2020年1月8日(水)日本教育会館 一ツ橋ホール(東京都千代田区)
―君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか?―
手紙の行き違いをきっかけにはじまった2世代の男女の恋愛と、心の再生と成長を描く映画「ラストレター」。1995年公開の映画「Love Letter」の岩井俊二監督の元に、松たか子さん、広瀬すずさん、神木隆之介さん、福山雅治さんら超豪華キャストが集って紡ぐ、淡く切ないラブストーリー。この映画の試写会にご招待いたしました。
亡くなった姉に届いた同窓会の案内を受け取った、松たか子さん演じる主婦・岸辺野裕里。姉の死を知らせようと参加した同窓会で姉と勘違いされてしまい、福山雅治さん演じる初恋の相手・乙坂鏡史郎と再会する。勘違いから始まった2人の文通に娘と亡き姉の娘である姪がさらに複雑に絡み合う...。
SNSが当たり前の現代に、あえて手紙を軸に物語は進みます。手紙を書いている時間は相手を想う時間。受け取った手紙から伝わるものは文章のみならず、その時間までが愛しい。甘く、切なく、狂おしく、心の奥底をくすぐるような作品をお楽しみいただきました。
本作には映画「Love Letter」に出演した豊川悦司さんと中山美穂さんも参加。時を経て深い味わいの2人の演技にも注目が集まります。全国の映画館にて1月17日より絶賛公開中!皆さん、どうぞお見逃しなく!
- 関連情報
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映画「ラストレター」
【公開日】2020年1月17日(金)全国東宝系公開
【監督・脚本・編集】岩井俊二
【原作】岩井俊二「ラストレター」(文春文庫刊)
【音楽】小林武史
【出演】松たか子 広瀬すず 庵野秀明 森七菜 小室等 水越けいこ 木内みどり
鈴木慶一/豊川悦司 中山美穂 神木隆之介 福山雅治
■映画「ラストレター」公式ホームページはこちら!>>
映画『ラストレター』公開記念 淡く切ないラブストーリー 手紙が過去と現在の想いをつなぐ岩井俊二監督最新作「ラストレター」が、1月17日に劇場公開。この話題作の公開を記念し、本作と同じく淡く切ないラブストーリーを特集。
■番組放送スケジュールはこちら!>>
私たちが特派員として参加しました
- 櫻井様・伊藤様
櫻井様の感想
この度は試写会参加という貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。WOWOW加入のきっかけは福山雅治さんのライブ中継見たさから、つまり今回の試写会の応募のきっかけも福山さんが出演している映画だということが主たる動機です。
主演ではないので、あまり出演シーンはないのかな...と思っていましたが、思いの外たくさん出演されていて大満足。小説では主人公だったと後で知りました。さえない小説家・乙坂鏡史郎役、新たな俳優・福山雅治の魅力を引き出していただいた作品、ファンとして岩井俊二監督に感謝です。
この映画のロケ地は監督の故郷、宮城県白石・仙台。さすがセレクトがいい。ひと夏の2つの世代・時代のラブストーリー。川のせせらぎ、水の音、情緒ある日本家屋での時計の音、蝉の声、廃校となった学校や路地裏の横丁など、何かほっとするような懐かしいような情景ばかりでした。
高校生の甘酸っぱい恋愛感情や、過去の恋愛を引きずる大人の複雑な感情が、手紙のやり取りからよみがえり引き出される物語。なりすまして書いた手紙、それをわかっていての返事の手紙。そして始まる奇妙な三角形の文通。郵便受けをワクワクしながら確認するシーンや、「あっ来た!」と配達のバイクの音で外に飛び出す場面が、懐かしいようでもあり新鮮でもあり、とても印象に残っています。松たか子さんと庵野秀明さんの夫婦のシーンはほぼコメディー。作品のいいエッセンスでした。中山美穂さんと豊川悦司さんもこれまたしかり!妙な生々しさを与えていました。
実は"Last Letter"ってこの手紙だよね、でもどういう意味?!と私はしっくり解釈できませんでした。でも"last"の動詞には"続く"という意味があることを知り、すごく腑に落ちました。岩井監督の映画の世界観を堪能させていただきました。ありがとうございました。
伊藤様の感想
原作を知らなかったので、おおまかなあらすじだけを読んで映画「ラストレター」の試写会に参加させていただきました。ネット社会が充実している現代で、手紙でのやり取りがどのように展開していくのか、いつも美しいものを散りばめた岩井作品だから甘酸っぱいストーリーを想像していたので驚きでいっぱいでした。
物語の中心人物の美咲を囲む周りの人々の切ない気持ち、なりたかった自分になれなかった大人のドロドロとした感情、やるせない思い、卑屈さ、後悔が描かれていて、でもその中で自分の心情を貫く純粋さが伝わった時、涙が溢れました。そして切なさと温かさが余韻となって残りました。
俳優陣の抜群の演技力も見どころでした。ファンが見ても全く感じない見事に隠された福山雅治さんのイケメンオーラ、なんとも言えない空気感。その空気感にリンクさせている神木隆之介さんの演技力。松たか子さんが醸し出す大人の可愛さ。広瀬すずさんと森七菜さんの純度の高い透明感。豊川悦司さんの迫力感、皆さんとても素敵でした。
仙台を舞台に繰り広げられているので、ノスタルジックな景色がどこか懐かしく、エンドロールで流れる森さんが歌う"カエルノウタ"も優しい雰囲気で、物語に最後まで彩りを添えていました。
"手紙"という伝聞形式だからこそ伝わる温かく純粋な想いが、時間を経ても支えや希望となったり、年代の壁も超えて人との繋がりを生み出していくものなんだなと実感できた作品でした。
- 竹之内様ご姉妹
妹様の感想
試写会の日は小雨降る寒い日でした。開場1時間前に行きましたが館内に並ばせてくれて開場も早めてくださりありがたかったです。
ネタバレを避けますと、仙台の風景が物語のボディを支えて美しかった。効果的なドローン映像で位置関係が伝わり、柔らかな音楽が物語を進めていき、それは登場人物の心象も映したように思います。
広瀬すずさんと森七菜さんの2人のシーンの無音の間がいい。少し出てくる中山美穂さんと豊川悦司さんも名演でした。クスクスと笑えるポイントもあり、思わず涙がこぼれるシーンもあり、とても楽しめました。エンドロールで立つ人もなく、最後は拍手が起きていました。
上映終了後にロケ地の宮城県白石市の方?からロケ地マップや観光案内、名産品の白石温麺(うーめん)のラストレター・コラボパッケージのお土産をいただき、嬉しかったです。会場を出たら雨は上がっていました。ご招待ありがとうございました。
お姉様の感想
仕事帰りで会場に着いたら3階までの階段に大勢の観客の皆さんが入場待ちでした。皆さんに続いて入場し、ポスター前で写真撮影をスタッフさんにお願いしてパチリ。
季節感が、映像の明るい景色や音から、そしてカメラのアングルから、風のように流れていく。中学生が見た学校生活の環境や憧れは、今見ても変わらないけど、少しずつ大人になり時間が過ぎていくのを諦めていた気持ち。ふと、同窓会というタイムカプセルを掘り出し、改めて過去に戻る旅に出る。手紙のやり取りで改めてお互いの気持ちを知ることになるというカメラの目線は、もう1人の登場人物だなぁと思う。自分も昔を思い出してみたい。別の自分が見つかるかもしれない。それはあの頃読んだ本とかにあるかも、と。
上映後にロケ地のパンフレットをいただき、今年の夏はあのシーンの場所に行けたらなと思いました。同じ季節感にひたってみたい。主人公のように、ドキドキしたあの場所とか歩いてみたい。便箋と封筒と切手を持っていきます。
- 川田様・吉川様
川田様の感想
2020年1月8日(水)、映画「ラストレター」の試写会へ行って来ました。会場では、森七菜さんが歌う主題歌「カエルノウタ」がずっとながれていました。ピュアな歌声が心地よく、知らない間にメロディーを覚えてしまい、次の日気づくと鼻歌を歌っていました。森さんは、演技も歌も上手なんですね。
主な出演者の方が豪華な上に、豊川悦司さん・中山美穂さんも出ていて、俳優さんたちの監督への愛が感じられました。役者として出演している庵野秀明さんがいい味を出していて、笑ってしまうところも...降谷建志さんとMEGUMIさんの長男、降谷凪君演じる小学生をはじめ、生活がリアルに描かれ共感できるところが多く、かつ自然など映像がきれいでした。私の母の故郷も仙台で、子供の頃は毎年夏休みに祖父母の家へ行っていたので、懐かしく感じるところが多かったです。
年賀状も出さなくなったこの時代に手紙...と思いましたが、手紙と言うアナログなところがより温かな感じにさせ、映画の最初で読めずにいた『最後の手紙』を読もうと思えるまでになった過程に必要だったんだと感じました。ちょこっと笑いあり、ちょこっと涙ありのストーリーで、『最後の手紙』がコレだったのかと衝撃?も...。
広瀬すずさんが、肌もきれいで可愛いかったです。最後に木内みどりさんを観ることができ、よかったと思いました。
お土産に白石温麺までいただき満足でしたが、舞台挨拶があったら、更に大満足だったと思います。
吉川様の感想
2020年1月8日(水)、映画「ラストレター」の試写会へ行って来ました。感想を一言でいうと、少し残念でした。「Love Letter」が好きな映画だけに、期待が多き過ぎたようです。
木内みどりさん、水越けいこさんを久しぶりに観たのですが、映画に渋さが出て好感が持てました。
特派員の皆様、ありがとうございました!
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