映画の中のセクシャリティ(2017/10/10配信)

2017/10/11

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今回のテーマは『映画の中のセクシャリティ』
中井圭さん、永田琴さん、松崎健夫さん、福永マリカさんでお送りしました!

この日のぷらすとは、『映画の中のセクシャリティ』ということで、LGBTの性はどのように描かれてきたのか語っていき、番組後半は永田琴さんが久々の登場!監督された【連続ドラマW 東野圭吾「片想い」】について話を伺っていきました。

まずは、映画の火曜日ということで健夫さんに公開前のおすすめ映画を紹介してもらいました。『あなた、そこにいてくれますか』10月14日(土) ヒューマントラストシネマ渋谷 他 全国順次ロードショー!タイムトラベルもので原作はフランス人が書いていて、舞台はアメリカですが、この作品では韓国に置き換えて映画化。
「自分がちょっと損をしたら世の中がちょっとよくなるかもしれないという視点で見てみると自分たちの生き方、考え方が変わってくる」とのこと。気になった方はぜひ劇場まで足を運んでみて下さい!
オフィシャルサイトはコチラ

ここからは本題である『映画の中のセクシャリティ』についてトークしていきました。
このテーマを専門に研究している方たちもいるため、今回はざっくりと概論を説明していきました。映画の中でLGBTが描かれたのは映画が始まった頃からと言っても過言では無いと今は言われています。
実際には1960年代になってからですが、サイレント映画時代にエジソンがリュミエールと世界で多発的に映画を作っていた際、エジソンのキネトスコープの中で男の人が抱き合って踊る映像が作られのちに"ゲイブラザーズ"と名づけられています。

男が女の格好をする映像も当時からありましたが、笑いの種や憐れみ、恐怖の対象として女装や同性愛を描いていました。
ただ、直接描けなかったため、同性愛がこうだったのではないかという分析をしている『セルロイド・クローゼット』というドキュメンタリーがあります。
この中に同性愛者の人たちが観れば分かる表現が入っていて、それはずっと後まで続いていきます。
表現ができなかったのには理由があります、それは"ヘイズ・コード""プロダクションコード"。誰かにやってはダメだと言われたわけではなく、自主規制だったのだそう。
"プロダクションコード"には11の禁止事項と25の重要注意事項があります。
例えば、宗教の冒とく、殺人や犯行の細部を描く、中絶・売春、強姦、白人と黒人が交わること、出産、ヌードもダメ。と映画の表現に置いては1960年代まで規制されていました。
"プロダクションコード"が廃止されてからアメリカ人がヌーベルバーグに影響され、今までにない映画の表現を始めたのがアメリカンニューシネマと言われていて、その1番最初の作品と言われているのが『俺たちに明日はない』だと言われています。

「90年代に公開されたトム・ハンクス主演の『フィラデルフィア』が第1の突破口を開いたのではないか」と健夫さん。コロンビアというメジャーな映画会社が初めて"エイズ"を題材に主人公が同性愛者だと公言している役をトム・ハンクスが演じているので、
もしこの映画がコケたらトム・ハンクスのキャリアもダメになるが、ハリウッドはこの後何年も"エイズ"という言葉を映画の中で使えなくなるのではないかと当時言われていたのだとか。「この映画が今見て面白いかということよりも、これが作られたことによって表現が変わっていき、タブーがタブーとされなくなったことの方が重要」と語られました。

そして"第89回アカデミー賞授賞式"の作品賞を『ムーンライト』が受賞しました。
黒人を描いた映画でもあるが、黒人の中の同性愛者を描いています。
「『ラ・ラ・ランド』と『ムーンライト』を比較した時一般的にうけるのは『ラ・ラ・ランド』。だが、黒人や貧困問題を描いているが、LGBTもやっとハリウッドが越えてきた。ここがスタート地点だと思う。やっと作品賞になったことを起点にして、おそらくこれからメジャーの映画会社もこういう作品を送り込んでくるのではないかと思う。」と健夫さん。

「時代の変わり目が来ているのでは?」と語られつつ、終了しました。

そして、ここからは【連続ドラマW 東野圭吾「片想い」】監督された永田琴さんが登場!
小説を先に読んでからドラマを見られた健夫さんは「映像にした時の方が分かりやすかったり、映像ならではの演出方法が凄く上手くできていて、原作読んでいる方でも面白い」とのこと。前室でLGBTの話を聞いていた監督は「歴史的にこんなに難しいお題だったのかと改めて感じた。」と振り返りました。
また実際に当事者の方々にインタビューをして、脚本をみんなで練って作っていったのだそう。ちょっとした表現でも傷つけてしまうということがあるため気をつけていたそうです。この他にもキャストのみなさんについても話していただきました。

番組最後では、水曜の音楽の日の人気コーナー"私を構成する9枚"にちなんで、"私を構成する映画"を紹介していきました。
・コーラスライン
・20.30.40の恋
・パンチドランク・ラブ

永田監督のルーツとなる作品ですのでぜひチェックしてみてください!

WOWOWでは、東野圭吾が"ジェンダー"を題材にした累計発行部数100万部を超える傑作ミステリー、待望のドラマ化。WOWOW初主演の中谷美紀が、性同一性障害の主人公を演じる【連続ドラマW 東野圭吾「片想い」】10月21日(土)よる10:00~放送スタート!第1話は無料ですので、ぜひご覧ください!
番組詳細はコチラ

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