「ブレンダンとケルズの秘密」 9/21(金)よる7:30
斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語りつくす映画情報番組「映画工房」。今回は、2009年のアニメーション『ブレンダンとケルズの秘密』を取り上げます。アニメーション界で注目を集めるトム・ムーア監督が原案も担当した作品。
斎藤「もうね、絵が本当に素晴らしくて」
板谷「素敵だよね」
斎藤「僕は(2014年のトム・ムーア監督作)『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』を劇場で観て、どこか懐かしい記憶がよみがえってきました」
9世紀にアイルランドの修道士によって作られた豪華な装飾が特徴の福音書で、"世界で最も美しい本"とも言われるアイルランドの国宝、ケルズの書をモチーフに、世界を救おうとする少年の大冒険が綴られる。アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた、トム・ムーア監督の長編デビュー作。
斎藤「まずこの絵を観て、僕は『好きだな』と思ったんです。狼がやって来るところの描写とか、いちいちセンスがいい。絵本みたいなんです。それこそケルズの書じゃないですけど、ページをめくっていくような物語の速度なんです」
板谷「猫が狼たちに食べられそうになるのを逃れるシーンがありましたが、あれはすごいシーンですよね。飛び出る絵本みたいだなって」
斎藤「たぶんこの作品って100年後も残ると思います。クラシックのバッハやモーツァルトじゃないけど、(作っている人は)今を生きていますが、作品だけ切り取ると、もっと普遍的。この作品は100年前にあってもよかったし、100年後にあってもいい。そう考えると、ひとつのエンターテインメントとして、居続ける場所がある作品です」
板谷「お子さんを含めお母さん、お父さんにも見てほしいな。『ソング・オブ・ザ・シー~』も観よう」
斎藤「いや大傑作ですよ『ソング・オブ・ザ・シー~』。僕、泣いちゃいましたもん。最高の2本ですよ」
145万人が利用する映画チケット予約サービス『映画ランド』とコラボして映画ファンに調査する映画意識調査のコーナーでは、『007』シリーズ意識調査を実施。『好きな「007」作品』『次にジェームズ・ボンドを演じて欲しい俳優』『次にボンドガールを演じて欲しい女優』を調査。アンケートの結果は?
WOWOWシネマ 9/8(土)~10/21(日)
『007/スペクター』©2015 Danjaq, LLC, Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
最近あまり映画を観ていないあなたにこそ観てほしい作品を、映画解説者の中井圭さんが紹介する、「ナカイの1本 ナカチョイ」のコーナー。今回は『彼女の人生は間違いじゃない』を紹介します。
9/17(月・祝)よる11:00 [R15+指定]
© 2017「彼女の人生は間違いじゃない」製作委員会
【話題の映画やWOWOWシネマならではの特集の魅力を、映画好きの俳優、斎藤工と板谷由夏が語りつくす。映画との新たな出会いを提供する映画情報番組・映画工房】
最新記事
-
2020/07/24 up
山崎ナオコーラの『映画マニアは、あきらめました!』
第17回『あの日のオルガン』
-
2020/07/21 up
メガヒット劇場
私たちがホアキン・フェニックス版『ジョーカー』に共鳴する理由、あるいは"プロト・ジョーカー"説
-
2020/07/17 up
ミヤザキタケルの『シネマ・マリアージュ』
第17回 ありのままの自分であるために。時代を超えて描かれる人間の孤独
-
2020/07/14 up
その他
日本映画界の頂点に立った、韓国人女優シム・ウンギョンとは
-
2020/07/10 up
スピードワゴン小沢一敬の『このセリフに心撃ち抜かれちゃいました』
スピードワゴン小沢一敬が「最高にシビれる映画の名セリフ」を紹介! 第18回の名セリフは「謝るなんてな、ほんのちょっとの辛抱だよ」
-
2020/07/08 up
山崎ナオコーラの『映画マニアは、あきらめました!』
第16回『記憶にございません!』