俳優トム・ハーディを語る。(2016/1/29配信)

2016/02/12

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今回のテーマは『俳優トム・ハーディを語る。』
中井圭さん、松崎健夫さん、梨衣名さんでお送りしました!

この日の語るシリーズは、第88回アカデミー賞 助演男優賞にノミネーションされた、いま注目のトム・ハーディ。健夫さんと中井さんにたっぷりと語って頂きました!

まずは、今回WOWOWで放送する、映画「ウォーリア―」についてトーク。
総合格闘技で対決することになる兄弟を描いた本作は、日本では昨年の夏頃、DVD発売に合わせて一週間だけ上映されました。トム・ハーディは弟役で出演。兄弟双方に戦う理由、葛藤があり、どちらを応援すればいいのか分からなくなってしまいます。ラスト30分の迫力のファイトシーンからも目が離せません!家族の要素が入っているのもポイント。「クリード」を見てよかったと思った方はぜひ見た方が良い!日本でなぜ公開されなかったのかがわからない!トム・ハーディを語るには外せない作品!とみなさん大絶賛したのでした。

次にキャリアを振り返りました。1977年9月15日にロンドンで、父はテレビ番組のコメディ作家、母はアート作家とエンタメに近い家系に生まれたトム・ハーディ。
子供の頃は、女の子に間違われるほど肌が綺麗で、そんな自分の外見にコンプレックスを持っていました。
そのため、男らしさの象徴として10代で刺青を入れ、悪の道に進んでしまいます。そんな彼を心配し周りの人が勧めたのが演技でした。
98年21歳の時にイギリスで有名な「ビッグブレックファースト」という番組内のスーパーモデルコンテストで優勝し、モデルとしてデビューしました。その2年後にドラマ「バンド・オブ・ブラザース」に出演したのが役者デビューと言われています。そこから徐々に活躍の場を広げて行くのですが・・・。

ニューヨークのトレードセンターで働いていた友達が亡くなってしまいます。その後1年仕事をしない期間があり、その際に気休めとして母とフランスに出かけ、何を思ったか、フランスの外人部隊に入ろうとします。
結局入りませんでしたが、翌年フランス外人部隊を扱った「フランス外人部隊 アルジェリアの戦狼たち」という作品に参加することにより「自分の気持ちを投影することができた」とインタビューで答えていたとのこと。
その後様々な映画のオーディションを受けた中で一番大きかったのが、スタートレックシリーズの10作品目となる「ネメシス」。その中である惑星で会う悪役で注目され、ハリウッドの作品に出ることができました。
これで、SFなどの作品だけに賞を贈るサターン賞の助演男優賞の候補になるほどの注目を受けます。そこから徐々に大作に出演していくことになったのでした。

番組後半では、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」やその他映画での役作りなどについて語りました。
「チャイルド44」に出た際、複雑な役を演じたトム・ハーディ。作中はほとんど無表情。大事なシーンでは後頭部を映し、顔映さないことによりシンプルに演じられます。さらに表情が分からないため不気味な演出ができ、表情は観客が想像することに。「他の映画でも、体重を増やして役作りをし、考えて演技をするところにトム・ハーディの演技を評価される由縁があると思う。」と健夫さん。
「色々演じている中で、役どころに対して役作りのプランと演出側からの演技プランが凄く気になる。「マッドマックス」見ていてもどうしたいのか、一連の芝居を見ていると、どこまで自分でしようとしているのか作品によってブレがあるように見える。監督によっても違うが、自分のプランがどこまで出しているのか気になる。」と中井さん。
役に入りすぎて、コミュニケーションがとりにくい、自分で作り込んでしまうから周りに合わせられないことがあるので、一緒に仕事やりにくいといわれることもあったりするようです。
4年越しで結婚し2015年に子供が出来たトム・ハーディは「自己中心的だった考えや優先順位を考え直すようになった。」とコメントを残しています。その前に撮影で長期間家を空けなければならなく、それで家庭の事を考えるようになったようです。
その作品が「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
「これはトム・ハーディの代表作になる。この作品の後、レジェンドにも出るが、作品数を抑えて自分のプロダクションでドラマを作っている。それは、自分の母国イギリスで家族の近くで仕事をしようと模索しているように見える。」と健夫さん。

「マッドマックス」の話になると「後半の、トム・ハーディ演じるマックスが名を名乗るシーンで挙動がおかしくなる。」と中井さん。
「マックスと名乗るときの応対が、腑に落ちない芝居になっている。大好きな映画だけど、そこだけに違和感がある。なぜその芝居をするのか、演技プランが知りたい。疑問が残る、見直してなおしてほしい!」と語りました。
トム・ハーディの役者としての分岐として「マッドマックス」はヒットして評価されるだけではなく、集大成的にやったことを違う潮流としての原点となると思う、と健夫さん。「これから選んでいく作品は、昔ながらの役者の演技が身体の表現でいかされるものを選んでいきそうな気がする。「マッドマックス」は通過地点かもしれないけど、色んなものを積み上げてここに来たと思う。たまたま出てここにたどり着いたわけじゃなく、辿りつくべくしてたどり着いたと思う」と語ってくださいました。

映画界の注目されている作り手に評価されているのが大きいトム・ハーディ。今後自身がプロデューサーワークをしていくとなると、しばらくは良い感じで行くのでは、という考察も!
日本でも2015年の夏に「オン・ザ・ハイウェイ」「ウォーリアー」「チャイルド44」「マッドマックス」と4作品主演作が公開されたトム・ハーディは、まさにいま注目の俳優!

果たしてオスカー受賞となるのか・・・授賞式も要注目です!

WOWOWでは、2/29(月)午前9:00~「第88回アカデミー賞授賞式」を生中継で放送!
詳細はコチラ

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