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【映画「私たちの声」イベント付き特別試写会】にご招待!

2023/09/12

【映画「私たちの声」イベント付き特別試写会】にご招待!

2023年8月28日(月) 神楽座 (東京都千代田区)

第95回アカデミー賞で、主題歌「Applause」が歌曲賞にノミネートされた「私たちの声」(原題:Tell It Like A Woman)が9月1日(金)より新宿ピカデリーほか、全国公開中。
女性のエンパワーメントが叫ばれる現代、世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結し、女性が主人公の7つの物語を紡ぎ出した映画「私たちの声」。「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画制作会社<We Do It Together>企画のもと、その意図に賛同した多くのキャスト&スタッフたちが世界中から集結!こちらの公開を記念して、「私たちの声」の中の一篇である「私の一週間」の上映と、主演の杏さんと呉美保監督によるトークショーにご招待いたしました!
トークショーでは"ママ友"でもあるお二人が、子育てと仕事の両立をテーマにトークを展開。現在フランス在住の杏さんは、「戸惑うこともあるけれど、知れなかったことを知れて触れ合えて、いい刺激になっています」と、フランスでの子育ては大らかな心で対応しているとのこと。子育てと仕事の両立は、「無理だよね」と呉監督と苦笑いしつつも、「どう切り替えていくかが大切。やれるものを時間の限りやっていく"ブルドーザー育児"」と称する杏さん。何事も楽しみながら、パワフルな杏さんの育児スタイルに、世の働くお母さまたちからリスペクトの声が聞こえてきそうです!

エンターテインメントの作り手として、「多様性や価値観を踏まえながら発信していきたい」と語り、「この作品を観て、いろいろな価値観の中で、お互いを高めあって尊敬しあっていけたらいいな。何かあたたかい光を感じられたらいいなと思います」と優しくも力強いメッセージをいただきました!
「私たちの声」の各話の主人公たちは、強い決意と勇気をもって人生の難局に立ち向かい、より強く、より自己認識を高め、スクリーン越しに観る者へ称賛を贈るような7つの珠玉のヒューマンドラマに仕上がっています。ぜひ、劇場でお愉しみ下さい!

イベント詳細
・「私の一週間」のみの上映
・トークショー
【出演者】

呉美保監督

■「私たちの声」オフィシャルサイトはこちら!>>
作品タイトル:私たちの声
9月1日(金)から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ショウゲート

イベントの様子

  • 写真01「私の一週間」で主演を務めた杏さん
  • 写真02呉美保監督
  • 写真03
  • 写真04
  • 写真05
  • 各国を代表する実力派女優が揃う今作!
    残り6つのストーリーも気になりますね♪

私たちが特派員として参加しました

  • 森様ご夫妻森様ご夫妻

森様の感想

この度、映画「私たちの声」(原題:Tell It Like A Woman)イベント付き特別試写会に参加させていただきました。上映後は、イベント進行役の方より映画「私たちの声」について、世界で活躍する女性監督と女優陣が集結し、女性が主人公の7つのショートストーリーを紡ぎ出した映画であり、特別試写会では、7つの短編の中から、「私の一週間」を公開より早く試写できる旨の解説がありました。
トークショーでは、「私の一週間」で主演の杏さんと、メガホンを取られました呉美保監督からジェンダー・ギャップをテーマにした制作プロジェクトに参加することになった経緯などについて、お話を聞くことができました。呉監督は、最初に企画書をもらった当初は2人目の子どもの出産時であり、上の子は5歳でまだまだ手が掛かる時期で、子育てをしながら映画に集中することは無理!と、自分が半ば諦めていた時期でしたが、ジェンダー・ギャップをテーマに短編ならば表現できるかな?と思って引き受けられました。「私の一週間」は、シングルマザーで子ども2人を育てている女性の忙しない一週間を描いた作品ですが、呉監督は完成期日までの時間的余裕がなく、脚本もまだゼロ状態の中で自分ができることと言ったら、今自分が毎日行っている生活、家事を表現することに辿り着きました。しかし、家事のシーンは過去映像化が殆どなく、仮にご飯を作るシーンを撮ったとしても、細かなこととしてカットされてきました。呉監督は、これこそが私たちの生活実態であり、そこに皆さんが家事で苦労しているのに、何故映像が無かったのだろうと、改めて「名も無き家事を可視化する映画」を撮るきっかけになった。と述べられました。
映画「私たちの声」の主題歌「Applause」が、2023年アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされまして、受賞式に参加された際のエピソードなどの他、杏さん、呉監督への質問の内、特にジェンダー・ギャップに関して次世代のためにできることは何か、について杏さんは次のように語られました。「新しい価値観を見出すためには、普段の生活だけでは難しく、エンターテインメントの影響力が大きい。映画・ドラマなどで自分と全然違う生活環境の方がどのように描かれているか、何か触れる機会があると分かり易く、斯様な映画製作活動を通じてエンターテインメントとして映画を観ながら価値観を、様々な出来事が世界中で起こっていることを、今回の作品で感じていただきたいと思います。作り手としても色んな多様性とか価値観を踏まえながら、発信して行きたいと思っています。」呉監督「サザエさんとかもそうであるように、お父さんが働いて、お母さんが家に居る、勿論そんな時代もあった。お母さんはご飯を作る人に固執せずに、どんな人でも料理する、働く、それが普通であるようにそれを伝え続けるのがいいのかなとも思います。この映画はあと6つの作品があって、それぞれいろんな国のいろんなジェンダー・ギャップをテーマにした様々な人たちの営み、暮らしと悩みやそこからの救いを表現された、すごく彩りのある作品だと思っています。沢山の人たちに、この7つの物語をぜひ観ていただけたら幸いです」。杏さん、呉監督からの力強いメッセージは、それぞれの経験や熱い想いを作品にしていることが、お話から伺えました。ぜひ、劇場で鑑賞したいと思います。

今回は、イベント付き特別試写会にお招きいただき、ありがとうございました。世界の映画界で活躍する女性が監督を務め、女性が主人公の物語で構成された7つの短編映画からなる作品です。実際の出来事から着想したエピソードなどから、女性たちの力強い物語が描かれます。女性が主人公の7つのショートストーリーを紡ぎ出した映画とのことですが、特別試写会では、7つの短編の中から、「私の一週間」という特別な一編を公開より早く拝見することができました。
子ども2人を育てている女性の超多忙な一週間を描いた作品でしたが、難局に立ち向かい、より強く、より自己認識を高め、スクリーン越しに視聴者へ称賛を贈るメッセージが伝わってくるような感じを受けました。トークショーには杏さん、呉美保監督が登壇し、本作の見どころや撮影時のエピソードなどを語っていただきました。お二人のお話から、杏さんを中心に現場での様子が伝わってくると同時に、意気込みも感じ取ることができました。
最近では、日本のメディアその他でも、男女平等、LGBTQなど様々取り上げられるようになり、少しは皆が関心を持つようになってきているとは思われますが、まだまだ始まったばかりです。斯様な言葉が使われなくなった時に、真に皆が平等になれるのだと思います。今回はこのような素敵なイベントに参加でき、大変勉強になりました。本当にありがとうございました。またぜひ参加できたらと思います。


  • 守屋様守屋様

守屋様の感想

いつもの試写会とは違い、観た後にレポートを提出する緊張を感じながら観ました。子育てをしたことがある人が母親を演じると自然、と言えば俳優には失礼なことかもしれませんが、今回の杏さんの表情、動きは、「母」そのものでした。
自分自身、乳児を保育園に預け働いていた経験があるので、日々自分が起き、子どもが起き、子どもが寝て、やっと自分の時間ができ、そして自分が寝床に寝た時思わず伸びをする。その1日が思い起こされました。繰り返し「見てて」と言われ、「見てるよ」と返事。母ならば何回口にしたことでしょうね!
毎日、大変だけど嬉しいことがあれば、乗り越えられることもあるし、頑張れることもあります。「行ってきます」同じ言葉であっても、嬉しいことがあればこんなに言葉が輝き、光った表情になるのですね。
トークショーでは、生の呉美保監督、杏さんの声が聞けて楽しかったです。子どもたちと杏さんの様子が自然な感じだったことも、撮影の裏話の中で分かりました。演じること、演じないことも監督の作戦ですね。
今回は「私の一週間」のみでしたが、機会を作り違う国の方たちの「私たちの声」を聞いてみたいです。楽しい時間をありがとうございました。


  • 薄田様・臼井様薄田様・臼井様

薄田様の感想

WOWOWのプラスWでイベントのことを知り、何となく興味を引く題材の映画だと思い気軽に応募してみましたが、結果、大変充実した時間を過ごすことができました。
オムニバスの中の1話のみの上映ということであっという間に終わってしまいましたが、観終わればそこはかとなく暖かい気持ちに包まれ、目が潤んでいました。そして私自身、子育ての経験者としてジェンダーレスの概念があまり無い頃から、もっと広く子育ての現状を知って欲しい、そして私たちの子ども世代の子育てに良い影響を与えて欲しい、との強い思いがありました。まさにこの映画がそれではないか!ゲストの方たちも仰っていましたが、これほど細やかに毎日の生活を表現したメディアはあったでしょうか。ぜひ多くの人たちに観てもらいたい!そして他の短編も観てみたい!
上映後、ゲストに主演の杏さん、呉美保監督が登壇し、期待を裏切らない内容のコメントを大変興味深く聞きました。子どもを育てながら、こんなにクリエイティブな仕事をされているなんて、一般人の自分にとって眩しい限りでした。こういう方たちが私たち女性を代表して世界に発信してくださる。なんとも頼もしいです。
比較的小さめの会場で、距離が近くアットホームな雰囲気だったこともとても良かったです。この様な機会を与えてくださったWOWOWに感謝です。ありがとうございました。

特派員の皆様、ありがとうございました!