2018/06/26 up

斎藤工×板谷由夏 映画工房 #339 『セブン・シスターズ』7つ子姉妹を追い詰める近未来の恐ろしさ

「セブン・シスターズ [R15+指定] 」 7/8(日)よる11:30

斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「映画工房」。今回取り上げる『セブン・シスターズ』は、人口抑制のために厳格なひとりっ子政策が敷かれた近未来社会で7つ子姉妹に危機が迫るSFサスペンスです。

板谷「私たちの子どもの子どもの子どもくらいは、本当にこういうことになるかもしれないよ。」
斎藤「単純にひとりっ子ではなく、2人目以降の子どもは冷凍保存して、食糧難を脱する未来まで"ちょっとワープさせる"という選択肢もある設定。でも遠くない感じが、ある意味すごく恐ろしいです。」

ノルウェー出身のトミー・ウィルコラ監督は、元々の脚本で男性の兄弟だった主人公を姉妹に変更。その姉妹をひとり7役で演じたのが、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパスです。

板谷「ノオミ・ラパスは脚本段階からキャラクター作りに参加して、現場では7人それぞれのメイクや衣装のほかに、香水まで変えて演じ分けたそうです。」
斎藤「7姉妹ではなく、7つ子を演じ分けているというのがすごい。」
板谷「監督は『人間のもろい部分を表現できる女性同士の方が、姉妹間の関係性が複雑で面白い』と語っていて、女性に変更したのは正解だったと思う。」
斎藤「設定もすごく分かりやすい。序盤に状況を説明するところがあり、その一つが"指"のシーンです。」

名優ウィレム・デフォーが演じる姉妹の祖父は、当局の監視を逃れるために、7人が"ひとりの女性"として生きるよう幼い頃から厳しく教育。それぞれに曜日の名前を付け、週に1日、その曜日のひとりだけが外出しては帰宅後に全員で出来事を共有して、翌日また別のひとりが外へ...。当然外見を同じにする必要があり、そのことが強烈な形で示されるのが"指"のシーンです。

斎藤「あの出来事をどう7人がシェアするのかと思ったら、"そっち!?"となりました。」
板谷「もう"やめてー! デフォー!!"って感じだよね(笑)。」
斎藤「でも、この物語の肝なんです。」
板谷「女性にしたからこそ、彼女たちが変化していくのが、恋愛だったりするっていうのも面白いと思わない? すべての事柄を共有しようって言ってたのに、自分の恋愛観だけは誰とも共有してなかったよね。」
斎藤「おそらくノオミ・ラパスもそこで7人を識別しているのだと思います。このノルウェーの監督、注目です。」

今回は、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』『009 RE:CYBORG』の特集放送を記念して神山健治監督からのメッセージも放送。

特集:アニメーション監督 神山健治
『ひるね姫~知らないワタシの物語~』
7/8(日)午後0:00

detail_180626_photo02.jpg©2017 ひるね姫製作委員会

特集:アニメーション監督 神山健治
『009 RE:CYBORG』
7/8(日)午後2:00

detail_180626_photo03.jpg©2012「009 RE:CYBORG」製作委員会

最近あまり映画を観ていないあなたにこそ観てほしい作品を、映画解説者の中井圭さんが紹介する「ナカイの1本 ナカチョイ」のコーナーでは、『ディストピア パンドラの少女』を紹介します。

『ディストピア パンドラの少女』 [PG12指定]
7/2(月)よる11:00

detail_180626_photo04.jpg©Gift GirlLimited/The British Film Institute 2016

detail_180423_photo05.jpg

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