2018/07/24 up

斎藤工×板谷由夏 映画工房#343 『死刑台のエレベーター』不倫殺人なのに純愛。そこが不思議

「死刑台のエレベーター(1958)」7/31(火)よる7:15

斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「映画工房」。今回は、特集【没後1年 ジャンヌ・モロー】から『死刑台のエレベーター』を取り上げます。

板谷「久しぶりに観ました。やっぱり面白い。」
斎藤「素晴らしいです。名作だし、新しい。」

当時25歳のルイ・マル監督が長編劇映画デビューを飾り、ヌーヴェルヴァーグをリードしたとされる傑作サスペンス。愛人関係にある社長夫人と共謀し、社長の殺害をたくらんだ青年が、思いがけずエレベーターの中に閉じ込められてしまったため、完全犯罪の夢はもろくも崩壊していく。モダンジャズの帝王マイルス・デイヴィスが、彼のファンである監督の依頼で即興演奏の映画音楽をつけたという伝説も残る作品。2人の感想は?

板谷「このモノクロの作品にマイルス(・デイヴィス)の音が合う。」
斎藤「ずるいです。」
板谷「ああいうジャズを聴かされると、一気に大人の世界に連れていかれる。そしてジャンヌ・モローが可愛い、綺麗。」
斎藤「状況は可愛くないじゃないですか。」
板谷「でも、『Je t'aime(愛してる)』って言ってるよ(笑)」
斎藤「でも、いわば不倫関係であり、不倫殺人じゃないですか。」
板谷「確かに。『旦那さんを殺してね』って言っていたのは可愛くない。『失敗したのね』とか言っていたし。」
斎藤「でも純愛に見せている。そこが不思議です。」
板谷「『どういうこと?』って思っちゃう。『愛してるんだったら失敗しないの?』って。」
斎藤「(彼女は青年を)助けてあげようとするじゃないですか。切り離さないんです。2人のつながりの太さがあります。女優さんで映画を観るって、非常に健康的な気がします。」
板谷「そう思う。若き時代の本当に美しいジャンヌ・モローを観てください。」
斎藤「物語もずっと緊迫感があって、展開も本当にハラハラドキドキしっ放しで。」
板谷「エレベーター解体しすぎ(笑)。」
斎藤「当時のあのアナログなエレベーターだからこそです。それに、90分という尺にぎゅっと研ぎ澄まされて詰め込まれているので非常に見やすい。」

WOWOWシネマで放送される特集を、そのジャンルの詳しい人に聞く企画「私の知らないセカイ」。今回は8/3(金)、8/4(土)の特集【『バーフバリ』全2作一挙放送】に合わせて、『バーフバリ』全2作の配給宣伝を行った株式会社ツインの宣伝担当者、徳嶋万里子さんに解説してもらいました。

『バーフバリ 伝説誕生』
8/3(金)よる11:05
『バーフバリ 王の凱旋』
8/4(土)よる10:30

detail_180724_photo02.jpg©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

最近あまり映画を観ていないあなたにこそ観てほしい作品を、映画解説者の中井圭さんが紹介する、「ナカイの1本 ナカチョイ」のコーナー。今回は『散歩する侵略者』を紹介します。

『散歩する侵略者』
8/5(日)よる9:00

detail_180724_photo03.jpg©2017「散歩する侵略者」製作委員会

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【話題の映画やWOWOWシネマならではの特集の魅力を、映画好きの俳優、斎藤工と板谷由夏が語りつくす。映画との新たな出会いを提供する映画情報番組・映画工房】

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