「わたしは、ダニエル・ブレイク」5/13(日)よる9:00
斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「映画工房」。今回は、名匠ケン・ローチ監督のヒューマン・ドラマ『わたしは、ダニエル・ブレイク』を取り上げます。2人の感想は?
板谷由夏「今年も5月8~19日まで第71回カンヌ国際映画祭が開催されます。この作品は第69回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しました」
斎藤工「一貫して労働者階級の人々をテーマにした映画を撮り続けているケン・ローチ監督自身の話ですよね。今の彼にしか生み出せない主人公像やアングルだった気がします。」
心臓に病が見つかり、医師から仕事を止められた大工のダニエル・ブレイクは、失業手当を受けようとするものの理不尽で官僚的な手続きに悪戦苦闘。そんななか彼は貧しいシングルマザー一家と出会い、救いの手を差し伸べようとします。
これまで数々の映画賞を受賞しているケン・ローチ監督にとっては、『麦の穂を揺らす風』以来、2度目のパルムドールに輝きました。
斎藤「シングルマザーの子どもたちが印象的でした。幼い子どもたちは親が思っている以上に自分の家の経済状況を分かっている。だから、靴のサイズが小さいことも黙っている。」
板谷「融通の利かない役所の描写もリアルだった。あんなふうにたらい回しにされること多々ありますよ。」
斎藤「主人公がスプレーで書く自身の主張がこの作品のメッセージですよね。映画で描かれている問題はイギリスだけでなく、人間ひとりひとりの問題だと思います。ぜひケン・ローチ先生の教えを観ていただきたいです。」
作品への想いや撮影時のエピソードを語りました。
『孤狼の血』5/12(土)公開
©2018「孤狼の血」製作委員会
『たかが世界の終わり』
WOWOWシネマ 5/12(土)よる10:45
©2016 - 9316-5058 Quebec Inc. (une filiale de Sons of Manual inc.) / MK Productions / France 2 Cinema/ My Unity Production/ 120 Films
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