先日、『ボス・ベイビー』の日本語吹替版の完成報告会がありました。予告編のナレーションもやらせてもらっていますけど、見た目が赤ちゃんなんだけど、中身はおっさんというキャッチフレーズなんです。発想は面白いけど、どんな中身なの?と思っていたら、想像をはるかに超えるような面白さで、最後には家族の大切さを感じさせてくれるすごくいい作品でした。
自分はドリームワークスの作品に参加するのは久々かもしれません。『シュレック』シリーズではお世話になり、創業者であるカッツェンバーグさんには東京国際映画祭でお会いすることもできました。彼に「ベスト・ドンキー!」と書いてもらったフィギュアは今でも大切に持っています。
『シュレック』シリーズは日本でも成功しましたが、その後、自分が頑張って吹き替えた『メガマインド』は劇場公開されず、名作『ヒックとドラゴン2』も公開に至りませんでした。でもこの『ボス・ベイビー』は本当に多くの人に見てもらいたいし、大ヒットが期待できる映画だと信じています。アニメーションとして新しい表現にも挑んでいます。僕はボス・ベイビーとその兄ティムと敵対するキャラで、オリジナルではスティーヴ・ブシェミが演じているのを吹替えました。
前売りには可愛いストラップが付いているそうなので、ご希望の方はお早めに前売りをお求めになるといいかもしれませんよ。
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