2022年12月9日(金) 東劇(東京・東銀座)
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET=メト)の世界最高峰の最新オペラ公演を大スクリーンで楽しむ「METライブビューイング」。11月25日(金)より、2022‐23シー ズンが開幕!今シーズン第2作目に公開された、ヴェルディ《椿姫》。人生で一度は観るべき泣けるオペラとして高い人気を誇る名作を、トニー賞受賞演出家マイケル・メイヤーはじめ、ブロードウェイのクリエイターたちによる華麗な演出で彩り、旬のスター歌手陣が歌い上げます。
そして本作の公開を記念して、舞台や映画、ドラマなど、様々なメディアで活躍中の俳優・柿澤勇人さんによるトークイベント付き先行上映会を開催。こちらのイベントにご招待いたしました!
演出を手掛けたマイケル・メイヤーのミュージカル「春のめざめ」で、主役に抜擢された経験がある柿澤さんは、メイヤーの演出について「セットが絵画のように見えて、かっこいいし、綺麗でお洒落でセンスがいい。」と熱く語り、舞台美術や演出にも感動した様子。学生時代には、実際にニューヨークのメトロポリタン歌劇場に訪れたことがあり、当時観た作品についても懐かしそうに振り返る場面も。司会を務められたコンサートソムリエの朝岡聡さんとのテンポの良い掛け合いで、オペラ初心者のみなさんにも分かりやすく丁寧に、ユーモアを交えながらオペラの魅力をたっぷりと伝えていただきました!
最新技術を駆使したカメラワークと、5.1chのダイナミックな音声で収録した「METライブビューイング」。是非、世界最高峰のオペラを"究極の特等席"でお愉しみ下さい♪
- 登壇者
-
柿澤勇人(俳優)
司会:朝岡聡(コンサートソムリエ)
- 関連情報
-
メトロポリタン・オペラ
世界最高峰メトロポリタン歌劇場からのオペラ中継。最先端の演出と超一流の歌手による超絶技巧のコラボレーション。幕間には歌い終わったばかりの歌手のインタビューも。
■放送スケジュールはこちら>>
■「METライブビューイング」オフィシャルサイトはこちら>>
イベントの様子
- 会場の入り口には大きな看板が!
ファンの方たちの撮影スポットとなっていました - 会場のお客様も写真が撮れるサプライズも☆
- 柿澤勇人さん自身の体験談も交えて熱く語ってくれました!
私たちが特派員として参加しました
- 村田様・山本様
村田様の感想
大学の頃から「METライブビューイング」は何度か映画館で鑑賞しており、今回特に好きな演目である「椿姫」の上映、そしてミュージカルから映画まで幅広くご活躍されている、柿澤勇人さんのお話も聞けるということで応募させていただきました。柿澤さんのトークイベントでは、ミュージカルの話から大学の頃から好きだったというオペラの話を交え、今回の「椿姫」の演出についてもお話して下さり、興味深く拝聴いたしました。
「椿姫」は様々な演出で拝見しましたが、今回のMETの演出は舞台美術が隅々まで本当に美しく、さらに照明も合わさりどの場面も絵画が動き出したようで非常に魅力的でした。舞台上は、大きな転換はないにも関わらず、照明や衣装、出演者の生み出す音色により様々な表情を見せてくれます。衣装も色とりどりで目を奪われました。ヴィオレッタ役のネイディーン・シエラの歌声は力強さの中にも儚さを感じる美しい歌声で、運命に翻弄される1人の女性が生き抜く姿に終始圧倒されました。METは幕間に出演者のインタビューから裏話まで聞くことができるので、より作品を深く知り楽しむことができました。
久々のオペラ鑑賞に心が潤いました!このような素敵な機会を下さり本当にありがとうございました。乾杯の歌と共に、皆さんのこれからの華やかな人生に乾杯!!
山本様の感想
この度は、ご招待いただきましてありがとうございました。友人に誘われて鑑賞することができました。
メトロポリタン・オペラを観るのは初めて、圧巻の歌唱力と豪華な舞台セットに圧倒されました!特に主演のネイディーン・シエラさんの声はとても美しく、繊細なお芝居が素敵でした。合間に入る解説がすごく興味深くて、その後の本編の見方が変わり、すごく満足度が高いものでした。役者さんがとてもフランクに話している姿や、開演ギリギリまでインタビューしてからの切り替えなど、さすがプロフェッショナルだなと感じました。乾杯のシーンは本当に衣装とセットが素敵で、1つの花ではなく花束をイメージしているというお話を聞いて、すごく納得しました。色使いが大胆かつ細かくて、とても豪華で印象深いシーンです。
そしてトークイベントは、柿澤勇人さんからとても貴重なお話を聞けて嬉しかったです。今回の「椿姫」をきっかけに、色々なオペラを観てみたいと思いました。とても貴重な機会をありがとうございました。
- 山根様
山根様の感想
最近、姪が急にオペラに興味を抱き始め、「オペラを観たことはあるか」「どこに行けば観られるのか」と、やたら聞いてくるようになりました。"勉強以外は何でも知っている伯母"と思われている私は、姪の期待の大きさに焦っていました。そこへコンサートソムリエの朝岡聡さんと、今をときめく俳優の柿澤勇人さんのトークイベント付きの先行上映会が開催されると知り、ありがたいことにご招待をいただき、初めてオペラ作品を鑑賞しました。
上映された「椿姫」は、これまでオペラを全く観たことのない私でも非常に楽しく鑑賞できました。作品のベースとなっている小デュマ作の「椿姫」は長編ゆえに結末を知らなかったので、3時間20分のオペラ作品にテンポよくまとまっていて、鑑賞して良かったと心から感じられました。オペラ初見の私が何よりも強く感じたのは、「人の心を動かす要素は、時代や地域を超える」ということです。トークイベントで柿澤さんから、「2幕で登場するアルフレードの父・ジョルジョが、典型的な頑固オヤジ」と紹介があったのですが、なるほど、息子を愛するあまり、よりによって息子と愛する女性の関係を引き裂こうとするムチャクチャぶりだったり、ヴィオレッタの心根の優しさを知って、別れの真相を知らず逆上する息子を諫めたり。ありがた迷惑な...でも21世紀のこの国にもいそうな父親が描かれていて、オペラも歌舞伎も普遍的な人間らしさを描いているのは同じだなと理解しました。また、ジョルジョがヴィオレッタにアルフレードとの別れを頼むシーンは、泉鏡花「婦系図」の「湯島の白梅」そのもので、ヴィオレッタがお蔦と重なります。愛する人との意に添わぬ別れを強要されたら、フランスだろうが日本だろうが、同じように傷つき絶望するよね...と、ヴィオレッタを演じるネイディーン・シエラさんの美しい歌唱に酔いながら感じ入りました。
「METライブビューイング」は、幕間に出演者インタビューがあり、俳優が役をどう理解して演じているか知れて、鑑賞のポイントになりました。更に裏方さんが小道具を回収する光景もそのまま映っているので、まるで自分が緞帳の裏に立っているような錯覚があり、なかなか楽しめます。まだ1作目ですが、今後はWOWOWで他のMET作品も楽しみたいです。そして姪にも「椿姫」を見せてあげたいです。オペラという芸術を味わう機会をいただき、心から感謝しています!
- 工藤様ご姉妹
工藤様ご姉妹の感想
今回は参加させていただき、ありがとうございました。オペラに興味はあったのですが、ちょっと敷居が高い感じもして生で観たことはありませんでした。本場メトロポリタン歌劇場で上演された作品を、大画面と音響の良い映画館で観ることができるならまず体験してみるにはいいかもと思い応募しました。また、この作品と同じマイケル・メイヤー演出の「春のめざめ」を以前観たことがあり、スタイリッシュな空間から発せられる若者たちのエネルギーに圧倒されたことを今でも覚えています。中でも鮮烈な印象を受けた、主役のメルヒオール役を演じた柿澤勇人さんがどのような話をされるのかも興味がありました。
トークイベントでは柿澤さんと司会の朝岡聡さんとのお話も弾み、内容の濃い30分でした。マイケル・メイヤーの演出は「セットが絵画のよう。綺麗でお洒落」と話され、「椿姫」については、「初めのパーティシーンの色使いに見入ってしまう。春夏秋冬を意識した演出で、ストーリーや人間関係ともリンクして場面ごとに使う色の数なども変わっていく」というコメントでした。柿澤さんはオペラを学生の頃から観ていて、METで「魔笛」を観劇したことがあるとのこと。オペラ歌手の技術の素晴らしさや、「魔笛」を演出したジュリー・テイモアは日本をリスペクトしていて、日本の伝統文化を意識するような演出をするというお話も聞くことができました。
「椿姫」本編の上映では、キャストの歌声が感情豊かで迫力があり、特にヴィオレッタ役のネイディーン・シエラさんが素晴らしかったです。舞台のセットは想像していたものよりシンプルで転換がほとんどなく、照明と飾りつけの違いだけで場面ごとの印象ががらりと変わり移ろう季節が見事に表現されていました。衣装もカラフルで、柿澤さんのお話の通り本当に絵のように美しかったです。幕間にはキャストインタビューや舞台裏の映像もあって、次の幕への興味が増しました。上映時間3時間20分強は長いのでは?と思っていましたが、面白くてあっという間でした。役者と観客双方の目線から魅力を語られた柿澤さんの話から、すんなり本編に入って行けた今回のイベントはとても楽しめました。
「METライブビューイング」は音響が良く、登場人物たちの細かな表情まで見られますし、例えばニューヨークまでは行けなくても本場の最新ステージが観られるのが魅力的です。また、映像で体験したからこそ、オーケストラと歌声を直に聴いて感じてみたくなりましたので、今度は劇場へも足を運んでみたいと思います。
工藤様ご姉妹の感想
ミュージカルや歌舞伎などは良く観るのですが、オペラは生で観たことが無く、チケット代も高いので敬遠していました。今回、柿澤勇人さんのトークイベントがあることをきっかけに先行上映会に参加しましたが、まず、トークイベントでの柿澤さんのオペラに関する知識が豊富で驚きました。また、その内容も分かりやすくて、オペラへの興味をそそられました。
「椿姫」は、柿澤さんも仰っていたようにセットで四季が表現されていたのがとても素敵でした。同じセットなのに、照明や装飾で全く違う景色が見られることに感動しました。そして、スクリーンを通しても歌の迫力が伝わってきて圧倒されました。ライブビューイングならではのインタビューも興味深く拝見しました。開演直前や休憩時間にインタビューをして、俳優さんたちも気さくに答えていたのには驚きました。
新作の紹介もあって、また観てみたいと興味をそそられました。素敵なイベントに参加できて楽しかったです。
特派員の皆様、ありがとうございました!
特派員やプレゼント応募等、嬉しい情報が満載の“プラスW”を是非チェックしてみてください。
プラスWの最新情報はこちら