2019/01/08 up

斎藤工×板谷由夏 映画工房#367『リメンバー・ミー(2017)』 家族の系譜を辿りたくなる作品

『リメンバー・ミー(2017)』1/19(土)よる8:00

斎藤工さんと板谷由夏さんが、話題の映画の魅力を語り尽くす映画情報番組「映画工房」。今回は、『トイ・ストーリー3』のスタッフが陽気でカラフルな"死者の国"を表現し、第90回アカデミー賞で長編アニメ映画賞と歌曲賞の2冠に輝いたディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』を取り上げます。主題歌「リメンバー・ミー」の作詞・作曲を手掛けたのは『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー ありのままで」のロバート&クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻。

板谷「『リメンバー・ミー』、大好き」
斎藤「ピクサーの作品は、主に若い世代の人たちが観ると思います。そういった人たちが、どういう角度で人と接してくれたら、みたいなものをテーマとして詰め込んでくれています」

ミュージシャンを夢見る12歳の少年ミゲルは、厳格な家族のおきてによって音楽を禁止されていた。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが憧れのミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした瞬間、先祖たちが暮らす"死者の国"に迷い込んでしまう。メキシコの伝統的な祝祭、"死者の日"を題材に、多世代から成る家族の絆を感動的に描いた本作、2人の感想は?

斎藤「面白いのが、登場する世代が幅広いこと。普通は"おばあちゃん"のところを、"ひいおばあちゃん"にしている。おばあちゃんとおじいちゃんだと、"おばあちゃん"、"おじいちゃん"というキャラになってしまうから」
板谷「だけどそのおばあちゃん、おじいちゃんも誰かの"娘"と"息子"なんだもんね」
斎藤「だから、『おばあちゃんも"娘"なんだ』という、おばあちゃんのドラマとしても描いているところにグッときました。観た人が自分自身のファミリー・ツリーをイメージできる作品というのはすごいです」
板谷「こういう作品を観ると、優しい気持ちにならない? 穏やかな気持ちになれる作品をピクサーが変わらず作り続けてくれていると、救われる気がする」
斎藤「そうですね」
板谷「何度観ても号泣。涙ぐむとかじゃない、ぶわーっと流れる!」
斎藤「お子さんから見た"親の涙"という点も含めて、親子で共有すべき作品だと思います」

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detail_190108_photo02.jpg© 2018「嘘八百」製作委員会

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【話題の映画やWOWOWシネマならではの特集の魅力を、映画好きの俳優、斎藤工と板谷由夏が語りつくす。映画との新たな出会いを提供する映画情報番組・映画工房】

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