2024年6月25日(火)、6月26日(水)、6月27日(木)会場:サントリーホール(東京都港区)
世界三大オペラ「メトロポリタン歌劇場」が誇るオーケストラとスター歌手たち
グラミー賞に輝くヤニック&METオケのサウンドと現代最高峰の声------13年ぶり待望の来日!
オペラの世界最高峰メトロポリタン歌劇場(通称:MET)を支えるMETオーケストラ(メトロポリタン歌劇場管弦楽団)と音楽監督ヤニック・ネゼ=セガン、世界的人気歌手エリーナ・ガランチャ(メゾソプラノ)、クリスチャン・ヴァン・ホーン(バスバリトン)、リセット・オロペサ(ソプラノ)が集い開催された貴重な公演にご招待いたしました!
6月25日と27日の公演は、ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」序曲から始まり、ドビュッシーの歌劇「ペレアスとメリザンド」組曲、バルトークの歌劇「青ひげ公の城」を披露!ネゼ=セガンさんの巧みな指揮によるドラマティックな演出や、ガランチャさんとヴァン・ホーンさんの歌唱による多彩な感情表現。オーケストラが迫力のある音を響かせ見事なシンフォニーを奏でました。
6月26日の公演は、米国の作曲家モンゴメリーの新作「すべての人のための讃歌」日本初演とモーツァルトのコンサート・アリア2曲、オーケストラの存在感を示すマーラー「交響曲第5番」を披露!オーケストラのメンバーたちが、個性を発揮しながら作り出すハーモニー、オロペサさんの軽やかな技巧。従来のイメージを覆す圧巻の音作りに会場が酔いしれました!
オペラやオペラの一部分の音楽で構成されたプログラムで、アメリカ最高峰のオーケストラの実力が遺憾なく発揮された本公演。ご堪能いただいた特派員の皆さまからレポートが到着していますので、ぜひご覧ください♪
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イベントの様子
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METオーケストラが13年ぶりに来日!
サントリーホールにて素晴らしい演奏を披露してくれました♪
私たちが特派員として参加しました
- 川口様ご夫婦
川口様の感想
WOWOWのメトロポリタン・オペラの放送は番組表をチェックしてほぼ毎回観ておりましたので、今回METオーケストラ日本公演への招待の抽選には迷わず応募させていただきました。幸運にも当選し、素晴らしいコンサートにご招待くださり大変ありがとうございました。
自宅テレビで観るMETのオペラではどうしても歌手の演技や歌唱に気をとられがちですが、今回はサントリーホールの素晴らしい音響のもとでMETオーケストラの音楽を生で堪能させていただきました。
プログラム前半の「さまよえるオランダ人」序曲と「ペレアスとメリザンド」組曲では、勢いがあって美しいオーケストラの演奏に感動しました。後半の「青ひげ公の城」では、エリーナ・ガランチャさんとクリスチャン・ヴァン・ホーンさんの表情豊かな歌唱と力強いオーケストラの演奏が本当に素晴らしかったです。また、時々テレビで拝見しているヤニック・ネゼ=セガンさんの指揮のご様子も良く分かり、また最後のご挨拶ではそのお人柄も感じられるところがありました。私たちは時々、在京のオケのコンサートに行っておりますが、METオーケストラの演奏は想像以上に素晴らしく、家内共々大変楽しませていただきました。
METオーケストラ来日公演にご招待いただきありがとうございました。夢のようなひと時を過ごすことができました。オペラにハマって20年以上、METはお気に入りの歌劇場NO.1です。主人が引退したらNYに行って1週間毎日METで違うオペラを聴くというのが「夢」でしたが、コロナや急な円安で「夢」がかなり遠のいていました。今回METオーケストラを聴くことができ、夢の一部が叶った思いです。しかも、いつもはオーケストラボックスに沈んでいる演奏を、音響効果の素晴らしいサントリーホールのお席で鑑賞できたのは本当に素晴らしい体験でした。生演奏でオーケストラの左右のバランスが指揮者の意図どおりに聞こえるというのはこういうことか、と感じました。
ヤニック・ネゼ=セガンさんがタクトを振り上げた瞬間、ホールの中が暗い青の世界に沈み「さまよえるオランダ人」をのせた黒々とした幽霊船が浮かび上がってきました。「ペレアスとメリザンド」の柔らかで不安や悲しみが漂う音楽に浸り切り、「青ひげ公の城」では素晴らしい歌手、エリーナ・ガランチャさんとクリスチャン・ヴァン・ホーンさんの耳慣れないハンガリー語の響きとドラマチックなオーケストラの演奏で緊張とサスペンスの世界に引き込まれました。
今後の放送も楽しみにしたいと思います。ありがとうございました。
- 高木様・荒木様
高木様の感想
METのオペラは毎回欠かさず視聴していましたが、今回METオーケストラの来日公演の招待の告知に応募してみました。当選するとは思いもよらず、当選の連絡を受けてびっくり。METは13年ぶりの来日ということで、13年前は東日本大震災が起きたころでメンバーも万全ではなかったと思いますが、今回は満を持して就任6年の音楽監督、ヤニック・ネゼ=セガンさんの指揮でオペラ以外のオーケストラ演奏の実演を聴く機会!日本初演のモンゴメリーの「すべての人のための讃歌」は、旋律の動きも興味深く聴けて、これからまた聴く機会があるなら聴いてみたい音楽。次のリセット・オロペサさんの美声には歌い初めから魅せられましたが、コンサート・アリアとはいえ音楽がいかにもモーツァルトの響きとなっていたのは、歌劇場でいつもオペラ演奏をしている楽団のオペラの顔をみせているように思えました。さすが座付きのMETオーケストラです。そして、メインのマーラー5番。冒頭のトランペットの響きは鮮やかで、アメリカのオーケストラの金管はきらびやかですが美しい。ネゼ=セガンさんは多少ゆっくり目のテンポで進んでいく中で、徐々に盛り上がり、1楽章、2楽章、3楽章までの第1部を続けて演奏。ホルンのソロの音色は透明感もあり柔らかで素晴らしい。指揮ぶりからも見える明暗がはっきりしたダイナミックレンジの広い進行でドラマティックに展開してオーケストラ全体でホールに響きを満たしていました。第2部の第4楽章のアダージェットは、好みの耽美的な美しさというには今ひとつの気がしましたが、それでも演奏としては流れがきれい。5楽章のロンド・フィナーレの盛り上げも十分で、ネゼ=セガンさんの大きな指揮ぶりも曲に対してのアプローチの仕方を垣間見ることができて視覚的にも楽しむことができました。何度ものカーテンコールの後、オーケストラがステージから退いていってからも、ネゼ=セガンさんはステージに呼び戻され拍手を受けていたのは、演奏が素晴らしかったからでしょう。
これからもWOWOWのMET公演の放送を楽しみにしています。ありがとうございました。
荒木様の感想
クラシックコンサートやミュージカルは以前から時々楽しんでいましたが、オペラはハードルが高くて縁がなく、近年国内観劇で「総合芸術」の初衝撃を受けたところでした。そこからMETのオペラ公演を映像で鑑賞し、いつかNYに観劇にいきたいと憧れる日々だったのですが...、そんな中、サントリーホールでのMETオーケストラの来日公演!そのWOWOWさんのご招待に当選したと誘いをいただいて、とても感激しました。
1曲目はモンゴメリーの日本初演「すべての人のための讃歌」、現代的な打楽器の響きなどを含めてとても面白い曲でした。続くモーツァルトのアリア2曲ではがらりと音が変わりました。ソプラノのリセット・オロペサさんはMETのヤングアーティストプログラム出身とのことですが、色気のある魅力的な声で、METオケとぴったり合っているように感じました。オケ編成は縮小していましたが、ソプラノを素敵に引き立てていました。そしてマーラーの5番、サントリーホールでMETの生演奏を聴くことができたことは感激でした。冒頭のトランペットから美しい金管が響き、ホルンなど繊細な演奏でした。「ベニスに死す」でも官能的に使われた4楽章(アダージェット)、ハープの存在感と融合感は生での魅力も加わりとても素敵でした。METオーケストラとしては普段演奏していない曲だと思いますが流石の演奏でした。観客の中には思わず乗り出して聴き入っている方もいて、自分も深く聴き入ってしまい、あっという間の時間でした。
METオーケストラの来日は13年ぶりで、前回の来日公演は震災直後であったとのことですが、本当に貴重な機会だったと思います。会場には、普段のコンサートよりもお洒落に着飾った方が多く来られているように思いましたし、著名人の方もいらっしゃっていました。
今回はMETの魅力を堪能できるこのような機会をいただき本当にありがとうございました。WOWOWさんの今後のMETオペラの放送にもとても期待しています。
- 鈴木様・岸澤様
鈴木様の感想
WOWOWで放送された過去の「METオペラ青ひげ公の城」を拝見し、ストーリーの結末を知っていても、青ひげ公とユディットの心理戦にドキドキさせられるダークな演出と演者の凄みのある歌声に魅せられ、ぜひライブで演奏を聴いてみたいと思い、METオーケストラ来日記念コンサートに応募させていただきました。
初めて生で聴くバルトーク唯一のオペラ楽曲。日本語字幕を読みながらだと、どうしても歌に集中できないので、事前にCDで歌詞をさらってから会場入りしました。オーケストラの演奏だけでも、曲調の変化で、青ひげ公の城の扉が一つずつ開けられていく瞬間が良く分かるのですが、背が高くて格好良いクリスチャン・ヴァン・ホーンさんと、モノトーンのドレスがまさにイメージ通りのユディットという美しいエリーナ・ガランチャさんの美声が重なると、ステージにないはずの「青ひげ公の城」の光景と、そこで繰り広げられる怪しげな2人の関係が目に浮かび、とても感動しました。又、ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」も初めて聴く組曲でしたが、くるくる変わる曲調がとても印象に残りました。
今回の来日記念コンサートだけでなく、毎月放送されるWOWOWのMETオペラは、上演機会の少ない演目や新作オペラなどもあり、これまで私が知らなかった世界を広げてくれる大事なひと時となっています。これまで、メジャーな演目しか足を運んだことがありませんでしたが、これからは聴いたことのない演目もたくさん観に行ってみようと思いました。
貴重な機会をくださり、ありがとうございました。
岸澤様の感想
今回は「ヤニック・ネゼ=セガン指揮 METオーケストラ来日公演2024」に参加させていただき、ありがとうございました。ミュージカルや歌舞伎は観劇したことがありましたが、今回のようなセミ・ステージ形式のオペラとオーケストラの演目は初めてでしたので、どんな感じの公演なのかドキドキわくわくしながら参加させていただきました。
オペラやオーケストラ来日公演ときくとハードルが高いようなイメージがありましたが、生で聞くオーケストラの演奏は臨場感があり、素晴らしく、いつのまにか引き込まれていました。また、ネゼ=セガンさんの指揮はオーケストラのメンバーと一体になって音楽が作られていくような不思議な感覚でした。エリーナ・ガランチャさん、クリスチャン・ヴァン・ホーンさんの2人のオペラ歌手による「青ひげ公の城」の楽曲では、2人の登場人物の様々な心理や感情が音楽で表現されているように感じました。ステージの上には2人とオーケストラしかいないのですが、音楽を通してオペラを鑑賞しているような気分でした。歌手のお二人が歌う歌詞は日本語の字幕が出ていたので、オペラそのものの言葉の美しい響きなども楽しむことができました。オーケストラの演奏とガランチャさん、ヴァン・ホーンさんの歌声の融合が素晴らしく、初めてオペラとオーケストラ演奏を観劇しましたが、また観たいと思ってしまうほど素敵な公演でした。
本当にありがとうございました。
特派員の皆様、ありがとうございました!
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