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「WOWOW FILMS「前科者」試写会・舞台挨拶」にご招待!

2022/02/09

「WOWOW FILMS「前科者」試写会・舞台挨拶」にご招待!

2022年1月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)

「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で人気連載中のコミック「前科者」を有村架純さんの主演で映像化したWOWOWオリジナルドラマ「前科者 −新米保護司・阿川佳代−」。この度、ドラマに続き映画「前科者」が完成し、公開に先駆けて行われた試写会・舞台挨拶にご招待しました!
罪を犯した者たちの更生に寄り添う保護司・阿川佳代と、かつて殺人事件を起こして出所した男・工藤誠。心の傷と消せない過去を持った人々が希望を見出し再生していく姿を描きます。
舞台挨拶には主演の有村架純さん、森田剛さん、磯村勇斗さん、石橋静河さん、そして岸善幸監督が登壇。撮影は1年ほど前に行われたそうですが、現在もその時の気持ちが残っているという有村さん。「この作品を観て、ひと筋の光を感じられるような、背中を押せるような作品になっていたらいいなと思います」と、現在の心境を語ってくださいました。
前科者・誠を演じた森田さんは本作を観た感想を聞かれ「涙が出て浄化され、観終わった後にすっきりしました。人の温かみや、ぬくもりのある映画だと思いました」と回答すると、さらにどのシーンかと質問が。それに対し「自分に、ですかね」と即答するひと幕も!
また、映画のテーマに因み勇気づけられたエピソードを聞かれ、有村さんの名前を挙げた磯村さん。「朝ドラで共演してから連絡を取り合う時があるんですが、いつも最後に"お互い頑張ろうね"と送ってくれるんです。それにすごく勇気をもらっています」と、素敵なお話を披露してくださいました。
最後に有村さんから「このような世の中だからこそ、助け合うこと、寄り添うこと、許し合うことが必要になるのかなと思います。それをこの作品の中で1つのメッセージとして皆さんに届けられたら嬉しいです」と、会場の皆さんへメッセージをいただき、舞台挨拶は終了。
置いてきた過去に再び向かい合う誠、彼を信じてその更生に全力を注ぐ佳代。2人がたどりついた先に見える希望とは――?緊迫のサスペンスのその先に深い感動が待つ本格的社会派エンターテイメントにどうぞご期待ください!

イベント詳細
・舞台挨拶
・試写会
【登壇者】有村架純、森田剛、磯村勇斗、石橋静河、岸善幸監督
作品情報
映画「前科者」
1月28日(金)より公開中!
■オフィシャルサイトはこちら!>>

イベントの様子

  • 会場
  • 舞台挨拶1
  • 舞台挨拶1
  • 個性派、演技派俳優たちが集結!映画のみどころをしっかり伝えていただきました!

私たちが特派員として参加しました(写真撮影時のみマスクを外しています。)

  • 金子様ご夫妻金子様ご夫妻

奥様の感想

この度はWOWOW FILMS「前科者」試写会・舞台挨拶にご招待いただき、ありがとうございました。「前科者」の映画化が決定し、監督やキャストの方々のお名前を知った時から非常に楽しみにしておりましたので、今回ひと足早く映画を拝見でき、さらに舞台挨拶と贅沢な時間を過ごすことができました。
既にWOWOWで視聴したドラマ版が素晴らしかったので、映画版への期待も大きく当日は参加しました。舞台挨拶の際、主演の有村架純さんが、「完成した映画を観た時に希望や光を感じられる作品だと感じた」とお話しされていたのですが、鑑賞後、私自身も同じような感情を抱きました。保護司にスポットを当てた作品であり、登場人物それぞれが抱える事情も複雑で、物語のテーマはもちろん重いものではあるのですが、懸命に生きようとする人、それを受け入れ、自分なりに寄り添おうとする佳代の芯の強さに触れることで、希望や光を感じられたのかもしれません。
作品では佳代をはじめ、登場人物それぞれの感情や葛藤などが繊細かつ丁寧に描かれていました。立場が変われば、相手に対する見方や抱く感情は変わるものですが、それぞれの信念や思いがあって行動に繋がっているといったことが受け手にも伝わってくるので、1つの側面だけで相手のことを判断したり、決めつけたりすることはどうなんだろう、と考えさせられるような場面もありました。そして、そういった繊細な感情や葛藤を主演の有村さんをはじめ、キャストの皆さん全てが見事に表現されていたからこそ伝わってきたのだと思います。
映画「前科者」は、保護司である佳代の担当する誠がある事件の容疑者となる、という物語が軸となるのですが、人々の心の機微は繊細に描かれつつ、物語の展開はテンポ良く進み、その緩急が絶妙で、エンターテインメントとしても見ごたえのある作品でした。ラストシーンでは、ところどころからすすり泣く声が聞こえてきました。希望を感じながらも色々と考えさせられる作品であると思います。私ももう1度劇場で鑑賞したいと思いました。ドラマ版も素晴らしいので、どちらも見ていただくことをお勧めします。

ご主人様の感想

今回、初めて試写会・舞台挨拶に参加しました。ドラマ版「前科者」は全て視聴しており、また上映前の舞台挨拶では、監督や出演者の方から印象に残ったシーンを聞くことができたので、とても期待が膨らみました。
作品を通して特に印象に残ったことは2つあります。まず、キャストの方々の演技がとても印象に残りました。それぞれのキャラクターの個性が際立っていて、とても素晴らしかったです。物語が進む中で、それぞれのキャラクターの背景が鮮明になってきたことで、個々の印象が強くなっていきました。物語はもちろんですが、実力派のキャストが揃ったことで印象深い作品になったと感じました。
そしてこの作品は保護司が主人公ではあるが、その側面だけでなく、人が生きていくことや更生していく中での他者との関わり方も双方の視点から描かれていた気がします。物語を通して、支える側、支えられる側が相互に影響を与えているということを強く感じました。人が人の人生に与える影響の大きさ、というものがとても印象的でした。
最後に、この作品は更生、人に寄り添う、受容するとはどういうことなのかを考えさせられる作品だと思います。是非、色々な人に、それぞれの感じ方で観てもらえたら良いなと思います。


  • 小林様親子小林様親子

お嬢様の感想

森田剛さんの出演が決まって原作を読み、初めて保護司という仕事を知りました。仮釈放中の監視がどのように行われるのか、受刑者と保護司にそれぞれどのような苦悩があるのか、想像してもしきれない大変なお仕事だと思います。そこに今回挑戦している有村架純さん、森田剛さん、石橋静河さんなどなど。どの役も皆さんはまり役で、「岸善幸監督はじめキャスティングされた皆さんの目は素晴らしい!」と思いました。有村さんは可愛らしさと色気を兼ね備えていて、過去の闇を抱えながら懸命に働く、どこか強さのある佳代にピッタリでした。そして、森田さん。有村さんもおっしゃっていましたが、温もりのある瞳で、受刑者でありながら懸命に更生しようとする人間味のある誠を細部まで表現していました。
本編は完全オリジナルストーリーということで、展開が読めなくて最初から最後まで1秒たりとも目が離せませんでした。当たり前なのですが、受刑者にも色々な過去と未来があって、刑期を終えて更生してしっかりと地に足をつけて進んでいる人たちもいる。それが描かれていて、重いお話のはずが、どこか勇気づけられて気持ちが前向きになりました。涙無しには観られないですが、とても心が温まる作品でした。友人や職場の方々に絶対すすめます!

お母様の感想

「前科者」という言葉を聞いた時に、重い、あまり身近に感じたことのないテーマのお話だと思いました。けれども、実際に漫画やドラマ、映画を観てみると、事故などで被害者だったことから「犯罪者になってしまった人」も多くいるのだろうなと気づかされました。皆、心に傷を負っていて、色々な人のメンタル的な支えがないといけない。だけど、佳代みたいに親身になって支えてくれる保護司はなかなか現れないのだろうなと。それ位、佳代はステキな女性でした。有村架純ちゃんも可愛かったです。


  • 長久保様・松澤様長久保様・松澤様

長久保様の感想

この度は試写会・舞台挨拶に招待という貴重な機会をいただき、ありがとうございました。岸善幸監督作品は劇場公開された「二重生活」、「あゝ、荒野」だけでなく、過去のドラマやドキュメンタリー作品なども以前より拝見していて、それまで見たことがなかった役者の表情を引き出してくれる大好きな映画監督でしたので、その岸善幸監督が有村架純さんとタッグを組むという本作品は実写化の発表時からとても楽しみにしていました。
ドラマ版からの続投となる石橋静河さん、北村有起哉さん、宇野祥平さん。映画版からの参加となる森田剛さん、磯村勇斗さん、若葉竜也さん、マキタスポーツさん、リリー・フランキーさん、木村多江さん。この素晴らしい布陣が集う今作は、ドラマ版から3年後の世界観ということで、主人公・佳代の仕事ぶり、佳代を取り巻く人たちとの関係の描き方で、冒頭から時の流れを自然に感じられるようなお芝居と演出で心を掴まれました。
今作では佳代が保護司を志すきっかけとなった出来事が判明し、保護司の仕事は民間ボランティアにも関わらず佳代がなぜあんなに使命感を持ち真摯に対象者に寄り添うことができるのか、佳代は今までその過去とどのように向き合ってきたのか、その様子がとても丁寧に描かれていて、普段の有村さんのお芝居に向き合う姿勢や芯の強さにもリンクして見えました。そして本作の主軸となるひとつの事件。ひとつ間違えば被害者と加害者がひっくり返ってしまうような、でも決して他人事にしてはいけない考えさせられるものでした。
森田さん演じる誠は、登場した瞬間から存在感が圧倒的で、誠が抱えていた凄絶な過去や心の闇が明らかになるにつれて彼の持つ表情が徐々に増えてゆく様は圧巻でした。また、個人的に今作で一番心を動かされたのは若葉竜也さん演じる実でした。沢山の作品でお芝居をしている若葉さんだからこそできる目線や声色の繊細なお芝居で、実の感情を表現する様が素晴らしかったです。
磯村さん演じる滝本と佳代の関係性の移り変わりや、石橋さん演じるみどりと、佳代の関係性にも胸を打たれました。佳代のような人がいることで救われる人はきっといて、そんな佳代にもみどりのような友達に救われることもあって、どんなに厳しい現実でも周りの人と寄り添いながらきちんと自分の足で立つことの大切さをこの作品からのメッセージとして受け取りました。

松澤様の感想

私は"保護司"というのが国家公務員なのに完全ボランティアであるということをこの作品で初めて知りました。「前科者」という題名だけで、怖いのかなと身構えてしまう人が居たらもったいないな、というくらい人の優しさや温かみ、やるせなさの先にある成長があって、とても素敵な作品です。
ドラマを既に観ていると、作中に出てくる有村架純さん演じる佳代や、石橋静河さん演じるみどりの成長が見えて嬉しくなりますし、ドラマより先に映画を観ても「佳代は他の対象者とはどんな風に接しているんだろう?」とドラマの内容が気になるのではないかな、と思いました。 有村架純さんや森田剛さんのお芝居が最高なのは勿論なのですが、若葉竜也さんの演じる謎の男がもうめちゃくちゃ良かったです。心を突き動かされるような芝居にずっと胸が痛かったです。やるせないことや、どうしようもないこと、それでも助けたいことと許し合うこと。今、私の中に足りていない何かが満たされた気持ちになりました。牛丼とラーメンを食べて、生きていきたいです。

特派員の皆様、ありがとうございました!