社会人をどう描く!?(2016/7/5配信)

2016/07/07

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今回のテーマは『社会人をどう描く!?』
速水健朗さん、トミヤマユキコさん、松崎まことさん、玉木碧さんでお送りしました!

この日はオープニングから髪の毛トークが展開。髪のことに関して色々と聞く速水さんに対しトミヤマさんから「何にも毛のこと知らないんだから!」とツッコミが(笑)そんなトミヤマさんも金髪に染めたら大学の教員ロビーで浮いてしまったそうですが、この髪型の話も今回のテーマ「社会人をどう描く!?」に密接になっているとのことで早速トークスタート!

まずは、今回WOWOWで放送の『沈まぬ太陽 第2部』と4月に配信した『山崎豊子回』を振り返りつつ語っていきました。
「実は山崎豊子大好きだから呼んで欲しかった・・・。」と前回の配信の話を聞いて嘆く速水さん。大学時代全8巻ほどある長編を読み、『白い巨塔』といった映像化された作品も欠かさずにチェックしている様子。
第1部では、主人公が労働争議で会社と戦っていました。『沈まぬ太陽』は日本航空をモデルとした話。物語の最初が1960年代と高度経済成長時代のドラマを今作り直す事の意味を考えると面白いのだそう。

ここで、少女漫画の中で女性労働がどのように描かれてきたのか関研究されているトミヤマさんにも色々と教えていただきました。
1970年代から2010年までの作品を取り上げた論文の序章をお持ちいただきました。なんと、この論文でトミヤマさん博士号を取得!
少女漫画における労働の描き方、現在、過去の企業の特徴の変化について聞いてみると「少女漫画、成人女性向け漫画でいうと、86年の男女雇用機会均等法がものすごく大きいと言われている。男が働く人生が永遠と続いているが、あの時代に女も出世できるかもという期待感があった。」漫画を描いているのも働く女性なので、その期待感が敏感になり女性の出世物の作品が増加。その後、リアリティ路線物が増え90年代になると職業が多岐に渡っていきます。

「戦前からサラリーマン自体はあったが、その頃は男女同権がなく男性は家では威張るが会社では上からの圧力に苦しむことがあった」と話すまことさん。
ですが、戦争が終わると民主主義が普及すると一変するそう。

番組後半では、50年代に大ヒットした三等重役の社長、課長、秘書のシリーズの話に展開。それに続く無責任シリーズの話も飛び出し、大盛り上がりの一同。
「ぷらすと台本に載っていないのにここまで話が出てくるのが凄い」と改めて実感する速水さん。

女性漫画の職業作品の中で労働ディティールが描かれているのは、最近だと『重版出来』。「普通の人はいけない仕事の裏側を書きつつ、新入社員の女の子の労働を通した自己実現を描いている。その中に男子が好きな細かな労働も描かれている。」と話すトミヤマさん。
これをまとめると、男子が好きなのが労働ディティール、女子が好きなのが成長。
いい労働物はどこかスポコン要素があると語られました。

最後に「いい議論になったのではないか」と満足そうな速水さんでした。
WOWOWでは、7月10日(日)よる10:00~「沈まぬ太陽 第2部」放送スタート!
第1話は無料放送ですので、ぜひご覧ください!
番組詳細はコチラ

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