2018/05/29 up

斎藤工×板谷由夏 映画工房 #335 『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』 作品全体を癒す子役の存在

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」 6/10(日)よる9:00

斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「映画工房」。今回は、ジャン=マルク・ヴァレ監督による人間ドラマ『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』を取り上げます。

斎藤工「こじゃれたタイトルに聞こえますけど、観終わった後にこのタイトルが強烈に突き刺さります。」
板谷由夏「突き刺さるよね~。」

交通事故で妻を亡くしたエリート銀行員のデイヴィス。妻の死に涙が出ない自分に困惑した彼は、義父のアドバイスで、感情を吐き出すために、身の周りのものを破壊し始める。そんなデイヴィスは偶然出会ったシングルマザー親子と出会い壊れた心を再生していく。
ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ、クリス・クーパーら実力派俳優が共演しています。2人の感想は?


板谷「私、これすごい好きなんだけど。」
斎藤「僕も好きです。前向きなものに感じました。残酷さをすごくはらんでいるんですけど、同時に再生の話になっている気がします。」
板谷「そうだね、うん。」
斎藤「冒頭に亡くなってしまった奥さんが、回想も含めてそんなに出てくるわけではないですけど、彼女がどういう人だったのかを感じられる。」
板谷「彼女がお父さんとお母さんによって表現されていく。それが面白いと思った。」
斎藤「あとは、子役のジュダ・ルイス。」
板谷「この子、上手だった~。」
斎藤「彼とのやり取りが救いでもあり、Fワードの使い方も皮肉としてとっても愛らしいシーン。救いでしたよね、全体の中でも彼が出てくると。」
板谷「子供に返れるからね。」
斎藤「主人公が誰といるかで心の色が変わっていく映画だったので、周りの人たちが重要でした。」

今回は、87万人が利用する映画チケット予約アプリ「映画ランド」とコラボして映画ファンに調査する「映画意識調査」。恋愛映画意識調査と題して、どんな層がどんな恋愛映画を観たのかアンケートの結果を見ながら、板谷さんと斎藤さんが感想を語り合います。

『四月は君の嘘』
WOWOWシネマ 6/10(日)よる6:45

detail_180529_photo02.jpg© 2016フジテレビジョン 講談社 東宝 ©新川直司/講談社

最近あまり映画を観ていないあなたにこそ観てほしい作品を、映画解説者の中井圭さんが紹介する、「ナカイの1本 ナカチョイ」のコーナー。今回は『君の膵臓をたべたい』を紹介します。

『君の膵臓をたべたい(2017)』
WOWOWシネマ 6/9(土)よる8:00

detail_180529_photo03.jpg©2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 ©住野よる/双葉社

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【話題の映画やWOWOWシネマならではの特集の魅力を、映画好きの俳優、斎藤工と板谷由夏が語りつくす。映画との新たな出会いを提供する映画情報番組・映画工房】

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