、実際にタイに5年くらい行っていた本格派タイ料理!
仕込みは朝3時から。グリーンカレーやカオマンガイをいただくことができ、お米も鶏をゆでた茹で汁で炊かれています。グリーンカレー用には玄米とタイの香り米の2種類が。つまり1日3種類のお米を炊くので物凄い時間も手間もかかっている逸品です。

もしもぷらすとフェスなんかができる日がきたら、ぜひアイドゥ アベンジャーズでグルメで個性的なキッチンカーを出してもらいたいですね!

≪ぷらすとファミリーのキッチンカー≫
お話を聞けば聞くほど、想像以上にディープな世界と平山さんの絶妙な間とキャラクターにすっかり夢中に!
宇野さんはカリーブルスト、美樹ちゃんはコーヒーとワッフル、天明さんはスープ屋さん、タツオさんはおにぎり屋さん、と自分だったらこんなキッチンカーにしたいという妄想が膨らみまくりです!特に宇野さんは自分でお店出すために車の置き場所を考え始めたり、回転率や裏側を聞いたりと、ビジネスチャンスを見つけようと興味津々だったのでしたw

≪エンディング≫
なんだか1本の映画にもできそうな様々なエピソードをお話しいただきましたが、この仕事はやっぱり楽しい!と平山さん。この業界は人が多くて売れそうなところに行くイメージかもしれないし、もちろんそういうフードトラックだってあるけれど、平山さんは求められるところや喜ばれる場所にこちらから行くのが基本。「家賃が無いのでその分、高クオリティのものを安くで提供することもできるし、都内に来なければ一生食べられなかったかもしれないものを、自分が行くことで届けることができる。そこでありがとうって言われるのが嬉しい」と笑顔で話してくれました。

WOWOWでは【シェフ 三ツ星フードトラック始めました】を11/11(水)午後2:45~放送!

平山さんは中でも、子供が父の情熱に触れ、初めて父のことをシェフと呼び一生懸命やり出すところが感動したし大好きだと話してくれました!

ぜひそこにも注目しながら、今回のぷらすととあわせてお楽しみ下さい!

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