春日が語る「極道の妻たち」(2017/8/10配信)

2017/08/14

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今回のテーマは『春日が語る「極道の妻たち」』
サンキュータツオさん、春日太一さん、福永マリカさんでお送りしました!

よく色々な放送局で出会うタツオさんと春日さん。そんなお二人が共著で出している『俺たちのBL論』が台湾で発売!さらに春日さん著『仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版』が9月5日(火)に発売!皆さん要チェックですよ!!
では早速『極道の妻たち』について語っていきました。

まずは『極道の妻たち』がどのような映画なのかトーク。
この作品は1986年に東映京都撮影所で撮影し制作されました。監督は五社英雄、プロデューサーに日下部五朗、脚本に高田宏治を迎えた『鬼龍院花子の生涯』チーム。
東映はずっとヤクザ映画を制作してきました。男くさい、泥臭い映画だけを作ってきたため女性がだんだん見向きしないようになり、俳優陣もどんどん東映を離れていきます。
女性客をなんとか入れようと制作したのが『鬼龍院花子の生涯』。宮尾登美子原作の文芸作品で夏目雅子扮する女性が主役ということで、格調高いヤクザ映画になり大ヒット。
これには2つ大きいことがあり、1つは岩下志麻という女優が大きく変化していったスタートになった事。東映京都撮影所という特殊な場所と岩下さんの相性が良かったとのこと。
もう1つは監督五社英雄の覚醒。『鬼龍院花子の生涯』を制作するまではアクション映画を撮影していました。ですが、『鬼龍院花子の生涯』を制作したところ、実は女性が主人公の切ないドラマが撮れるということが分かった事。
この岩下志麻、五社英雄、東映京都撮影所で文芸ヤクザ色のある映画を作っていこうという流れが出来上がります。

今回『極道の妻たち』シリーズを観たマリカちゃんは「岩下志麻さんカッコイイ!後ろに目がある。何かを目で捉えているのではなく、気配を感じている目をしている。だからキャットファイトなどで見せる人間らしさ、可憐さが見えて来た。岩下さんがいるだけで映画の世界が成り立っている」とのこと。
この感想に対し「良く見てる!本当いいね!優秀!!」と大絶賛の春日さん。

岩下さんの役どころは収監中の夫に代わり組の切り盛りをし、夫がいた時よりも組の勢力を伸ばし子分たちを使い男たちと構想を繰り広げていきます。疑似女親分みたいな役どころになっています。背中に入れ墨、ピストルを撃つシーンがあり、今まで演じてきた役とは全く違うため役作りに悩まれたそう。自分自身では全く想像つかず五社監督に相談したところ「今までの岩下志麻の役には粋と婀娜っぽさが無い。僕がこの映画で作ってあげる」とこの言葉に背中を押されたのだとか。
岩下さんは事前の下調べが入念で極道の妻をやるならば実際にその生活を見てそこで暮らしたいということで、"ヤクザの家に何日かホームステイさせて欲しい"とプロデューサーに頼んだのだそう。さすがにそれは危ないということで、「岩下さんなりの役作りをしてくれればいいから、ホームステイはやらないでください」と説得された様子。
外見から役を作りあげていく岩下さんは、メイクや髪型、服装など一つ一つこだわっていたのだそう。他にも"視線や小道具など細かい演技も監督と相談し仕上げていった"と語られました。

またもう一つ語らなければいけないのが、かたせ梨乃さん。
1つの作品の中でだんだん成長が見えてくるのだそう。かたせさんは五社監督の好きな女性のタイプではなかったため、キャスティングに不満があった様子。ですが世良公則さんとのラブシーンで体を張って監督の撮りたいものに答えていった結果、「梨乃ちゃん、これから僕と5本やろう」と戦力の1人として認めてもらえたのだとか。

この他にも撮影時の照明技術や岩下さんのピストルの打ち方のこだわりなど今回も見事な無双トークを繰り広げました!

WOWOWでは、男社会の極道渡世に否応なく翻弄されていく女たちの人生と闘いを描き、女性ファンにも熱く支持された、東映の看板シリーズ「極道の妻たち」シリーズ全10作を8/14(月)よる11:00~一挙放送!!
番組詳細はコチラ

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